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【海外旅のトラブル大全】旅先で危ない目にあわないためにできること


「女1人旅って危なくないの?」
よく聞かれる質問だ。


うん、危ないと思う。




危ないし、こわい。でも1人旅がしたい。

だから「気をつける」ことへの精度を、人より高くしている。





そんなわたしは超ビビりで。


高校生のとき、夜7時に最寄駅から家まで、徒歩10分の道を歩いていた。

両耳でイヤホンをしていて気づかなかったが、駅から見知らぬ男がついてきていた。ちょっと人通りが少ない道に入った時に後ろから抱きつかれた。

大きい声を出したら男は逃げたけど、それが本当にこわかったのを、今でも覚えている。



それでも今は1人旅をする。


めっちゃくちゃ気をつけて、旅をしている。
ビビりなので周りから引かれるほど、気をつけている。
そのせいか、海外で危ない目にあったことがない。盗まれたり、なにかを紛失することもない。


今回は、そんなわたしが旅行先で気をつけていることの話です。

楽しむために旅行してるのに、怖い目にあうなんて絶対いやだもんね。

服装


動きやすく、「現地の人らしい服装」がテーマ。


まず、足元はスニーカー。
通り魔やスリは足元を見て、ターゲットを決めるそうなので、走りやすい足元にしている。


海外は日本と違い、道が整っていないことが多いので、スニーカーのほうが都合がいい。


服装はジーンズにTシャツやスウェット。
「暮らすように旅をする」という旅がすきなので、まず服装から現地の人に紛れ込んでいるつもり。


あからさまな観光客と見えないことが、防犯対策の第一歩になる気がする。

事前に下調べすること

◾️旅先の治安を外務省のホームページで調べる。



▼外務省の海外安全ホームページは、旅行前に絶対チェック。

旅行先の国が旅行するのに安全かどうか確認ができ、
大規模なデモ情報や国際会議、戦争の影響などが、正確かつリアルタイムで載っている。

※デモ:
社会的、政治的、文化的な主張をする集会や行進。参加する人が興奮していたり、アンチな考えの人がいたりで、何が起こるかわからない。
周辺には近づかない方が無難。

モロッコに行く時は、事前に調べて「ラマダン」(※)の時期を避けて、旅行をすることができた。

※ラマダン:
イスラム教の祝日。約1ヶ月の間のラマダンの期間は日が出ている間は断食をする。
期間中は犯罪が増えたり、お店の営業時間が変更になったりとイレギュラーが多い。

また外務省の「たびレジ」に登録すると、旅行中も旅先の最新の安全情報が配信されるのでおすすめです。


考えたくないけど、テロが起きた時とか、万が一のときに備えはしたい。

▼たびレジ登録はこちらから


◾️現地のよくある犯罪の手口を調べておく



犯罪にもパターンがある。
これ、知ってると知ってないとで大違い。


有名なものだと、イタリアのミサンガ売り。
観光地でミサンガを勝手に巻き付けてきて、お金を要求するもの。

動画で解説してるチャンネルもあって、ありがたい。

▼イタリア在住のmimeさんは、イタリアでの犯罪やイタリア観光についての発信している。
いつも明るくて可愛くてパワフルなmimeさんの動画は、見ると元気をもらえる。


最近、スペインのバルセロナで日本人YouTuberが撮影中に強盗にあった。
なので、バルセロナに行く前に動画をチェックして、強盗にあったときの状況を確認した。

乗ると危ない交通機関?



現地での交通手段は、バス、電車、トラム、タクシーといくつかある。
交通手段の中には、観光客は使わない方がいいというものもあるので、知っておくと安心。


たとえば、パリ市内から空港まではバスか電車でアクセスできる。
電車のほうが安いけど、混雑するし、治安があんまりよくない。慣れていないなら、電車は避けて、バスに乗ったほうがいい。


あとストライキ情報を調べておくのも、おすすめ。


ドイツやフランスなど、ヨーロッパでは、賃上げなどを求めて交通機関が動かなくなるというストライキが多発している。
ストライキは事前に、日程がわかっているものが多く、事前に知っているなら、旅行の日程を変更できるし、他の交通手段を考えたりもできる。

ストライキ情報は、X(旧Twitter )やアプリ、現地の日本大使館のウェブサイトで調べられる。


アプリならこちらがおすすめ。ヨーロッパでの電車乗り換え案内アプリで、ストライキ情報が反映されている。



ほかにもブログや本、ネットの検索で、治安が悪い地域を調べて、その付近でのホテル宿泊は避けている。

「地名 危ない地域」で検索すると調べられる。
パリは18.19.20区でホテルを取るのをやめておこう


現地での歩き方


◾️宿泊するホテルのフロントで危ない場所を聞く。

わたしは夜間歩いたら危ない地域なんかをフロントで聞くようにしている。
事前にブログや本で調べられるけど、現地の実際に住んでる人の情報がやっぱり正確。


◾️歩く時は大通り。

海外に行くと、日本では見たことがないような雰囲気のある小道があって、小道巡りがすごく楽しい。

イタリアのベネチアの小道
まるで物語の中のよう。


でも小道巡りは明るい昼間だけにしたほうがいい。夜は小道は暗いし、人通りも少ない。


先ほどのスペイン、バルセロナの強盗事件も被害は、小道だったという。


◾️たまに後ろを見て、ついてきてる人がいないか確認。

駅などからついてきて、犯罪のタイミングを伺うという話を聞いたことがある。
スペイン、バルセロナの強盗事件もそうだったと報道されていた。

そんなまさかと思わず、少しでも誰かがついてきてる気がしたら、カフェに入るなどして逃げましょう。気のせいだったら、カフェで美味しいドリンクを楽しむだけだし。



◾️夜は出歩かない。

とくに1人のときは、夜20時以降は出歩かないようにしている。
明るい場所にホテルがあるなら、そんなに気にしなくてもいいかも。


でも夜道をビクビクしながら、歩くのはストレスで疲れちゃう。ホテルで早めに休んで、次の日に早起きしたい派です。

現地での防犯対策

◾️スマホストラップ装着&歩きスマホはしない。



歩きながら、スマホを触っていて、すれちがった男性にパッとスマホを盗られて走って逃げられた

という友人の話を聞いた。


イタリアで、電車の扉が閉まる瞬間にスマホを盗って、そのまま電車から逃げる手口も目撃したことがある。(イタリアの電車では、扉付近に立たないほうがいい)


ちなみに日本人はスマホの最新機種を持っているというのが、海外のスリの共通認識らしく、狙われやすい。



そこでわたしは、スマホストラップを使っている。

スマホ専用のストラップを幼稚園児みたいに首からぶら下げている。日常使いにも便利。


▼私が使ってるもの。長さが調節できて便利。探すともっとオシャレなデザインもたくさんある。


スマホストラップがあれば、スマホを落とす心配がない。とにかく揺れるラクダに乗っていても、安心して写真が撮れちゃう。

ラクダは本当に揺れる


◾️意外と危ないレストラン


海外でレストランでの置き引きは、ほんとによく聞く。
もとロンドン暮らしのYouTuberであるYKKさんはテーブルにスマホを置いておいて、食事をしている間に、盗られてしまったとか。


YKKさんは海外トラブル関連の動画をたくさんあげてるので、トラブル系の学びにおすすめです。

ヨーロッパトップクラスの治安を誇るスイスでも、レストランの椅子にカバンを引っ掛けていたら、気付かぬうちに置き引きにあったと聞いた。

海外では、レストランでもスマホや財布はしまい、カバンは目の届くところに置いとくと安心。

◾️自分から話しかけてくる人には注意


海外で話しかけてくる人には注意したほうがいい。詐欺や強盗などの可能性が高い。

モロッコでは歩いていると「道案内をしてあげる」と話しかけてくる。無視してもついてくるけど、到着するとお金をせびられる。

普通に良い人もいるんだけど、警戒だけは忘れないでほしい。

もしも犯罪にあってしまったら


盗みや強盗にあった場合は、現地の交番に届出をして「ポリスレポート」を取得すれば、保険で補償がしてもらえる。

ちなみに機内で紛失した場合も保険が効く場合が多い。

どちらの場合でも、特別な海外旅行保険でなくてもクレジットカードに付帯している保険でも補償の対象かもしれないので、クレジットカードの保険も確認してみてください。



パスポートを紛失すると、帰国ができないので、大使館に行く必要がある。最寄りの大使館の場所は万が一の場合に備えて、どこかに控えておくと◎。


アナログだけど、パスポートやマイナンバーのコピー、航空券の写しがあると、いざというとき安心。お守りだと思って、持って行くといいかも。

▼パスポートを携帯できるベルト型ポーチ。服の下に入れて携帯できるので、防犯になる。


おわりに


海外ってほんと犯罪とかストライキとか、トラブル多すぎるって改めて思った。
気をつけることばっかりじゃんって。油断も隙もないじゃんって。

正直、トラブルにあうかどうかって、運次第なとこもある。

でも「人事を尽くして天命をまつ」ってことで、可能な限りトラブルに遭わない準備はしておきたい。こんなに気をつけていてトラブルにあっちゃったらしょうがないって笑える気がする。

そもそもこんな危ない目にあってまで、海外行く必要ある?って自問自答した。

いざトラブルになると焦るんだけど、思い返すとトラブルまるごと楽しかったなって、すっごい良い思い出になる。
あのとき、あんなに大変だったんだから今の、この苦労たいしたことないなって思うときもある。


そもそも日本にいるとトラブルなんて遭わない。海外にはトラブルを求めて旅してしまうのかもしれない。

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みなさんが安全で楽しい旅を送れますように。

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