酔いどれ雑記 213 しんじあい
あれを始めたのは多分、幼稚園の頃だったでしょうか。鏡に映る自分の顔を見て、自分の名前を心の中で唱えるーーその'儀式'を私は「しんじあい」と名付けていました。
何故「しんじあい」なのかは覚えていません。おそらく漢字で書くと「信じ合い」だと思います。そして何故そんなことをしていたのかも覚えていないのですが、小学校中学年くらいまでその「しんじあい」を時々していました。
親にも教師にも誰にも理解されない、肯定されない自分の心や存在。自分が在ることの不思議と恐怖......それを自