「自信のなさ」や「無力感」の正体と対処法
「自分なんて、まだまだだ」と感じることが定期的にある。
周りを見渡せば、自分はいつも一歩遅れているように感じる瞬間。そんな日々を、幾度となく経験してきた。こういう経験は、私だけではないだろう。
私たちはよく「自分よりも優れた他人」を見つけては、つい自分を比べてしまう。
私の場合、さまざまな環境で、もれなく感じてきたのは「自信のなさ」と「無力感」。
この背景には、現実的な目の前の失敗やうまくいかないこともあるけれど、子どもの頃の経験も影響していると最近気づいた。
私には成績優秀で要領も良い妹がいた。どれだけ努力しても、彼女にはかなわなかった。祖父は、肩書や地位を重視する価値観を持っていて、妹の成績や大学進学を誇りに思っていたことも多分影響している。姉妹で微妙に異なる、反応や対応を察知していた。
そんな環境の中で、無意識に劣等感を抱えていたのかもしれないな、と過去をふり返る中でハッと気づいた。両親の影響だけではなく、祖父の影響もあったのだな、と。
そして、自分の中で突如湧いてくる「人から認められたい、もっと努力しなくちゃ」「無力感」の思考は、ここが原点になっているのだろうと仮説も立てた。
このパターン気づいてから、自分を冷静に見られるようになった。「あのとき本当は傷ついていた自分」に気づき、そのまま認めてあげると、スッと気持ちが落ち着いてくる。
あなたにもないでしょうか。くり返し湧く感情やパターンが。それは、忘れている過去の出来事の感情が出ているのかもしれません。心の世界には、時間がないからです。
特に疲れた時や具体的な成果が出ないときは、その感覚はより強くなると感じる。
でもこれは悪い面だけではなく、一生懸命に物事に取り組み、生きているからこそ生じる現象なのだと思う。
願望や理想は、「自分にはまだできる」と信じる心があるからこそ生まれるもの。心底自分に期待していなければ、こんなにも苦しまないはず。
願望や理想は、自分がまだ成長できると無意識に知っているからこそ生まれるものなので、ある意味ポジティブなことなのでは?と。
あとは、自信は他人から与えられるものではなく、自分で選んで決めた行動から生まれるということにも試行錯誤して気づいた。小さなことでも自分が選択して、自分で決めているという感覚が大切だなと体感している。たとえ失敗したとしても。
人から与えられているものをやるだけでは、いつまで経っても自信につながらない感じがした。
フリーランスになってよかったなと感じることの1つは、この「自分で決めること」が圧倒的に増えたからだ。小さな積み重ねで結果につながる過程をくり返すからか、以前よりも自分が好きになれている感じがする。
ネガティブな感情が訪れたときは、自分の思考パターンの癖の自覚と「この瞬間も、私は前に進んでいる」と自分が信じきることがポイントだなと思う。また、目立たなくても、コツコツと積み上げる努力が欠かせない。
自分を励ましながら、あなたにも「大丈夫だよ」と声をかけたい。
とはいっても、ネガティブな感情が続くのはまぁまぁつらいし、しんどい。
そんな時は「適した休み方」をするのが大切だ。
たとえば私は疲れたとき、こんなことをしてリフレッシュしている。
しっかりと睡眠をとる
情報が渦巻くメディアから少し距離を置く
取り組んでいることから一時的に離れてみる
自分に休むことの許可を出す
掃除や家事など、単純作業やルーティンをゆっくり取り組んでみる
気分の高まる動画や音楽をかける
全員にわかってもらおうとしない(前提や見ている視点、フェーズは人それぞれ)
などなど。
自分なりの回復術を持っておくと強い。
また一言で「休む」といっても、じっとしておくのが回復するときもあれば、反対に身体を意識的に動かしたほうがいい感じのときもある。
そのときの自分の心身(自律神経)状態をふまえて、適したのを選ぶのが重要なのだと、最近は以下の本を読んで知った。「自分の神経が今高ぶっているのか?逆に凍りついているのか?」を見極めて休むことが大切なのだと。
今年は、自分の心身としっかり向き合い、休み上手になるのが目標だ。
人にはそれぞれのリズムがある。詳しくはわからないけれど、目に見えぬ運やバイオリズムも心身や出来事に影響しているような気もする。
そんな毎日だけど、自分を信頼して一歩ずつ前進していきたいなと思う。日々の経験は、すべて未来に繋がっている。
今は「うまくいかない、パッとしないなぁ」と思えるこの日々も、いつかは大きな価値に変わるものかもしれない。
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そんなことを、ふとあなたにも伝えたくなって、何となく思いつくままに書き記してみました。過去の心の学びと体験談からの対処法です。
参考になればうれしいです。
最後までお読みいただき嬉しいです♪ありがとうございます!これからも心を込めて執筆していきます。