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ITの世界を語ります。ITの世界に飛び込みたい人へ

ITの世界は会社員の仕事です。

未経験からITの世界に飛び込んで3カ月ほど経過しましたが、ITの世界に飛び込む前と飛ぶ込んだ後のIT世界の現実を語ります。(インフラエンジニアとして、一般的な情シスの世界を語ります。自社開発企業やSierとは異なります。)

結論

  • ITの世界は稟議、予実、報告など会社員と同じ仕事をします。自分で頑張らないと出世も年収も上がりません。


企業におけるITの役割を解説

一般的な企業でのIT部門の役割はこうなっております。

・企業では既存のITシステムを使用しています。既存のシステムを管理する部門がIT部門となります。例えば、Zoomを使用している企業のIT部門の仕事は”Zoomの使用する許可の管理”、”Zoomの使用で発生した問題の問い合わせ”、”Zoomのライセンス更新の管理”など1つのZoomでも3つも仕事がでてきます。

この仕事を一般事務の仕事に当てはめると、”社用携帯の貸し出し管理”、”社用携帯の故障問い合わせ”、”社用携帯の契約更新”と携帯電話の管理だけで3つの仕事が生まれております。要はITの業務内容は一般的な仕事と変わりません。最近ではITの世界がもてはやされておりますが、会社員と同じです。


・企業で使用しているITシステムはたくさんあり、そのシステムが複雑に絡み合っています。複雑に絡み合ったシステムを運用するのが情シスです。例えば、会社で使用しているツールはTeamsですが、外部との連絡にZoomを使用する必要があるとしましょう。会社としてのウィルスソフトがZoomに対応していなかったとして、ウィルスソフトをZoomに対応させる必要があります。

その解決策や運用方法について検討する必要があります。その上で新しいウィルスソフトの導入に稟議やリスク回避の調査をする必要があります。実際にこんなことはないですが、既存のアプリに適応するPCの設定やウィルスソフトの選定などの仕事があります。営業職を例にすると、新規PBを立ち上げる際に工場の選定や出荷に関する運送会社の管理を行うようなものです。



ITの世界は稟議、予実、報告など会社員と同じ仕事をします。

ITの役割を理解した上でITの世界を解説します。

<営業と同じようなIT>

新規のシステムを導入するのに稟議書ないしは部門長の承認が必要です。それによって発生する費用を予算に組み込んで予実の管理をします。起きた問題についても報告する必要もあります。ITはフリーランスで1人で仕事をするようなイメージがありますが、未経験から始めたエンジニアは通常の会社員として仕事から始めることになります。運用や導入の経験がなければ、1人で仕事もできません。

営業を例にすると、個人事業主として、歩合制の商品販売をしたいと言っても営業方法や知識、簿記知識などがなければ、販売や青色申告すらもできません。独学で全てできる人もいますが、会社に入って経験を積むことで将来独立もできます。


<お客様のためのIT>

その他の会社員としての仕事として、顧客サービスがあります。家電メーカーを例にすると、故障したり不良品がでた際には営業マンが対応します。これはITでも当てはまります。ITのサービスマンが問題が起きたPCの修理、使い方についても対応します。お客様のためのITというのが根幹にあります。

そのため、ITエンジニアというとコミュニケーション能力が必要ない、みたいなイメージがありますが、そんな理想郷はありません。人とのコミュニーケーション能力が高くなければ、できる仕事ではありません。お客様との関係を信頼してお客様対応が必要です。



<自己研鑽が必要です>

営業職もそうですが、簿記知識、英会話などの営業で必須の自己研鑽はITにも当てはまります。インフラエンジニアとしてはAWS、LinuCなど様々な資格の勉強又はそれに関連した学習が必要になります。

ITの経験があれば、他に転職できるようなものではありません。ITの経験値を高めるために資格を取得して、更なる経験値を得るために次の現場に行くというのが図式になります。普通の会社員と同じで自己研鑽をして英語の資格があれば、会社としての評価は海外に行かせることができると評価されます。

会社員と変わらない生活、むしろ、それよりも頑張らないと年収も見込めません。


最後に

ITの世界は華やかではありません。会社員と同じ仕事、自己研鑽、コミュニケーションなどが必要になります。これからIT業界に行きたい人が覚えておいて欲しいことは

  • ITは会社員と同じ世界

  • 華やかではない

  • コミュニケーション能力と自己研鑽が必要

ITは未来があるから、テレワークができるから、などの理由で業界を変えることはおすすめしません。sattaku1538はITに関わりたくて、業界を変えました。かなりの覚悟がなければ、ITの世界は厳しいです。

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