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雑貨屋はもうすぐ閉店します。


おつかれさまです。
雑貨屋店長のさっちです。

突然ですが、
今の店舗を閉店することにしました。

少し長くなりそうなので、
ゆっくりとお読みいただけると有難いです。

4年間。
港のそばの店舗を開店してから
あっという間でした。

当時は2店舗同時に運営しており、
日によっては
表参道に出勤したり、
みなとみらいに出勤したり、
シフトを組むのが一苦労でした(笑)

表参道のお店を閉店してからは、
みなとみらいの1店舗のみの営業を続け、
今に至ります。


オープン日は
施設の1周年記念に合わせ、
華々しくスタートさせました。

周年イベントとして、
ファッションショーが施設内で開催され、
それはそれは賑やかな舞台でした。

メロディー洋子さん、
滝沢カレンさん、
森豪士さん、
本当に素敵なモデルさんばかりでした♡

イベントのお陰で、
その日はお客様も多く、
心と記憶に残るオープンになりました。



その後は地道に
日々の営業を続けておりました。

ただ、
どちらかというと
繁盛はしていなかったかなぁ。

来館者数が少ない施設だったので、
平日にご来店するお客様が
とても少なかったのです。

また、
セレクトショップの雑貨屋なので、
商品単価は低めでした。

バッグやジュエリー、サングラスなども
扱っておりますので、
商品単価は幅が広く数百円~数万円でした。
客単価は4500円くらいかな。

ゴールデンウィークや
クリスマス前の時期は
お客様も増えて忙しくなりましたが、
年間を通すとのんびりした感じでした。

もう少し来館者数が多くて、
もう少し売上額が上がっていたら、
そのまま続けてもよかったかなぁ。。。



それから
従業員問題もありました。

突然「今月で辞めます」という
アルバイトの子が何人かいました。

あ、「明日から辞めます」という
スタッフもいました。。。

理由は精神的な病気であるとのこと。

そのため、
「診断書を送って欲しい」と言ったのですが、
一向にに送ってこなかったので、
社長が給料の振込みを送らせていました。

すると、
労働基準監督署にクレームをつけられ、
社長が呼び出されました(笑)

最近は若い方がすぐに逃げ込んでくるそうで、
担当の方が同情してくださったほどでした。
雇用している方あるあるなのかもです。

結局お給料は払い、
こちらは負担が増えるだけという結果に。
日本は雇用されている方に優しい国ですね♡

ただ、
突然辞めしまうスタッフばかりでは
ございませんでした。
同じように精神的な病の中でも
適応障害になってしまい、
退職したスタッフもおりました。

そのときは
お母さまともお話をさせていただき、
まずは体調の回復を目指して
いただくことになりました。
もし元気に復活したら
戻ってこれるようにしましたが、
残念ながらその後
戻ってくることはありませんでした。

もし今働いている環境に不満がある方は
どうか早めに上司や社長に
ご相談をしてくださいませ。

基本的に早めの相談であれば、
さらに良識のある会社であれば、
あなたに対して都合のいい方に
動いてくださると思います。

ブラック企業の場合は
労働基準監督署に是非ご相談を。
国の方から企業へ連絡がいきますので、
第三者を通して雇用形態の改善を望めるかと。

自分次第で、
いい辞め方もできますし、
嫌われる辞め方もできます。

店長としては素直に話してくださり、
健康第一で円満退社を望んでおりますよ♡



従業員問題の原因としては
イメージとの相違だったのかなと
思っております。

アルバイト雇用ではありますが、
はじめは夢を膨らまされて入っても、
実際は地味な作業や面倒くさいことが多く、
思っていたことと違うと思い、
ササッと辞めてしまったのかなと。

だいたい2か月~5か月以内に
辞めてしまう子は辞めてしまいます。

逆に続いてくれる子は2,3年は続き、
お店としてなくてはならない存在に
なってくれています。

そんなことを言っても
スタッフが辞めてしまって困るのは
残された私たちでした。

従業員が少なくても商業施設なので、
お店を休むことはできませんでした。

残されたスタッフ1人と
社長と私で何とか乗り切りました(^o^)v
フルタイムでの出勤は当然ですが、
1日1人のときもありました。

コロナ前は
11時~20時の営業でしたので、
9時間立ちっぱなし。
ちょっと疲れましたが
それも仕方のないことでした。

そのとき頑張ってくれたスタッフには
本当に感謝しかございません。

何とか3人でお店を回しながら、
スタッフの募集をしておりました。

ただ、
販売員の募集は人気がないようで、
なかなか応募してくださる
いい人材はいませんでした。

面接は何度もしました。
でもなかなか続きそうな人はいませんでした。

スタッフがいないからと言って、
誰を雇ってもいいわけではなく、
長期的に頼れる存在になってもらわないと
いけないので、そうそう簡単には
雇えなかったのです。

さらに雇っても
直ぐに仕事を任せられるわけではないので、
3か月くらいは教育期間がいります。

その間は
10分で終わる仕事が
30分かかります。

教えて、
メモってもらい、
練習して、
復習して、
実践して、
任せてみて、
失敗して、
再チャレンジして、
少しずつ身につく。

その繰り返しを
いろんな業務ごとにします。

こちらは忍耐の訓練ですね(笑)

でもその分、
頼れるスタッフになってくれたときには
べったり甘えさせていただいております♡


そして、最近の話に戻り、
何とか年末にひとり入ってくれたのが、
以前お話した新人ちゃんです。

今ではだいぶ業務ができるようになりました!



従業員問題はいろいろありましたが、
閉店を考え始めたのには
コロナの影響による自粛要請も
きっかけになりました。

オンラインでの発信の重要性がより上がり、
対面での機会が減ってしまうこと。
それは今のままではいけないという
アラームのようでした。

大手の小売店が閉店するニュースを見る度、
危機感は募っていきました。

観光客の集まる商業施設に居続けることが
本当に必要なことなのか。

不特定多数のお客様が来る場所に
スタッフをいさせてもいいのか。

港のそばにあるお店は大好きです。
環境はとても素晴らしく、
疲れていても海を見ていると癒されていました。

でも、
「ここにいる意味はなにか」
「何のために働くのか」と
考えるようになったのです。



「人とモノと人をつなげて豊かな心を増やす」

そして、

「ひとりでも多くの笑顔に出会いたい」

これが私のやりたいことです。


高い家賃や共益費を払うことに意味はないかも。
商業施設のルールに従って、
店舗を開けるために拘束されることは嫌かも。
従業員問題で悩みたくない。
もう少し自由に時間を使いたい。

サラリーマンじゃないなら、
毎月のお給料がもらえないなら、
自分のやりたいことをやるべきだよね。

と、初心を思い出したのです。


なので、
今のお店は閉店します。
2月23日でおわりです。


でも、
さっちはこれで終わりではございません♡
閉店はいたしますが、
辞めるわけではございません。

原点回帰。


実は
もうすでに始動しております。
聞きたい?ですよね(笑)

もちろん、これから少しずつ
お話させていただきます。

小さなお店が終わって、
小さなお店が出来上がるまで。

そして、
さっちの夢の仲間として、
どうかいつまでも
優しいお心で見守って頂けると
幸いでございます。

さらに、
新しいお店が出来るときには
店名も公表させて頂きたいなぁと
思っております。

コロナが落ち着いたら、
来てくれますか?!
来てくれますよね、きっと♡
(願望ですw)


長々と最後までお読みくださり、
本当にありがとうございます。

スキ・コメント・フォローをいただけると
元気に閉店&開店準備を進められます☆彡

明日も素敵な1日になりますように♪



【はじめましてのあなたへ♡】
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