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「建設的反省」の重要性

建設的反省の重要性

ビジネスパーソンが自己成長するために必要なこととして「建設的反省」があります。ただ自分にダメ出しをするのではなく、今後より良くするために建設的に反省することが大切です。

反省こそ成長する絶好の機会になるのですが、日々の業務に忙殺されて反省することを劣後する方もいるかと思います。移動時間や入浴中の5分でも良いので、自らの考え・言動・行動を振り返り、良かった点・悪かった点を明確にする癖をつけることをお勧めします。

反省時のポイント

私は反省する際のポイントとして次の2点を大切にしています。
① KPTの視点で振り返る
② KeepとProblemは理由・手法まで明確にする

順に説明します。

① KPTの視点で振り返る

振り返りでよく使われるフレームワークとしてKPT(Keep・Problem・Try)があります。
・Keep(今後も継続したいこと)
・Problem(改善の必要があること)
・Try(挑戦したいこと)

「Keep」と「Problem」を言語化し、それを踏まえて「Try」を策定します。
KeepとProblemが出てこない場合は、受け身で仕事をしている(当事者意識がない)証拠と私は考えます。KPT以前に仕事に対する姿勢を省みることをおすすめします。

② KeepとProblemは理由・手法まで明確にする

例えば、Keepで「モチベーション高く仕事に取り組めた」、Problemで「スピード感を持って作業できなかった」というレベルで洗い出すのはおすすめしません。

なぜなら「なぜモチベーションを高く維持できたか」「どうしてスピード感を持てていないと感じたのか」のように、理由・手法が明確でないため、今後どうやって継続するか、どうやって改善していくか分からず、バリューのない反省(形骸化した反省)になります。

反省する際は「仕事に着手する前に目的とゴールを明確にできたため、達成することをモチベーションにして仕事に取り組めた」や「網羅思考に陥り情報収集にリソースを多く割いてしまったため、スピード感を持って作業できなかった」のように、理由・手法を明確にすることで、次も継続したり、次は改善したりすることがより可能になります。

最後に(徳川家康は失敗を猛省)

三方ヶ原の戦いで武田信玄に大敗した徳川家康は、敗戦の恐怖でお漏らししてしまったと伝えられています。そのときに自分を戒めるために、絵師に自身の無様な姿を描かせたのがこちらの絵と言われています。

徳川家康三方ヶ原戦役画像

自身の失敗を反省し、自らを戒めた自責思考の持ち主(と思われる)徳川家康なら、令和の時代でも自己成長を実現できるビジネスパーソンになったと思います。


以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。


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