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「大人が集まり学ぶということ」本屋アルゼンチン_インターンでの気づき

今年1月から始まった本屋アルゼンチンでのインターン。期間は1年間と聴いています。まだインターンの期間は終わっていないのですが、今現在の振り返りを書いておきます。


なぜインターンをしているのか?


本屋アルゼンチンはインターン募集が出る前から知っていました。リクルートエージェントに中途入社して、九州支社に配属になった時、新卒で配属されてきたのが大谷なおきくん(現在の本屋アルゼンチン店主)でした。その後、会社を辞めてフリーランスになって時間ができたときに、本屋アルゼンチンが提供する「ほぐす学び」に参加しました。

この学びの時間が心にも体にも新鮮で心地よく、忘れられない体験となりました。当時の私は会社も辞め、家族のなかもしんどくて、この先どうしていこうかと考えているところでした。ひとりでは絶対に手に取ることのない本に体当たりで向き合い、その本を読んで感じたことを皆で話す。長年生きてきて、「こうだ」「こうあるべき」みたいな、凝り固まった世界が少しずつ解けていきました。当時の資料に書かれていた誰かの言葉がまさにそうでした。「学び直しとは、既成品のセーターをほどいて、もう一度編み直すようなものだ」と。学ぶ前に、まずは、きつく編まれたセーターをほどくことが大切であり、それは、ひとりでは難しい作業なのだなと感じました。約2カ月間オンラインで学び、最後はみんなで糸島に集まり、牡蠣焼きに行きました。その経験もあり、本屋アルゼンチンが好きだなあと思っていました。

そして、インターン募集を見て、ああやっぱり好きだなあ、よくわからない言葉もあるけれど、とりあえず応募しよっと思いました。

【仕事内容】には、こう書かれています。
企画書作成・登壇者対応・告知文作成・募集・参加者対応・運営・振り返りレポート。「大人の発達」をアウフヘーベンし続け、具体的なプログラムへの転換。体験デザイン、サービスデザイン。ファシリテーションにも挑戦したい方も。

まず、「アウフヘーベン」をググりました。
「止揚(しよう)」という意味だそうです。はて?「止揚」もわからない。いくつか検索して説明を読んでいたらなんとなくわかったような気になりました。矛盾やジレンマを受け入れたり調和したりして、これまでの思考パターンを超えて新しい世界に到達することみたいな感じでした。
新しい世界が見たいと思いました。大人と言われる年齢にはなっているものの、まだ見ぬ世界がありすぎます。見てきたものや聞いたことは、ほんのちょっと。

次にインターンの【仕事の魅力】について抜粋です。
田舎なのに面白い企画を乱発する本屋アルゼンチンって言われたい。
地味だけと地味じゃない。読書会の企画(できれはHuman-science分野)、
人類学的組織開発に関するビジネスエグゼクティブや学者とのコラボレーション企画、社会への距離を近く感じる手触り感のある仕事を一緒に作りたいと思っています。

「田舎なのに面白い企画を乱発する」に惹かれました。田舎者だから、「田舎なのに」という言葉に燃えました。「社会への距離を近く感じる手触り感ある仕事」なんだこれ、いいなって思いました。学びは机上ではない、現場で起きているんだ、と青島刑事が叫びました。

そして【こういう方はフィットする】を読んで、これは私だと思い応募しました。
・働く先・働き方は自分で選びたい(だって、もうそんな時代でしょ)
・難しいことが好き(世界の広さを感じたい)
・歩くのが好き(なんでも早く着けばいいわけじゃない)
・ヘラヘラしている(普段の顔と笑顔の見分けつかない)
・書くのが好き(なんでも言葉にしてみる)
・優しい(後ろの人に扉あけられる)

インターンしてみてどうか?

楽しい。コスパとかタイパとかかすりもしない世界で思いっきり楽しんでいる。と、書きながら、また気づく。インターンだから楽しんでいるのだろうか?いや、違う。いま、仕事としてやっていることも、同じスタンスで取り組んでいる。どの仕事も初めてごとが多く、どの仕事も自分にとってはチャレンジなのだ。インターンのようなものだ。上手くできなければ、そこで終わる。もちろん、プロとして任されているので全力でやる。それでも、そこで終わってしまうものもある。フリーランスとして取り組んでいる仕事は、ずっと続くものではないと思っているから、仕事もインターンも同じように捉えているのかもしれない。

普段は取材やインタビューを行い、執筆をメインに行っている。本屋アルゼンチンのインターンでは、イベント企画を考え、それを形にしていく。そこにないものを自分たちで作っていくことが楽しい。

経験も考えも彩豊かな仲間がいて、さまざまな切り口で意見をくれることが嬉しい。イベントのオーナーはひとりでも、企画の壁打ちをしてくれるひと、ツールの使い方を教えてくれるひと、いいねって声をかけてくれたり、こうしてみたら?とサクッと意見をくれるひと。ひとりじゃない、みんなを頼っていいんだって思える。当たり前だけど、生きてきた時間も背景も違う人たちが集まって、ひとつのサービスを作るのだから、面白いものができるに決まっている。

「こんなんやりたいな」を、どうやって形にしていくのか。その過程を学べることが嬉しいし、楽しい。誰かに頼まれてやっているわけでもなく、自分たちがやりたくてやっている。メンバーはみな自分の仕事がある。仕事をしながら、インターンとして動いている。

インターンの途中だけれど、ああ楽しい、を言葉にしておきたかった。途中で文体が変わってしまった。。。書きたいことをかいたから、さあ、今日も仕事するぞ。

9/14(土)に本屋アルゼンチンでイベント開催します!


楽しくて仕方のないインターン。9月14日にオーナーとして動いているイベントを開催します!これが「大人の発達」をアウフヘーベンするなのかな、と思いながら毎回イベントを作っています。参加いただいた方も、きっとアウフヘーベンするのではないでしょうか。

「聴く」をテーマにしたワークショップです!カウンセリング的な傾聴とは異なり、人を深掘りするためのスキルを、稀人ハンター 川内イオさんに学びます。
イベント詳細・お申込みについて、リンクをのぞいてみてください!↓↓↓





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