『感情を正しく教えること』保育士がおすすめする親子のつながりを深める言葉⑥
🧩自分の価値観はどこにあるのか?
突然ですが
あなたの価値観はどこからきていますか?
🌱手に職はつけた方がいい
🌱虫は気持ち悪い
🌱とりあえず大学まで出る
🌱あの人とは付き合わない方がいい
🌱人にはなにか裏がある
🌱クラシック音楽が好き
🌱掃除が苦手 or きれい好き
などなど…
あなたの根源にある固定された価値観は、
実はその8割が、あなたの育った
家庭環境からラーニングしています。
自分の家庭環境にあった自分になっていき、
そうした状況の元で社会に出ていきます。
🧩『感情のラベリング』
ラベリングとは、
ラベル(シール)を貼っていくように、
相手の行為に対して、
価値づけや定義づけ、
意味づけをすることを指します。
保育では、
肯定的な技術として使われる言葉でもあり
🌱例えば
子どもがゲームに負けて本気で泣いているときに
「それは”悔しかったね”、
あなたは”悔しくて泣いているんだね”」
という言葉掛けをします。
すると、
泣いている子どもは、
自分の今の感情を
「ぼくはいま”悔しい”気持ちなんだ」
と理解していき、別の機会から
ただ泣くだけではなく、
「僕はいま悔しくて泣いているんだ」
「悔しい気持ちだからまだやらない」
と、セルフコントロールが
できるようになっていきます。
自分のなかの得体のしれない、
底から湧き上がってきた感情に
名前が付けられるととても安心し、
その感情と付き合えるようになっていきます。
…ですが、
このラベリングのシールが、
正しい名前で貼られなかったら
どうなるでしょうか。
🧩間違ったラベリング
あなたが子どもだとして、
あなたは今泣いていたとします。
理由はあなた自身はわかっていません。
そのとき、あなたの親から
「そうやってすぐに泣くな、
泣かない方が偉いんだ」
と、言われたとします。
するとあなたは、
次回から「泣かなくて偉い」ことを学習して
涙がどこからくるかの根源は分からないまま
”泣かない=偉いこと”という
ラベルが貼られていきます。
あるいは、別の機会で
あなたに楽しいことがあって
「フフっ」と笑顔がこぼれたときに
親から
「それ、本当にイライラするからやめて」
と言われました。
あなたのなかに
”私が笑うと人をイライラさせてしまうんだ”
という価値がラーニングされていきます。
-泣かないのは偉いこと-
-笑ってはいけないこと-
と深く刻まれていきます。
そうした気持ちをもったまま
学校に出て、社会に出ていくと、
コミュニケーションに
大きな支障をきたし、
自己肯定感の低下につながっていきます。
🧩感情に正しい名前をつける
楽しいことを楽しいと思える
悲しいことを悲しいと思える
自分の気持ちに正しい意味がついている 。
これは当たり前のことではなく、
あなたが生きてきたなかで、
多くが家庭環境の価値観によって
つくられてきたものです。
8割が家庭環境でつくられる価値観。
残りの2割は
学校や社会で付き合う環境や
自己学習で価値づいていきます。
自己学習のなかで
自分が良いと思えるようになるには
貼られたラベルの上から
新しいラベルを自分で
貼りなおさなくてはいけません。
それはとても大変なことです。
感情には正しい名前を教えましょう。
自分の良いと思える価値
価値がないと思う判断はなにか
自分は子どもになんの価値を与えているのか
自分が子どもに与えたい価値はなにか
もう一度を考える機会になれば幸いです✨
最後までお読みいただき
ありがとうございました🍀✨
他の記事を読む
🧩【”親子の絆を深める”言葉】
☑️『”そしたら…”で始まるオリジナルの物語』
☑️『大好きな気持ちを言葉に出して伝えよう』
☑️『子どもへの究極の返事はオウム返し?』
☑️『 子どもの評価は”わたし言葉”で!』
☑️『解説!”良い褒め方”と”良くない褒め方”』
🧩そーやの全記事サイトマップは【こちら】から
『🌎そーやnoteの歩き方♪』
サポートありがとうございます✨ いただいたサポートは、 おもちゃコンサルタントとして必要な研究費、 今後の記事の資料購入費に充てさせていただきます。