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ソラの飼い主
2020年8月16日 18:05
■閉鎖病棟体験記序章まず初めに閉鎖病棟には中々入る機会がないものであり、入っている人は相応の理由がある人である。私が入った中で知り合った人は以下のような人達であった。・統合失調症により暴力をふるってしまった。・摂食障害の悪化・双極による躁状態の悪化・自閉症、認知症の悪化でどうにもならない・うつ病、適応障害・アルコール依存症・統合失調症による妄想の悪化・自殺企図だいたい
2020年8月17日 17:11
■隣人閉鎖病棟で初めての夜、やはり眠れなくて夜11時に起きてしまった。「看護師さぁん…看護師さん来てくださいよぉ〜ねぇ」「看護師さんどこぉ!!ねぇってば!!来いやオラァ!!」そのような声と同時に扉や配給口のアクリル板を叩く鈍い音が響いた。私はこの姿の見えない隣人にかなり苛ついていた。何故こんな仕打ちを受けないといけないのか…こんな隣人がいる場所に閉じ込められるのか…湧い
2020年8月18日 22:33
■持ち物について持ち物については基本的に私物は持ち込めない。服は病院から支給される囚人服のようなものを与えられる。生活必需品は売店にいくらか売ってあるのでそこで調達するようになる。・歯ブラシ・ティッシュ・タオル・下着・使い捨てマスク・石鹸この辺りを所持することは許されている。また、週に3回だけ売店に買い物を頼めるのでブラックサンダーを二つ頼んだを覚えている。■電話に
2020年8月16日 16:55
■就職できないことへの焦りリスパダールを飲み始めて二週間が経った頃、私は母親と1Kのアパートで生活していた。なんとか身体を起こし、入浴、食事といったことをし大学に赴いて就職、卒業制作に関することをしていたのだ。この頃服はボロボロのジャージを着ていた。何故かと言うと自分みたいな人間がおしゃれをしたら駄目だという観念に囚われていたせいだ。さらに、就職出来なければ死ぬしかないという焦り、