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農地に、モバイルハウス式、レンタルダーチャみたいな仕組みが作れたらいいのになー、と思う。


小田原市から毎年送られてくる、「今年はこんな農地が借りられますよー、買えますよー」という情報が記載されたリストが今年も送られてきてたんですが、すっかり見るの忘れてました。

気づけば一ヶ月もほったらかしに…。

しかし、毎年思うのが、「あんまり更新されていないなー」ということと、「まだこの土地あるのかー」みたいなことです。



これが例えば、奈良時代の墾田永年私財法的な感じで、「新たに開墾した土地は私有財産にしてもよい」みたいになったとしても、現代では、荒地が次々に開墾されるということにはならないのでしょう。

といっても、人口の大半が農民だった時代と2%にも満たない農民人口の現代 は全く状況の異なるものですし、当時は、国の財が民へと移る画期的な法 という意味で考えても、土地と民の関係性も大きく違うと思いますので、そんなことを比べても仕方がないことなのかもしれませんが。


そんな中でも、人間は食べなくては生きることはできない という事実だけは今も昔も変わっていませんので、「今後も荒廃地は増える一方だろうな…」と感じさせるようなこのリストを見ていると、「食べ物を生み出せる場所(農地)のことをどう考え、今後、人間と農地の関わり合い方をどのようにしていけば、現代の人々の幸福を生み出すことにつながるのだろう??」 というようなことを考えてしまいます。

なんだか意味深なリストに見えて仕方がありません。


ちなみにこれ、農地の詳細を確認したい場合、まず農業委員会に行って、地図のコピーをとってもらってから、自分で現地に行って確認して、借りたいor買いたいなと思ったら地権者の連絡先を教えてもらって、自分で地権者に連絡して交渉する、という超面倒な手順を踏まなければならないんですけど、(僕の就農時はそうでしたが、今は変わってるのかな??)、正直、農業委員会が全然間に入ってくれないことに驚きましたし、手続きに時間がかかって仕方がないことが結構ストレスだったりしました。

今はデータ共有も前向きに考えてくれてたりするのかな??

そうだったらいいなー。

(4~5年前くらいになるかな??、市役所に行く時間が惜しいこともあり、「googleマップとかで場所教えてもらえたり、データ共有してくれませんか??」 みたいな相談をしたことがあるのですが「それはできない」って何度か断られた経験があるので(笑))


こういうのは、自治体によってとか、担当してくださる方の考え方によっても大きく違うのだろうとは思いますが、少なくとも僕は、小田原市が運営する、新規向けの農地の貸し借り市場を閉鎖的かつ無気力に感じていて、あまり相談に行く気がしていないというのが本音です。

新規であれば誰もが頼りたいであろう公の機関に対し、そういうイメージしか膨らませられないことに残念な気持ちになりもしますが、農地の問題って妙なしがらみも多いことから、役所もガンガン入っていきづらいだろうということもよく分かりますので、「何かうまい方法でもないものか??」とよく考えます。


ちょっと話の種類は変わりますが、僕は、明らかに使っていない荒れ農地などは、トレーラハウスとかテント暮らし版のモバイル住居式レンタルダーチャみたいなものが作れたらいいのになー と思っています。

家ごと移動しながら、自給自足ライフの拠点になるような土地を各地で手軽に借りることができたら、ミニマム愛好家も多い時代、嬉しい人も多いのではないかと思うからです。(田舎に限りですけど)


また、今更、耕作放棄地を農地としてのみ再生させるなんて考えは、どう考えても現実的ではないと思いますので、農的ライフ+αの土地有効利用を考えていくほうがまだ夢があるような気がしています。

(僕は農業好きですので、できる限り農業利用されるといいなと思いますが、時代的にそういう感じではないような気がしているので)

こういうのって、どうやったら作れるだろう?? と考えますが、現実的なアイデアがなかなか浮かんできません。


農地の問題って結構複雑ですし、根深い問題が山のようにありますので、そうそう簡単ではないことだけはよく分かっています。

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