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HSP気質がWEBライターに活きる理由

WEBライターを1年以上やってみて気付いたことがある。

それは「HSP気質はWEBライターの仕事に向いていて、強みを活かしやすい」ということ。

わたしは、割と細かいことが気になる「HSP気質」

・人の気持ちや言動に反応しやすい
・音や臭い、環境の変化に敏感
・人混みや人と長時間一緒にいると疲れる

などなど…

こうした特徴は、一般社会で生きづらさを感じることが、おそらく人より多いのではないだろうか。
(わたしもそのうちの1人で、社会不適合かもしれない……とひどく落ち込んだ時期がある)

けれども些細なことにでも感動できて、感受性が豊かという素晴らしい面もある。

こうしたHSP気質は、おおいにWEBライターという仕事に向いていて、強みを活かしやすいのでは…?と思う。

なぜなら、文章を書くには「細かさ」「繊細」「共感」が必要になることが多いからだ。

リサーチ、構成作成、誤字脱字チェック、論理展開…などなど頭や神経をフルに使う作業なのだ。

ライティングしてると、運動していなくても、脳内カロリーはかなり消費している気がする。むしろ痩せているのでは?とさえ思う(笑)

せっかくなので、HSP気質がWEBライターに活かせる理由を、ここ一年WEBライターとして活動して発見したわたしなりの気付きをまとめてみる。


WEBライターをはじめて気付く文章の奥深さ

WEBライターをはじめて、毎日文字に触れることが日常になったここ1年。


もともと「文章を書くこと」は子どもの頃からよくしていた。

子どもの頃から本を読むのが好きで、読んだ本の感想や日々のできごとを日記やブログに書くのも楽しくて……自然とやっていた。

だけどそのときは「自分の感想を書くこと」が中心。

このnoteのように、思うがままに綴って、文章の細かい構造自体までは分析する必要はなかった。

けどWEBライターをはじめるにあたり、当然ながら文章の基本的な書き方やライティングの勉強した。
人や本、ブログ…色々なところから学んだ。(今も日々インプットは欠かさない)

すると

「文章って、構成や文字のバランス、量や句読点の位置など、言葉自体の意味だけでなく、さまざまな要素によって読みやすさやニュアンスを表現できるのか…!」

と驚いた。

と同時に、勉強すればするほどその奥の深さに「おもしろいな…」と感じたのだ。

そして、学んだことを執筆に活かして試行錯誤した。(今も日々勉強中)

そんな中で、自分の「小さなことにこだわれる、細かい部分に気付くHSP気質」は文章を書くうえで強みなんだろうな、と思えた。


文章を書くとは「相手への気遣い」

WEBライターとして文章を書くということは、「読者や記事作成関係者への気遣いが大切」だと思う。

日記やエッセイなど自己表現としての文章は、「自分をさらけ出す勇気」や「自分の感性を楽しむこと」が大切だとわたしは思う。

わたしも人のエッセイや日記なども、読むのが好きで楽しいし、勉強になる。また、人の違った一面を知ることができるのもそうした文章の醍醐味だ。

けど、WEBライターとしての文章は「読書の悩みを解決する情報をリサーチし、正しく分かりやすく伝えること」が大切。

また、記事を掲載するメディアの目的やクライアントさんの意向を把握して、読書へ役立つ記事を作成することが必要になる。

読者や、記事作成に関係する人の全てを意識して、執筆する気遣い力が必要なのだと思う。

なのでわたしは、

「どの順番で何を伝えたら、困っているあなたを助けられるかな…?」

実際に目の前に見ることはないけど、目の前に「困っている人」をイメージして、

「その困っている人を助けるための仕事なんだ…!」

と想像力をフルに使って(笑)活力にし、記事に過不足のないように情報を書いている。

こうした「気遣い力」や「想像力」はHSP気質を活かせていると感じる。


心を動かされ、動かせる「共感力」が活かせる

WEBライターの文章は、読んでもらってなんぼな世界。

けど、そもそも文章を読むのって気力がいるし、正直面倒な行為なのだ。
だから読者に、記事を最後まで読ませるって難しい。

現代人は、新聞や本など長文を読む機会が少なくなっていて、文章が長時間読めないし、本を読む人も減っている…という現状がある。

だからこそ、文章には読んでもらう工夫が必要。

そんなとき「人の気持ちを理解して共感できる」人は自然と読まれやすい文章が書けるのだと思う。

重要だと言われる「タイトル」や「リード文」は、いかに読者の心をつかんで先を読ませてもらうか?を試行錯誤する部分。

わたしもまだまだ未熟なので、読みたくなるタイトルやリード文の書き方をよく研究する。

すると、たいていそうした読みやすい文章とは自然と「読者に寄り添って共感されるフレーズ」が入っている。

「読者はどんな気持ちなのかな?」

「この部分でそろそろ飽きてしまったり、離脱しないかな?」

など、共感できることは文章を書くうえで大切なチカラだと思う。

だからHSP気質だと感受性が強い方が多いため、比較的有利なのでは?と感じる。

以上が、WEBライターがHSP気質の人に向いているのでは?とわたしが体験から感じる理由だ。

わたしはこれらの強みを活かして、今日も記事を書いている。

まだまだだけれども、これからも自分とひとのために経験を積んで世の中に活かしたい。

わたしと同じようにHSP気質の人や、WEBライターに興味がある人の参考になったらいいなぁ……と思いながらまとめてみた。


不器用で口下手な自分の世界を広げてくれた「文章」

おまけ。

わたしには、長年の悩みがあった。それは、

「人とうまく話せないこと」だ。

子どもの頃から、目の前の人に上手く言葉が出なくて(脳内の情報処理に人より時間がかかる)悩んでいた。

そして、つい相手の顔色を見てしまい、本当に言いたかったことが言えなかったりすることも多い。

「もっとみんなみたいに、テンポ良く話せたらいいのにな。そしたら、あの子と、もっと仲良くなれたかもしれないのに」

と、もどかしく感じることが多くて、だけどできなくて……と、1人反省会にてため息ばかりついていた。

コンプレックスで、「人と話すのが苦手」だと自覚した。

現に、接客・電話応対が苦手すぎて、周りには呆れられて、怒られて「自分は社会不適合者なのだ」と気持ちが奈落の底に落ちた暗黒の時期がある。(その時の様子を赤裸々にまとめた、新入社員時代の記事は以下の記事)

このときに学んだことは、すごく今に活きているし、むしろ感謝している。

だけど「この先ずっと、苦手なことをがんばって、やり続けないといけないのかな……」と漠然と自分や人生に絶望していた。

自信もなく、なんとなく「また怒られるのではないか」と人と関わるのが怖かった。


けれども、今はその苦手は「文章を書くこと」「WEBライター」が救ってくれて、解決できた。

今は落ち込むことも少なくなってきた。

あまりに辛かったので、数年かけて色々と自己分析した。自分で調べたり、人に頼りながら、さまざまな視点から自分を見てみた。

すると、

臨機応変には苦手だけど、ゆっくり考える「時間」があればコミュニケーションは大丈夫なこと。(WEBライターは電話応対や接客はなく、メールやチャットのやりとりなので大丈夫)

きれいに整理整頓するのは得意なこと。

マニュアル作成、電話応対の台本作り、資料作成…仕事で自然とやっていた、「情報をまとめる」こと。

「この人は今、どんな気持ちなのだろう……」と人の気持ちを自然と考えてしまうところ。

など、そうした自分の特徴や性格を、今はWEBライターに出会い、活かせている。


またライター経験を活かして、昨年はWEBサイト記事作成に関わる仕事に転職した。(文章の校閲、誤字脱字、情報のチェック、入力作業…などの仕事へ)


だから、あなたが

「なんか今、仕事が自分に合ってない気がして、しんどいな……」

と思っていたとしても、あなたに合う仕事はあるのだと思う。


それに出会えたとき、人は元気に楽しく生きられるのだと思う。

自分の強み、才能、特徴…

向いている仕事を探すうえで必要なこれらの要素。

わたしが見つけられたのだから、あなたも探せばきっと、見つかるだろう。 

ヒントは、子供の頃やこれまでの普段の自分を振り返ると見えてくる。

けどそれは「全然特別ではない、当たり前すぎて、なかなかピンとこないもの」なのだ。

ほんとに拍子抜けするほど、普通すぎるものなので、人によっては「え、これが……?」ってがっかりするかもしれない(笑)

けど出会って、できれば自覚して活用して欲しい。
すると、行き詰っていたグンと世界が広くなり、変わるからだ。

そして、がんばり過ぎずに人から感謝されることが増える。


自分の狭かった世界を広げてくれた「文章」を通じて、今日もまたここに書いてみる。

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