Satoshi Kubodera

人の力とほんの少しの道具でできる超シンプル農業をモットーに農園を運営し、持続可能性の高…

Satoshi Kubodera

人の力とほんの少しの道具でできる超シンプル農業をモットーに農園を運営し、持続可能性の高い農生活の未来を夢見て、日々試行錯誤の農ライフを満喫中です♪ 座右の銘は「知足安分」です。 農園Web(久保寺農園) https://www.kuboderafarm.com

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低エネルギー、低依存物で成り立てる、ミニマム農業の社会性と経済性を探求したい。

今日は自分の営んでいる農園の目指しているもの、テーマについて簡単に書こうと思います。 まず、僕は畑や野菜のことがとても好きなので、多くの人にそれらの本質的な魅力をお伝えしたいと思っていることと、人が「美味しい!!」ということに幸福感を覚える場面に、素材提供という形でできるだけ多く関わりたいと思っています。 そういったことから、直販型の農産物の販売で消費者とダイレクトに関わりあいながら、軸の強いコミュニティを作ることを大切に考え、農園を運営しています。 また、農園のテーマ

    • 「役に立つ、役に立たない」なんてどちらでもよくて、「みんな善で、みんな悪」というような思考方法が大切な気がする。

      さて、今日は「役に立つ」について書こうと思います。 最近、連日のようにあちこちから新規の来客があり、新しい視点や文脈からの情報を受けとる機会が多く、日々、刺激的なコミュニケーションを楽しませてもらっています。 その中で、「人の役に立つことをしたい」というお話を聞かせていただく機会が何度かあって、「おお〜っ!!とても立派だな~」と尊敬の気持ちが一杯になった一方で、「人の役に立つという気持ちが動機の核になりすぎてしまうことによる弊害はないか??」というようなことが気になってし

      • 地球に優しいという言葉への違和感について。

        今日は環境ワードについてのことを書きます。 最近、一部の企業やブランドの間でサステナブルや地球に優しいというような言い回しを避けるという動きがでてきている、ということを紹介している記事を見ました。 以前、アメリカの『Allure』というメディアが「“地球に優しい” “環境に優しい” “エコフレンドリー” “生分解性” といった表現の使用を禁止にする」というようなことを発表していましたが、それと同じような文脈なのでしょうか。 Allureが何故その手の表現を禁止しているの

        • 非接触型の社会の中で、「人は人とあまり繋がりすぎない方がいいのかも?」と考えさせられている。

          今日は、現在の非接触型の社会について書こうと思います。 今は、「自粛、マスク、自粛、マスク」みたいな感じになっていることもあり、空気中のウイルス、人や場所の清潔感のようなものを普段気にしない僕のような人間でも、人との距離感や接触に対して少し神経質になってしまっている部分があったりします。 同じような感覚を覚えている方も多いのではないかと思いますが、このような心理は、今後、どのようになっていくのか?? と、最近よく考えます。 コロナを人々が受容できるようになった時、接触を

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        低エネルギー、低依存物で成り立てる、ミニマム農業の社会性と経済性を探求したい。

        • 「役に立つ、役に立たない」なんてどちらでもよくて、「みんな善で、みんな悪」というような思考方法が大切な気がする。

        • 地球に優しいという言葉への違和感について。

        • 非接触型の社会の中で、「人は人とあまり繋がりすぎない方がいいのかも?」と考えさせられている。

          農地に、モバイルハウス式、レンタルダーチャみたいな仕組みが作れたらいいのになー、と思う。

          小田原市から毎年送られてくる、「今年はこんな農地が借りられますよー、買えますよー」という情報が記載されたリストが今年も送られてきてたんですが、すっかり見るの忘れてました。 気づけば一ヶ月もほったらかしに…。 しかし、毎年思うのが、「あんまり更新されていないなー」ということと、「まだこの土地あるのかー」みたいなことです。 これが例えば、奈良時代の墾田永年私財法的な感じで、「新たに開墾した土地は私有財産にしてもよい」みたいになったとしても、現代では、荒地が次々に開墾されると

          農地に、モバイルハウス式、レンタルダーチャみたいな仕組みが作れたらいいのになー、と思う。

          不安感そのものはリスクではないが、人は不安感をリスクにつなげてしまう生き物。

          緊急事態宣言の全面解除は延長の方向に舵が切られそうですね。 個人的な考えを述べさせてもらうと、5/6になったら、スパッと、はいっ終わり!! にならないことなんてすでに多くの人が大前提で考えていたと思うので、まぁそんなことはもはやどちらだって構わないと思っています。 仮に全面解除という発表があったとしても、5/7からいきなり普通通りに戻ることも難しいって人も多いでしょうしね。 人間界は「ワクチンや特効薬ができない限り、この問題を落ち着かせることができない」という方向に舵を

          不安感そのものはリスクではないが、人は不安感をリスクにつなげてしまう生き物。

          「いろんな考え方があるからね…」で話を終わらせてしまうことに対しての違和感。

          人それぞれ違った考えや価値観があることで、今の世の中が出来上がっていることを考えると、「多種多様である」ということはとても素晴らしいことだと思います。 畑仕事に置き換えても、生物の多様性のあるなしで大きく栽培結果が変わってきますが、多様性というものは、人間社会の発展にも大きく貢献してきた要素の一つであることは疑いようのない事実だろうと思います。 今日の記事は、その多様性の中でも、「人の考え方について」 思うことを書こうと思います。 僕は、人と話をしている最中に気になるフ

          「いろんな考え方があるからね…」で話を終わらせてしまうことに対しての違和感。

          畑仕事の揺るがない価値

          一昨日は物凄い大雨でした。 我が家の畑もびしゃびしゃです…。 で、また今日も1日雨なので、今日も畑には入ることができそうにありません。 しかし、雨があるから植物はスクスク育つことができますし、その後の晴れ日のお日様に対し、一層のスペシャル感のようなものがでてくるような気がするので、雨には雨の良さが沢山あるものだ と思っております。 打たれたら打たれたで気持ちよかったりしますしね♪ (雨を感じるモードに心のスイッチを入れ替えないと不快感の方が勝ってしまいますが…(笑

          畑仕事の揺るがない価値

          最悪の想定という意味について考えてみました。

          自分の周りでは、いわゆる最悪の事態 のようなものを考えコロナと向き合った結果、 自粛を延長すべし論 を唱える人も多いですが、僕は前記事(下記添付)で書いたように、慎重に考えつつも、現在のような過剰な自粛は段階的に緩めて行く方がよいという考えを持っています。 今回のことが長期化することによるウイルス以外のリスク と 現在の感染者数や重傷者数の推移 を考えると、どうしてもそういう考えに至ります。 自分は最悪のケースを考えたい… みたいな人も結構多いですが、最悪のケースを考える

          最悪の想定という意味について考えてみました。

          1日の死者数って実は結構多い。

          コロナの重傷者や死者数の数字が日を追うごとに積み上がっていますが、最近思うのが、 そんなこと言ったって、実はかなり少なく推移していますよね?? ということ。 そんなことを考えていたら、そもそも日本って1日でどのくらいの人が亡くなっているのだろう?? と思い、調べてみました。 厚労省が発表している、「日本で1日に起こる出来事」を調べた、「日本の1日」のデータによると、1日に亡くなる人は3,280人という数字が出ています。(平成17年~平成22年) このデータを見て正直驚い

          1日の死者数って実は結構多い。

          飲食店のテイクアウトサービスは災い転じて福となすか??

          今回のコロナ騒動の影響から、飲食店でテイクアウトを始めたお店が自分の周りでもかなり増え始めました。 多くのものが、なんとか現状を切り抜けようとする動きから生まれたものだとは思いますが、その中で、利用する側からの感想を見聞きして、とても興味深く感じたことがあります。 それは、「普段ゆっくり行く時間がないから、テイクアウトできるんだったら買いに行こう」 とか、「普段は入るのに気持ちを整えていかないといけないけど、テイクアウトだと気軽に買えるからラッキー」のような声もあがってい

          飲食店のテイクアウトサービスは災い転じて福となすか??

          僕の思う、サスティナブルで快適な農業の未来像

          今年も草刈りのシーズンがやってきました。 うちは昨年、刈払い機で使った年間トータル燃料が8リッターでした。 (当園は、基本的にマシーンの稼働量が極小なので、専業農家比較だとかなり少ない方かもしれません) 毎年混合油を15リッターも使わないので、いつしか自分で混合油を作る方が諸々のコストが大きい気がしてしまって、今は混合済みのやつをまとめて購入するようにしています。 近年、植物の繊維質を原料にバイオエタノールを生産する技術開発や社会実装に向けた取り組みが活発になっている

          僕の思う、サスティナブルで快適な農業の未来像

          人の体温やエネルギーを肌で感じられる価値

          今回のコロナ騒動で、人と会わなくなったり、会う約束ができなくなってしまっていることが多くなっていますが、それを受けて改めて感じるのは、人の生のエネルギーを肌で感じる ことってやっぱりものすごい大切なことなんだなと。 環境コストやエネルギー消費量的にみれば、人が集まらないことや、移動しないことで多くのエネルギーが使われなくなっていい という見方をする人もいるだろうと思いますが、そのような、現代を生きる人の日常の幸せを極端に否定してしまうような考えは、一部の人はよかったとしても

          人の体温やエネルギーを肌で感じられる価値

          アフターコロナは、農、漁、猟の価値がもっと高くなるかも??

          コロナ騒動、色々と疲弊材料が多いですね。 でも、皆必死で頑張っていると思うので、早く光が見えてくることを願うばかりです。 ストレスや緊張で多くの人の心も不安定になっているのか、次から次へと出てくる政策や行政アクションに対し、めちゃくちゃ怒っている人の意見も沢山見かけますが、これって主に、「このままだと食べていけなくなるんじゃないか??、今までの生活ができなくなるんじゃないか??、自分たちが感染しちゃったらどうしよう」、みたいな不安感とか恐怖感みたいなものと、「より良い

          アフターコロナは、農、漁、猟の価値がもっと高くなるかも??

          noteはじめ

          はじめまして。 神奈川県、小田原市で農業を営んでいる久保寺と申します。 農園の日々のことをBlogやFBで綴らせてもらっていますが、農園の事業とは関係ないことを書いていることも多いので、私意や私感の整理の意味も兼ねて、noteも使っていくことにしました。 自然や環境に関すること、農に関することが記事内容の中心になるとは思いますが、自分の夢や未来への希望、日々の出来事やそれに対しての感情など、特別なルールは設定せずに、その時々で感じたことを記録する場所としてゆる~く使って