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見つめる日々

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世界と自分とを、見つめ続けた「私」の日々綴り。陽光注ぎ溢れる日もあれば暗い部屋の隅膝を抱える日もあり。そんな日々を淡々と見つめ綴る。
クリシュナムルティの日記やメイ・サートンの日記から深く深く影響を受けました。紆余曲折ありすぎの日々… もっと詳しく
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2020年6月の記事一覧

2005年02月21日(月)

 日曜日、娘と二人で散歩する。本当ならカメラを持って出る予定だったのだけれども、私がつい…

2005年02月20日(日)

 娘を寝かしつけてからずいぶん長い間、窓を開けて外を眺めていた。左へ左へと傾いて落ちてく…

2005年02月18日(金)

 ここから出なくてはと目の前の扉のノブに手をかけたところで目を覚ます。まだ夢を引きずって…

2005年02月16日(水)

 鴎が集まる信号機を右に見上げながら、駅までの道を急ぐ。海へと注ぐ川面はさざなみだって、…

2005年02月15日(火)

 真夜中、目が覚める。目を覚ました途端、フラッシュバックする幾つもの映像。その映像に愕然…

2005年02月14日(月)

 ふと見上げた西の夜空に、くっきりと月が浮かんでいる。じっと見上げていると、なんだかそれ…

2005年02月12日(土)

 明日はとても寒くなるでしょう、という天気予報を裏切って、今朝は少しぬるい風が吹く。明日の娘のお遊戯会のために、衣装を大切に洗濯する。毎日毎日保育園で練習しているその成果が、ちゃんと明日舞台の上で出せるといいなぁと思いながらベランダに干す。風が、衣装をひらりと揺らす。  何となく体調が思わしくなく、怒る娘に頭を下げて横になる。横になっているうちにどうもうとうとしていたらしい。電話の音で飛び起きる。電話の主は実家の母。開口一番、「あなたは一体何やってるの!」と怒っている。どうし

2005年02月08日(火)

 朝から小さな雨が降る。しとしとしと。しとしとしと。小さな小さな雨が降る。ささらささら。…

2005年02月02日(水)

 明け方目が覚める。まだカーテンの向こうは薄暗い。いつものように私は、隣の娘の寝顔と寝息…

2005年01月27日(木)

 26日。昨夜から続いた雨は昼前に静かに止んだ。窓の外、行き交う人は疎ら。先ほどまで咲いて…

2005年01月22日(土)

 冷めた白い日差しの下、鴎たちが休んでいる。十羽、いや、二十羽近くいるだろうか。海風がく…

2005年01月13日(木)

 夜明けが近い。半分ほど開けた窓の外をじっと見つめる。濃密に垂れ込めていた闇が、その瞬間…

2005年01月04日(火)

 耳を澄ますと、小さく遠くりんりんと音が鳴りそうな街の中、コートの襟を合わせ首を竦め背中…

2004年12月30日(木)

 天気予報は雪。明け方から窓の外をちらりちらりと見やるが、雨がしとしと降るばかり。灰色の重たげな雲が空一面を覆い、朝陽はひとかけらさえ零れてはこない。私が窓の外を見やるのにも飽きた頃、娘が大きな声をあげる。「ママ、雪だ! 雪だよ!」。一体何処から落ちてきたのだろうと思うほどの牡丹雪がひらひらと舞い降りる光景。ついさっきの光景からのあまりに見事な変貌ぶりに、私は口をぽかんと開けたまま窓の外を見つめる。あぁ、雪だ。雪が降っている。  娘を連れて外へ出る。彼女は大喜びで、舞い降りて