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読書感想文

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読書感想文。一千字以内で小説を語ります。
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ロードマギアの弟子 感想

全国一千万のflipflops、またダーウィンズゲームファンには今更いうことではないが、待望の新作である。サンデーうぇぶりでも読めます。

前作ダーウィンズゲームはスマホアプリでデスゲームに招待されてしまった男女の群像劇と言ったよくあるセットアップで、特に主人公の資質や問題解決力が魅力であり、序盤から伏線が巧妙で最後の展開まで予想がつかない漫画であった。
ダーウィンズゲームの最終盤へ向かっていくま

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ハイキュー 映画 感想

神映画でした。
以下ネタバレを含みます。
纏まってないのでキャラクターごとに箇条書きにして進めていきます。

赤葦さんの「ごめんね」

とっても優しい言い方。谷地仁花の「痛気持ちいい」の台詞は結構好きなセリフなので身構えてましたが、思わぬところでやられました。普段木兎さんの挙措に対応しながら言いたいこと言ってるイメージだったので、年下にそういう気の使い方するんだ、という意外さも多いにあります。

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漫画読みとしての自己紹介

筆者がどういうスタンスで私が漫画を読んでいるかを一言で表すとするなら、網羅である。最新の話題作にも過去の名作にも必ず触れておきたい。
現代では出版社の公式アプリで新連載、名作ともに大量に読むことができるので網羅派には追い風だ。ビバ網羅である。これはそのような筆者の漫画の読み方、姿勢に関する短文である。

しかし網羅といっても現実的に全ての漫画を完結まで追えるわけではない。まずどうやって漫画を選ぶか

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逃げ上手の若君を語る 

逃げ上手の若君を語る 

逃げ上手の若君という漫画の魅力を短く紹介します。本作は今度アニメ化が決定している上、WJで大人気連載中です。漫画好きの皆々様には少々冗漫な文章でしょうが、ご容赦を。

・粗筋

WJの紹介文は以下

その後の展開を踏まえて言葉を補うと、主人公は少年である北条時行であり鎌倉幕府再興を目指して仲間を集めています。様々な計略を巡らして朝廷方、足利氏と戦っていくのが主軸の物語です。主要人物についても付言す

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大人になって改めて「ごんぎつね」を読む

自己紹介に変えて一つ文章を書く。
 自分が書いた文章を読み返すとき頭の中で想像している映像と文章から読み取れる情報がずれるということは筆者のようなものには往々にしてある。ここでは言わずと知れた有名な物語である新美南吉氏の「ごんぎつね」から文章が巧みであるところを抽出して今流行りの「言語化」してみよう。
 そう長くはしない、というかかなり短くすませる。以下に青空文庫版のリンクを貼っておく。

 これ

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