不安感そのものはリスクではないが、人は不安感をリスクにつなげてしまう生き物。


緊急事態宣言の全面解除は延長の方向に舵が切られそうですね。


個人的な考えを述べさせてもらうと、5/6になったら、スパッと、はいっ終わり!! にならないことなんてすでに多くの人が大前提で考えていたと思うので、まぁそんなことはもはやどちらだって構わないと思っています。

仮に全面解除という発表があったとしても、5/7からいきなり普通通りに戻ることも難しいって人も多いでしょうしね。


人間界は「ワクチンや特効薬ができない限り、この問題を落ち着かせることができない」という方向に舵を切った訳ですから、今後大切なのは、「まだまだ長引くことはもう目に見えている中で、どのように先の希望を見出しながら日々を過ごせるか??」ということを考えていくことなのではないかと思います。


不安感そのものはリスクではないとは思いますが、それが分かっていたとしても、人間は不安感から大きなリスクにつながることを生み出してしまうことがある生き物なのだろうと思いますし。


・世界は恐ろしいと思う前に、現実を見よう。
世界は、実際より恐ろしく見える。メディアや自身の関心フィルターのせいで、あなたのもとには恐ろしい情報ばかりがとどいているからだ。

・リスクは、「危険度」と「頻度」、言い換えると「質」と「量」の掛け算で決まる。リスク=危険度×頻度だ。ということはつまり、「恐ろしさ」はリスクとは関係ない。

ハンス・ロスリング著 FACT FULNESS  より引用


そのようなこともあり、現在、もっと希望を感じさせてくれるような情報 に飢えている人も多いのではないかと考えています。


今、政治やメディアが民に示していかなければならないことは、全面解除は難しいかも とか 感染、死者数のカウント累計 とかより、まだまだ長引くことを前提とした社会を作っていくための案や、「長引いたとしても、その分、しっかり支援をしていくから安心してね!!」って、検討している支援方法をしつこいくらいに提示していくことなのだろうと思います。

その一つ一つのアクションが間違えてたっていいんだと思います。未来なんて誰にもわからないし、人なんて間違えないほうがおかしい生き物なんですから。

アクション&議論しながらより良くするための方法を皆で考えていけばいいんだと僕は思います。



僕は、政治やメディアが、人々の不安感を取り除こうとする姿勢をもつだけで、民のモチベーションも大きく変わるのではないかと思っているので、こんな時だからこそ、そのような前向きな情報がもっと発信されていくとよいなと思っています。


もちろん、楽観視しすぎるのも問題だとは思いますが、不安感を煽るような報道が大多数というのもどうかと思いますしね。


不安を覚えている人たちにそんな玉をずっと投げ続けたら、もうどうにかなっちゃいますよ。多分。

と思っています。

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