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無職から起業に至るまで~前職退職編~

自己肯定感、自尊心ゼロだった自分が12年勤めた会社を約2年前に退職し、2024年3月に創業する決意にいたるまでの経緯についての一部です。

今の生活に大きな不満はないけど漠然とした不安がある、もしくはやりたいことはあるのに一歩踏み出せないという方に、こんな私でも創業を決意するところまではできた、ということをお伝えして少しでも力になれたらうれしいです。

2年前まで、アパレルの会社で約12年間販売員として働いてきました。
元々は専門学校職員として3年間勤務した後転職し、前職の会社にまずはアルバイトで入社しました。その後、正社員となり、店長となり、約12年勤めました。

生育環境や元来の性格もあったのか、自己肯定感、自尊心は低く、上司や会社の愚痴ばかり、愚痴を言ってはその後に自分のことも責めていました。他責思考なのか自責思考なのか謎です(笑)
とにかく20代は、一社目はとくに毎日会社に行くのが苦しいという日々でした。

自分への自信のなさから、二社目に入社した時は、とにかく言われたことをミスなく正確に仕事をこなすということを意識して行っていました。それでもミスや失敗は何度もあり、その度に厳しいお叱りの言葉を受けることもありました。

それでも少しずつ仕事を覚えて、接客についての本を読んだり知識を付けて、目の前のお客様に全力で接していたところ、だんだんと上司から評価されたり、信頼してくれるお客様も増え、個人売上も伸び始めました。前任の店長が産休に入るタイミングで、店長代理となり、その後正式に店長となりました。

店長となった後の数年間は地獄のようでした。評価されている自分の能力や実績は偶然の産物、張りぼてだと思っていたし、スタッフの指導もしたこともない。これまで自分が軽蔑してきた上司と同じようなことを、同じお店で働くスタッフにしてしまったこともたくさんありました。

毎日、反省と後悔を繰り返して、少しずつ改善をしていきました。改善してきたのは店長として求められるスタッフ育成など店舗運営全般のことや人間性についてです。
人間性については、今も内省を繰り返して、日々成長できるよう努力しています。

立地や接客力の高いスタッフにも恵まれたおかげもあり、店舗の売上も順調に伸び、店舗売上も1位となりました。
その後は会社から店長として評価されることも増え、ある程度日々の生活にも満足していました。その時は満足していたように思いますが、今思うと、他者評価で自分の価値を決めていました。

その後は、予算達成できない年もありましたが、おおむね右肩上がりの売上でした。スタッフの入れ替わりや新しい会社方針など変化はありましたが、だんだんと毎年同じことを繰り返していることに漠然とした不安やつまらなさと感じるようになっていました。
それでも、勝手に年齢や自分の能力から転職は無理と決めつけて、何も行動せずにいました。

新型コロナウィルスが蔓延する前年に、会社から昇進を打診されましたが、自分で自分を認めることができていなかった私は、一度その依頼を断りました。
その後、勇気を出して昇進することに決めましたが、様々な要因から役職について半年程で適応障害となりました。

お医者様の助言もあり、役職を外していただくことで、幸い適応障害は1ヵ月弱で治りましたが、この会社で先に進むことは自分の求める未来じゃないと気づくことができました。

役職が外れて、店長として約一年働いた後、ようやく退職を決意することができました。

退職するにあたって、次にしたいことは何も決めていなかったので、その後迷走しまくることになります(笑)


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