✅20代男性【投資で貯金失い無気力に】を選択理論でコーチング人生案内#116
「20代の無職男性。貯金を外国為替証拠金取引(FX取引)で失い、無気力状態です。」
次を参考に「相談者の答え」を引き出す質問を自由に考えてみてください。
【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】
相談者の「困りごと」
・貯金をリスキーな投資で失い、その喪失感のために、何もする気が起きない毎日を送っており、気持ちが切り換えられなくて困っている。
相談者の「願いごと」
・失ったお金が返ってきてほしい。
・気持ちを切り換えて、新たな生活を送っていけるようになりたい。
【コーチングモデルと選択理論の考え方】
【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう
・「貯金を失った」という「自分の喪失感」に、自分が振り回されて困っている。
以上を参考に、ここで、みなさんのコーチング質問を考えてみましょう。
【心に響く回答者(山田昌弘さん)の言葉】
私は次のような質問を考えました(ご参考まで)
・「貯金という大切なものを失ったという喪失感」は、「自分の友人であった大切なペットを亡くした喪失感」や「自分の大切な人を失った喪失感」などと同じように、なかなか消えるものではなく、心が癒やされて、切り換えられていく「喪の期間」が、人によって違うかもしれませんし、失ったものの違いによっても違うかもしれませんが、何ヶ月や何年もかかるかもしれません。
・しかし、やがて、「天国に行った大切な人やペット」が、喪失した人の心の中に、姿を変えて、「よかった思い出」と共に、その人に寄り添って、一生にわたって、励ましてくれ、勇気づけてくれる存在になっていくものだと思います。
・「喪失感が大きくて、今は気持ちを切り換えられない状態であること」は、それはそれとして、そのような状態でも、やはり、一番の対策は、とにかく「体を動かす」「何らかの具体的な行動をする」ことだと思います。短期の仕事をいろいろ経験されてきたということですので、そのような仕事をこなす力は十分にお持ちだと思います。喪失感は、それはそれとして、それを携えたまま、まずはとにかく、体を動かしましょう。体を具体的に動かせば、心にも変化が起きてくると思います。
・「失敗は成功のもと」ということわざがあります。このことわざは、後になって成功しないと、その意味がわかりにくいのですが、「人生の真実」をついた言葉です。あなたのこれまでの人生で、「あのときうまくいかなかったことが、かえって、後から考えたらよかったという思い出や経験」がいくつくらいあるでしょうか? 思い出せるだけ思い出してみてください。
・「天国に逝ったあなたのお金」は、長い人生で見たら、あなたが生きていく上で、すごく大切な教訓や学びを、ずっとあなたに寄り添って、必要なときに、繰り返し、繰り返し、あなたに教えてくれると思います。後から考えれば、「あれもこれも、20代のあのときに、あの失敗をしたおかげだ」と思えるときが、必ず来ますし、今うまくいっている人のほとんど全員が、大なり小なり、同じような経験をされていると思います。要は、経験から、どれだけのたくさん学ぶかだと思います。
・ところで、あなたの未来に目を向けたとき、例えば、十年後、あなたは、私生活や仕事、ライフスタイル、経済状況、友人関係、趣味、健康などの点で、どのようになっていたいのですか? 投資を始めたときにも、ばくぜんとそのような将来の夢を持たれていたかもしれませんが、今の状況を乗越えていくためにも、できるできないはともかくとして、まず、「未来に向って、自分はどうなりたい、何を得たい」ということを具体的に明確にしてみませんか。そして、その夢に向って、ほんの小さなことでかまわないので、うまくいくかいかないかも気にしないで、ともかく、行動してみませんか。
・ちょっと変わった質問ですが、もし、仮に、「あなたの夢が叶うこと」が確実であるとわかっているとしたら、あなたは手始めに、どんな小さな行動を始めますか? できるだけ多く挙げてみて、そのうちの、一番簡単な一つを実行してみませんか?
・もし、あなたの友人が、あなたに、全くあなたと同じ内容の相談をしてきたとしたら、あなたは、その友人に対して、どのようなアドバイスをしてあげますか?
今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。
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