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食べ物つれづれ

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食を通してざっくり考えたこと。エッセイぽく。 あまり具体的なレシピは出てきません。
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2021年10月の記事一覧

わたしの道具選び放浪記

わたしの道具選び放浪記

新婚当初。
独身の頃から使っていた安いフライパンで餃子を焼こうとしたら、皮がこびりついてきれいに焼けず「私は餃子も満足に焼けない女なのか・・・」と
絶望的な気持ちになったことがある。

SNSに載ってる、美しい餃子を見ては、なんでこんなにきれいに焼けるの?!と嫉妬に駆られたこともある。

しかし、答えは単純だった。

こびりつかない、良いフライパンを買えばいいだけのことだった。

今はティファール

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作る人の心を守れ

作る人の心を守れ

以前の記事でも書いけど、
私は夫とか、家族とか、食べる人に
美味しい?味どう?って聞いてしまう癖がある。

黙って食べてくれるのは、
味は問題ない、ということなんだろうけど
もう少し私の作った料理に
興味を示しておくれよ!という、
かまってちゃんな自分が顔を出す。笑

「一汁一菜でよいという提案」で有名な
土井義晴先生の『暮らしのための料理学』
という本にこんなことが書いてある。

私は、(中略)

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栄養と心の飢餓感

栄養と心の飢餓感

期間を決めて食事を断ち、
心身の健康を整える
ファスティングが流行っている。
私も興味本位で
何度か試みたことがある。

しかし、
気持ち悪くなったり
頭が痛くなったりすることが多く、
体質に合わなかった。

確かにやり遂げたあとは
スッキリしてるのだが
その過程がどうもしんどい。

それに、
ファスティングをしていると
どうしても思い出してしまうのだ。

私は中学生で、若くして膵臓炎になり、

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げてものはマンネリを救う?

げてものはマンネリを救う?

今年の夏の初めのこと、

実家のある福島へ帰ったついでに、栃木の道の駅で、「いちごのカレー」なるものを見つけたので、自分用のお土産に買ってみた。

夫は怪訝な顔で「俺は絶対食わないぞ」と言っていたけど、そもそもあげるつもりはない。

私は、子どもの頃から、変わった食べ物やちょっとしたゲテモノが好きだったのです。

東北の田舎育ちなので、子どもの頃からイナゴとか蜂の子を食べていたからかもしれない。

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