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普遍的なシルバージュエリー『Nine Nine』の魅力【FREEPARK】

冬の足音が聞こえてきそうな日
ふと空を見上げると
凛とした美しい光が降り注ぐ

そんな気持ちにさせてくれるが
シルバージュエリーブランドの
『Nine Nine(ナインナイン)』

11月1日(火)~15日(火)の期間
ポップアップを開催いたします。

2021年8月に誕生した『Nine Nine』は
若々しく新鮮なだけでなく、
モノを長く愛することを大切にしている
深い魅力が詰まったジュエリーブランドです。

FREEPARKでポップアップをするにあたり、
よりたくさんの方へ『Nine Nine』の良さを
知っていただきたく、デザイナーの
一椿カンナさんにお話しを伺いました。


さっそくなのですが、
『Nine Nine』のブランド名の由来を
お教えくださいませ。

9という数字には、不思議な性質があるのはご存じでしょうか。
どんな数字でも「9」をかければ、最後は「9」に戻ってくるという不思議な性質があるのですが、Nine Nineの由来はそこから来ています。

Nine Nineという名前には、この先ブランドを続けていく中で「沢山の事を何度繰り返しても、9という数字のように必ず初心に戻ってきて考えることを忘れない」という自戒を込めています。

不思議な性質にご興味がある方は、計算機を出して一緒にやってみていただくと分かりやすいのですが・・・。

ご興味を持って下さった方は、「9」の性質についてお試し頂けたら幸いです。

「9」の性質について
まず何桁でもいいので、お好きな数字を思い浮かべてみてください。
ここでは仮に「2376」とします。
では、「2376」に「9」をかけてみます。
2376×9=21384
次に、この数字を各桁に分解します。
2  1  3  8  4
そして、この分解した数字を足し算します。
2+1+3+8+4=18
そして、また各桁を分解し、その数字を足し算します。
1+8=9
そうすると最後は「9」に戻ってきました。
これは、初めの数字が”23”でも”237”でも”237666”でも、どんな数字でも、何桁でも、初めの数字に「9」をかけて、各桁を分解し、最後の一桁になるまで足していくと、最後は9に戻ってくるという「9」だけが持つ性質なんです。
Nine Nineはこの性質にちなんで名付けました。

「9」にこんな性質があるとは
全く知りませんでした。

そして、数学的な「9」の性質と
「初心忘るべからず」ということわざを
つなぎ合わせたところに
一椿さんの個性が表れているように思います。

理系も文系もどちらにも長い歴史があり、
それらは受け継がれてきたもの。
『Nine Nine』のロゴは洗練された
カッコいいイメージがありますが、
その陰にある奥深さを知りたくなりました。

シルバージュエリーのブランドを
立ち上げようと思ったきっかけは
どんなことだったのでしょうか?

私は普段から洋服・ジュエリー・雑貨など身の回りものもは、クールでシンプルなものが好きなのですが、レディース向け商品の多くは女性っぽさとか華やかさとか、そういったものが前に出ている商品が多くて、私にとっては使いづらかったというのが始まりです。
色は好きなのに、着た時に身体のラインを拾いすぎてしまう・・・とか。
もっとストンっと生地が落ちてほしいのに何かぼわっと膨らんでる・・・とか。
特に、ジュエリーは欲しいと思うクールなデザインがほとんどメンズもので、大きすぎて使えずに困っていたので、自分で作ってみようと思いました。

シルバージュエリーのデザインも
オフィシャルサイトも
すごくスタイリッシュでカッコいいです。
ブラックを基調にしている感じや
クールなものが好きなのが伝わてきます。

一椿さんの好みがすごく表現されている
ブランドなのがよくわかりました。

もしかして、ずっとジュエリー畑で
お仕事をされていたのでしょうか?

いえいえ。元々は全く関係のない、内装職人をしていました。笑
壁紙クロスを貼ったり床を貼ったり黙々と作業をするのですが、ジュエリー製作に共通するところをあげるとすれば、手先の繊細さが命という点でしょうか。
手先の感覚に集中して細かな作業をすることは、Nine Nineを始める前から私にとっては日常の一部でした。
シルバージュエリーに興味が出てからは、彫金スクールに通ってジュエリー製作を学びました。

「手先の器用さ」と「手先への集中力」は
急にできることではないと思いますので、
きっと内装職人時代の頑張りが今につながって
いるんでしょうね。

『Nine Nine』はシンプルなデザインや
気持ちのいい歪みが魅力的なジュエリーだと
思うのですが、影響を受けたブランドや
作家さんはいらっしゃいましたか?

気持ちのいい、と感じていただけるのはとても嬉しいですね。ありがとうございます。
特定のブランドさんというよりかは、子どもの頃、私の母が着けていたジュエリーに影響されました。母はジュエリーが大好きで長年集めたゴールドやシルバー、あらゆる石付きのジュエリーなど毎日色んなものを着けていて、ジュエリーが母を輝かせる姿が好きでした。
それから子どもの頃、友達のお母さんが結婚指輪をドアに挟んでぐにゃんと曲げてしまった事があったのですが、それを見た私は綺麗な丸の指輪よりも、曲がった指輪の方がかっこよく感じて、指輪は必ずしも丸である必要はないんだと思うきっかけになりました。
今思うと結婚指輪がぐにゃんと曲がってしまうって結構きついと思うのですが。笑

お母様がとても華やかだったのですね。
子供の頃の一椿さんが
目をキラキラさせているのを
何となく想像できます。

我が家の娘は2年生なのですが、
私が黒い服ばかり着ていると
「もっと花柄とか着たら?」
と諭してきますw

結婚指輪がぐにゃん、、、
それは本人相当ショックだったと
私も思いますw

でも、子供の頃の一椿さんは
すごく自由な発想を持っていたんですね!
曲がった指輪がかっこよく思えるなんて、
個性が花咲くきっかけにもなっていそうですね。

大人になった一椿さんは
ジュエリーデザイナーになりましたが、
製作は全てお一人でやっているのでしょうか?
作る中でどんなところが特に大変ですか?

鋳造工程は工場にお願いしていたりもするのですが、デザインから原型製作・仕上げ加工までをやっています。
思い通りのデザインでジュエリーをあげることが未だに大変です。
ロウ材を使ってジュエリーの原型を作るのですが、原型からシルバーへ鋳造する時にシルバーが収縮するので、ぴったり原型通りという訳にはいかなくて。
ロウ材の分厚さによって、シルバーにした時の収縮率も変わるので、苦戦することが多いです。

言葉で聞くよりも
きっとずっと大変なんだと思います。
手で触ってカタチを作るのと違い、
素材の性質や温度や時間など
計算しなくてはいけないことが多く、
かと言ってピッタリ計っても
微妙な調整は身体の覚えている
些細なところなんだと思うんです。

でもきっと
その大変さも含めて
ジュエリーを作ることが好きなんですね!

作っていて楽しいところや魅力など
一椿さんがジュエリーを好きな理由を
お教えくださいませ。

自分がこだわって作ったデザインや、こう感じて貰いたいなど、ジュエリーを手に取ってくれたお客様に自然と伝わったときはとても嬉しいです。
私は口下手なので、目に見えないこだわりも思いも全てジュエリーに詰め込んだので、「後は頼んだ」とお客様に託して、それがお客様に伝わる瞬間が嬉しくて鳥肌が立ちます。

その感覚は
想いを込めて作った人にしか分からない
特別上等なデザートのようなものですね。

丹精込めて仕上げたシルバージュエリーには
一椿さんやNineNineの皆さんの想いが
たっぷり込められているのが分かります。

作品やブランドのビジュアルを拝見していると、
クールでスタイリッシュなイメージと
手作りであることによる1点モノの価値、
またスターリングシルバーへのこだわりが
感じられました。

アクセサリーをデザインし、製作し、販売し、
お客様のお手元に届くということを通して
伝えていきたいことがありましたら、
お教えくださいませ。

私はジュエリーを製作する時、”大切な人への贈り物”という感覚で1点ずつ仕上げていくのですが、モノが溢れる今の時代にはそういった作り手の思いはなかなか届きにくいように感じます。
でも、モノがモノ以上の価値を持って生活を豊かにしてくれる瞬間は、元来人の思いから始まっているし、これからもそこは変わらないと信じています。

私たちのジュエリーを手に取ってくれたお客様には、「Nine Nineのあの人が自分の為に作ったものだから大切にしよう」とか、「ちょっと黒ずんできたけど、せっかく手間暇かけて作られたものなんだから、まだまだ綺麗に使えるようにお手入れしようかな」とか、モノが人の思いという少しの温かさと共に、生活に寄り添っていけたらいいなと思っています。

スターリングシルバーは、傷付いても黒ずんでも磨き直せば、永久に何度でも輝くことできる素材ですから、私たちNine Nineが思い描く人とモノの関係を作っていくにはぴったりなんです。

ジュエリーを綺麗に保とうとする心や大切に使っていくその心や姿勢が人の美しさであり、モノがモノ以上の価値をもたらしている瞬間だと思うので、これからも大切に愛していきたくなるようなジュエリーを作りたいと思っています。

なんだか感動してしまいました。
「モノがモノ以上の価値を持つ」
ということをFREEPARKも大切にしているので、
とても共感しました。

誰かの想いが詰まったモノは
「ただのモノ」ではなく、
「価値のあるモノ」であり、
だからこそ人はそれを大切にする。
そして、そのモノを作ったのも
やはり人である。

そのことを一人でも多くのお客様に伝え
モノを販売することで想いが伝染して
いったらいいなと思っています。

『NineNine』の
シルバージュエリーを大切にし、
『NineNine』を
作った人を大切にし、
『NineNine』を
身に着ける人を大切にし、
それらをつなげる役割としての
FREEPARKでありたいと思います。

数多くあるシルバージュエリーブランドの中で、
『NineNine』の「ここだけはゆずれない」
「ここは優れている」「こんなこだわりがある」など
他のブランドと違いはどんなところでしょうか?

私たちの中で、Nine Nineはオールジェンダーブランドと位置付けて活動しているので、お客様には出来るだけ自由にジュエリーを楽しんで頂きたいと思っています。
ですので、サイズ展開は幅広く持てるようにこだわっています。
デザインも性別問わず楽しんで頂けるものなので、かつての自分のように、欲しいのにサイズが・・・という思いをする機会が少しでも減ったらいいなと思います。

その想いを届ける
お手伝いをさせてくださいませ m(_ _)m

では最後にお客様へのメッセージをお願いします。

あなた様にぴったりのジュエリーが見つかりますように。
ぜひ、お手に取ってスターリングシルバー独特の輝きや質感をお楽しみください。


インタビューを終え思うことは
『Nine Nine』という
シルバージュエリーブランドについて、
そして一椿さんの想いについて、
より深く知るきっかけになれば
とても嬉しいです。

ポップアップの期間は下記になります。
11月1日(火)~15日(火)

普段は受注生産のため、
『Nine Nine』のジュエリーの実物を見て
購入することがなかなかできません。
是非この機会に『Nine Nine』を
ご覧いただけたら幸いです。







いつも最後までお読みいただき、
本当にありがとうございます。

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いただけると光栄でございます。

いつまでも幸せな日が続きますように。



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