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「言葉にできるは武器になる。」外に向かう言葉だけではなく、内なる言葉に目を向ける。それが、言葉を鍛えるルール。

【今日の本】


『言葉にできるは武器になる』
梅田悟司 著 日本経済新聞社 2016年


【この本を手にとった経緯】


長い間、自分の気持ちや伝えたいことを文字で表現する際に、
何か決まった型で書くことに苦手意識を感じていました。


「テンプレート」を使えば使うほど、伝えられなくなるもどかしさ。
この本に出会い、霧が晴れました。”言葉にできないの”は、テクニック以前の『内面の問題』だと気づかせてくれた貴重な本です。


“外に向かう言葉だけでなく、内なる言葉に目を向ける。それが、言葉を鍛えるルール”もっと人を惹きつける文章を書きたい!ブログへの集客を増やすための文章を磨きたいという人のための「伝わる文章」の指南書。

”樹木にとって、最も大切なものは何かと問うたら、それは果実だと誰もが答えるだろう。しかし実際には「種」(タネ)なのだ” ーフリードリヒ・ニーチェ


❶[3セレクト]


①その気持ち、言葉にできる?


どんなに言葉を磨くスキルを学んだところで、自分の気持ちを生み出すことはできない。考え抜く、整理する、さらけ出す。この一連のプロセスを正しく経ることで、あなたの言葉は人を導く「旗」になる。


「伝わる言葉」を生み出すためには、自分の意見を育てるプロセスこそが重要であり、その役割をも言葉が担っているのである。人は、多くの場合、言葉は違えども、言葉で疑問を持ち、言葉で考え、言葉で納得できる答えを導き出そうとしている。「外に向かう言葉」を磨いていくためには、自分の考えを広げたり、奥行きを持たせるための「内なる言葉」の存在を意識することが絶対不可欠である。


②なぜ、伝わらないのか?(言葉で評価される時代)


言葉を、コミュニケーションをとるための道具と考えるならば、言葉を発する側と受け取る側がいることが前提となる。伝わったという状況は、話す側と聴く側や、書く側と読む側の共同作業によってもたらされるのだ。


伝わる精度を高めるために変えることができるのは、伝えようとする張本人である自分以外にいないことは明らかだろう。人間は、相手の言葉に宿る重さや軽さ、深さや浅さを通じて、その人の人間性そのものを無意識のうちに評価している。


思っていることを自在に話す術を得たとしても、話したり書いたりする中身が変わる訳ではないため、逆に「何だか嘘っぽい」「口先だけな気がする」という印象をもたれる可能性すらある。

相手の胸に響く言葉を生み出すために必要なのは、実際に書いたり、話したり、入力したりする「外に向かう言葉」そのものを磨くことではないのだ。スキルで言葉を磨くには限界がある。


③「内なる言葉を向き合う」


無意識に感じていた「内なる言葉」や、自分の思考や思考に意識が向くようになると、「こんな時に、こんな風に感じるのか」「自分はこういう人間だったのか」と発見することになる。


次に重要になるのが、思っていることや感じていることに幅と奥行きを与えること。そして、頭の中から出し、目に見える形にすることである。頭で考えていることを書いてみたり、口で出してみようとすると、言葉につまったり、思うように表現できないことが多い。具体的に考えているつもりだったのに、実際にはかなり抽象的だったということもある。


【言葉を生み出す過程】

STEP1:内なる言葉で意見を育てる(言葉から手をつけるのではなく、意見として内なる言葉を育てること先決)
STEP2:外に向かう言葉に変換する


自分の気持ちに関心を持ち、心の機微を捉えることから始めたい。
“ある出来事に対して、どういう感情が生まれるのか。

そして、どういった内なる言葉が生まれるのか”自分の本当の気持ちに丁寧に向き合うことこそが、外に向かう言葉に変化をもたらすだけでなく、今後の人生を変えていくことになる。

感情の根源へと踏み込んでいくことが、言葉に深みをもたらす。


【思考を深める「思考サイクル」】

①思考を漠然としたものでなく、内なる言葉と捉える。
②内なる言葉を、俯瞰した目線で観察する。
③そして、考えを進めることに集中し、内なる言葉の解像度をあげる。


真面目な人ほど、思考の迷子に陥りやすいので、注意が必要。


❷[エピソード] 言葉は言葉以上の力を持つ。


ディズニーランドで、スタッフのことをキャストと呼ぶ。
スタッフといえば、ただの従業員に過ぎないのだが、キャストとは出演者なので、ディズニーランドという大きな舞台で働く意義や誇りを感じることができるようになるだろう。その他、マクドナルドやタリーズコーヒーでは、従業員のことを、乗組員を意味するクルーと呼んでいる。ビジネスにおいて言えば、クライアントや協力会社のことを、同じプロジェクトを推進するパートナーと定義し直すことも、同様の効果を産むことに繋がる。


❸[今日からのアクション]


本書で紹介されている”言葉の解像度をあげる”という言葉が、伝えるトレーニングをする上のマインドセットとして、とても役立つ。いつでも文章を書く動機を確認。1つの文章、1つの情報発信に思いを込めて書く。


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【開催イベント】
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