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空を見上げたらいつも会える人がいる♡


おつかれさまです。
雑貨屋店長のさっちです。

今朝、
ふと空を見上げて、
おじいちゃんとのことを
思い出しました。

私のおじいちゃんはひとりしか
いませんでした。

父方のおじいちゃんは
私が生まれる前に他界しておりました。

なので、
私の『おじいちゃん』との記憶は
『じいじ』との記憶だけです。

じいじは母曰く、
銀行に勤めていて、
退職前はどこかの支店長を
やっていたそうで、
頑固な堅物オヤジだったそうです。

小学生の頃の私には
水泳が上手かったことや
頭がよかったことや
戦争で誰にも負けなかったことなど、
とにかく自慢話が多かったです。

でも、
そんなじいじの好物は
ペヤングでした♡

じいじの家に行き、
キッチンの食器棚の下から
ペヤングを出すのが
私の楽しみでもあったのです。

なにせ、
我が家はインスタ麺が
禁止の家だったので。

当時、
インスタ麺=毒
と、私の母が信じていたかどうかは
分かりませんが(笑)


おばあちゃんは精神的に弱く、
母が子供の頃からうつ病だったそうです。

私が中学生の頃、
体の病気で入院生活になり、
最後はうつ病も合併していたようです。

中学生2年生の中間テストの日、
おばあちゃんは息を引き取りました。
私の誕生日の1ヶ月後だったので、
命日は今でも覚えております。

その後
女子高生を満喫していた私は
おばあちゃんのお墓参りくらいしか、
じいじには会っていませんでした。

それが、
大学生になってからはちょくちょく
会うようになったのです。

一人暮らしをしていたアパートから
1時間以内で行けるようになったので。

何ヶ月かに1回、
じいじの家に遊びに行き、
ご飯を食べながら話をしていました。

じいじはボロボロでのママチャリで
スーパーまでひとりで行き、
シラスやお刺身を買ってきていました。

シラスに大根おろしをかけて
お醤油で食べるのがじいじスタイル。

お酒が好きだったので
コップ一杯の日本酒をいつも
美味しそうに飲んでいました。

相変わらず口は達者で
孫の私にお世話をさせることは
ありませんでした。

そして帰りがけには
いつも2万円ものお小遣いをくれるから、
貧乏学生だった私は喜んで
じいじに会いに行っていました。


そんな感じで1年くらいたった頃、
じいじが突然怒ったのです。

「ジジイって呼ぶな!」

今思えば、ボケが始まっていたのか、
耳が遠くなっていたのか。
『じいじ』が『じじい』に
聞こえちゃったんだと、
それだけだったんだと思います。

でも
それ以来足が遠のいてしまったのです。


それから数年後、
私はヨーロッパで一人旅を
していました。

キャバクラで資金を貯め、
バックパックを背負い、
夏休みを使って旅をしました。

そして、
バルセロナに滞在していたときに
母から連絡がありました。

「じいじが死んじゃったよ。
お葬式はもう終わったから
すぐに帰ってこなくていいよ」

亡くなってすぐに連絡が来なかったのは
母が気を利かせたから。
海外旅行を楽しみにしていた私を
1番知っていたから。
じいじのことで旅程を早めて
帰って来るのを留めるためでした。

それから、
連絡したのに飛行機が取れないなどの
理由でどうしても帰れなかったときに
私の記憶に汚点を残させないためでした。

死に目に会えなかった

そう心に残らないための母の愛情だったと
今なら分かるのです。


バルセロナにある大聖堂で
私はじいじとずっと話をしていました。

そのほとんどは「ありがとう」。

キリスト教ではないけど、
教会の中は凛と澄んだ空気があり、
真っ白な思いでじいじに
ありがとうを言うことができました。


あれから20年ほど経ちます。

頑固なところ
負けず嫌いなところ
カッコつけるところ
お酒が好きなところ

傍から見たらいい性格ではありませんが、
じいじの遺伝子を受け継いでいることは
誇りに思っています。







じいじのこと書いたら、
やっぱり涙がこぼれちゃう。
大好きだったから。

会えないけど、
いつも空を見上げれば
話せるような気がする。

それは
お葬式に出なかったから?

違うよね。
心の中でずっと生きているからだよね。

じいじへ
私頑張るから。
子育ても新しいお店も全部頑張るから。
ずっとお空から見守っていてね。







今日も最後までお読みくださり、
ありがとうございます。
自己満な文章ですいませんでした(^^;)

なんとなく書き出して、
泣いて終わるなんて(笑)

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どうか素敵な休日をお過ごしくださいませ♡





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