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書店をコミュニティ化するという発想について

出版社を作り、さらには、NEWSポストセブンでその過程や想いを取り上げていただき、「本をつくる」だけでなく「本を届ける」ことにも、興味関心が向かっています。

私は編集者・ライターなので、新しい本づくりにはずっと関心がありましたし、公開インタビューをしたり、これまで取り上げなかったテーマを取り上げたりとチャレンジを続けてきました。
もっと自由に本をつくりたいという気持ちが強かったのです。それはいまも変わりません。(どんどん増しています!)

でも、いまは本をつくるだけでなく、届けるということについても、枠を超えていきたい。そんなことを思うようになっています。

先日、強く印象に残ったこちらのnoteをシェアしたら、コメントをいろいろいただきました。

そうしたら、「アメリカでは書店が復活する傾向にある」と教えてくださった方がいました。いろいろな施策を伝えてくださったのですが、その中で印象に残ったのが、下記でした。

・オーサービジットやサイン会だけでなく、講演会、ライブ、創作講座、子供向けの店内キャンプなど、本とは直接関係ないものも含めて、リアル書店でしかできないイベントを頻繁にしかけるようになった(コミュニティセンター化)

なるほど〜。書店のコミュニティ化…! おもろしろい!

現在は、オンラインサロンもそうでしょうし、私がいうまでもなく、様々なコミュニティが出来上がっています。コミュニティには、それぞれの「色」があり、リーダー(代表者)の考え方や目指す方向性などの「イデオロギー」がある。

ふと立ち止まって考えると、このイデオロギーって書籍にこそ、ものすごく詰まっているものなんですよね。
だから、本を軸にしたコミュニティはものすごく価値観を共にできる場になるのではないかな、と思ったのです。
書店さんがものすごくキャラを出して、その価値観に合うものを選書する。イベントも、そう。価値観剥き出しの、すごく切り口を絞ったイベントをしちゃう。

本を売る、本が集まる、書店という場だからこそ、コミュニティ化が向いているのではないかと思ったわけです。
B&Bや、かもめブックスや、いわた書店などなど、少しずつ、尖った書店が脚光を浴びている昨今だからこそ、きっとこれから「○○書店コミュニティ」はポコポコできていくに違いない…!と考えて、期待している今日この頃です。

いつもありがとうございます!スキもコメントもとても励みになります。応援してくださったみなさんに、私の体験や思考から生まれた文章で恩返しをさせてください。