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第5回 旅する米だけの酒:静岡県「桜エビのかき揚げ」

第5回『旅する米だけの酒』です!
今回は、静岡県の郷土料理「桜エビのかき揚げ」と「米だけの酒」のペアリングに挑戦します。

『旅する米だけの酒』企画説明はこちら↓
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ご無沙汰しております。沢の鶴 食旅部(たべたび部)です。
長らく投稿ができておりませんでしたが、食旅部再開します!
久しぶりの投稿は、今が旬の「桜エビ」を使った郷土料理に挑戦します。

この時期に獲れる桜エビはしっかりと成長しており、殻がやや硬く旨味が凝縮されているのが特長です。
その旨味が詰まった桜エビで、静岡県の郷土料理「桜エビのかき揚げ」を作ります。

米だけの酒との相性はいかに・・・

いざ調理!!

生の桜エビを求めて近所のスーパーを何軒か探し回りましたが、素干しの桜エビしかありませんでしたので素干しの桜エビを購入。そのかわり「釜揚げしらす」もかき揚げの材料にすることにしました!

「桜エビ」について

桜エビは、世界で駿河湾と台湾でしか水揚げされない貴重な海の幸です。
しかも、水揚げは春漁と秋漁の年に2回のみとなっています。
春に獲れる桜エビはしっかりと成長しており、殻がやや硬く旨味が凝縮されているのが特長です。一方、秋に獲れる桜エビは産まれて間もないため殻が柔らかい特長があります。

「米だけの酒」とのペアリング

普段、揚げ物を作らないのでうまく作れるか心配でしたが、何とかかき揚げを作ることができました!
「桜エビのかき揚げ」は、桜エビの芳しい香りと凝縮された旨味、玉ねぎの甘味と衣につけた塩味のバランスの良い味わいでした。
旨味がしっかりあるので、日本酒との相性がかなり良さそうです!

「米だけの酒」冷酒でペアリング

かき揚げをスッキリと味わいたいなら冷酒が良く合いました。
「米だけの酒」が持つ軽やかな口当たりと程よいアルコール感が油っぽさを洗い流し、ウォッシュ効果により食が良く進みます。
程よい塩味と旨味が合わさり、バランスのとれたペアリングです!

「米だけの酒」燗酒でペアリング

「桜エビのかき揚げ」には燗酒が特に合いました!
かき揚げの香り、旨味を引き立てたいなら燗酒がオススメです。
互いに温かい料理とお酒の温度が合わさることで、桜エビの芳しい香りと凝縮された旨味をより感じることができます。また、玉ねぎの甘味も感じやすくなります。

『旅する米だけの酒』企画、今回は静岡県の「桜エビのかき揚げ」とのペアリングに挑戦しました。
最近は、食事に合う色々な種類のお酒が発売され、甘くないスッキリとしたチューハイに料理を組み合わせる人も増えてきたように感じます。
私もウォッシュ効果を求めて、チューハイプレーンに揚げ物をよく組み合わせたりします(笑)
しかし、料理の旨味を引き出したり、相乗効果が生まれてくるのは日本酒ならではのペアリングだと改めて実感しました!
「かき揚げ×お燗した日本酒」で旨味の相乗効果を特に感じることができます。皆さんも是非お試しください!!


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