見出し画像

ポケモンのマーケティングの合言葉は「おかえりなさい」なのか?(前編)

2021年2月27日、ポケモンが第一作「赤・緑」を発売してから25年が経ちました。みなさんも一度はポケモンのゲームに触れたことがあるのではないでしょうか?
(ちなみに私が一番最初にプレイしたのは「ポケットモンスターエメラルド」でした)

今回はそんな大きな節目を迎えたポケモンの「おかえりなさいマーケティング」についてざっくり考察・解説していこうと思います!


ポケモンのゲームタイトルってどれくらいあるの?

ポケモンオフィシャルサイトで紹介されている「ポケットモンスターシリーズ」は、筆者が数えてみたところ21タイトルありました。(※ポケモンダッシュやポケモンレンジャーなどのスピンオフは除いています)

画像1

時代の移り変わりとともにゲームを遊ぶ筐体もゲームボーイ、ゲームボーイアドバンス、DS、3DS  、Switchと進化してきました。筆者は一通りプレイしましたが、驚くのは現在使っているスマホの画面より遥かにDSの画面が小さいことですね…。
昔はその小さい外面から無限にポケモンの世界に入り込めたのだと思うと、大人になったんだなあと感じます…笑


ポケモンタイトルの特徴

さて、ここでポイントになるのが「ポケモンのゲームにはリメイク版が多く登場する」という特徴です。

今までのリメイク作品まとめ
1,ファイアレッド・リーフグリーン(赤緑から8年)
2,ハートゴールド・ソウルシルバー(金銀から10年)
3,オメガルビー・アルファサファイア(ルビー・サファイアから12年)
4,Let's Go ピカチュウ・イーブイ(赤緑から22年)
5,ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール(ダイヤモンド・パールから15年)

こういった作品は基本的にはストーリーは同じで、ゲームシステムや出てくるポケモンが増えたり…といった変化があります。

しかもゲームを遊ぶハードウェアが進化しているため、昔よりも高画質でよりポケモンとの触れ合いがリアルに感じられます。

画像2

※最新作「ソード・シールド」ではポケモンと一緒にキャンプができる

また、ほとんどが原作から10年超でのリメイクのため遊ぶ顧客の年代やライフステージに大きな変化があることは間違いありません。(筆者の場合は小学生の時にやっていたダイヤモンドのリメイクは社会人になってから!)

赤緑の頃に小学生だった顧客はもうすでに親世代になっていて自分の子どもと一緒にポケモンをプレイすることも十分にありえるでしょう。


リメイクで大きく話題になった「ダイパリメイク」

発売から15年が経ったダイヤモンド・パールのリメイクも一番待ち望んでいたのは20代のユーザーだったようです。

発言ユーザーの年齢層を見ると、20代が63.9%と多数を占め、10代が33%で続いた。一方で、30代は3.1%、40代以降は0%と極端に少ない結果に。今回のリメイク発表にあたっては、小さい頃に「ダイパ」をプレイしていた人たちを指す「ダイパ世代」「ダイパキッズ」という言葉もよく聞かれた。ダイパが発売された15年前は、今の20代が5歳〜14歳の時期。ちょうど小学生、中学生の頃に「ダイパ」をプレイしていたことがうかがえる。

出典:ポケモン「ダイパリメイク」発表、一番喜んだ世代は? ツイッター分析で見えてきたもの(https://www.j-cast.com/2021/02/28406022.html?p=all)

画像3

2021年冬発売予定の「ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール」の画面。昨今のポケモンと比べると主人公がだいぶ可愛いサイズになっている。

時を置いたリメイク作品の発表は顧客の「ノスタルジー」や「懐かしさ」といった感情に強く訴求する目的があると考えられます。

つまり、リメイク作品によってポケモンはユーザーが帰ってくる「きっかけ」を見事に作り出していると言えるでしょう。


さて、今回はここまでにして来週か再来週に後編を書きたいなと思っています。ちなみに私はブリリアントダイヤモンドを買う予定です。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?