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【669球目】〇〇になりたい。

先日、とある社員とお話をしていた時のことです。
〇〇さんは将来どうなりたいですか?と質問をすると、〇〇になりたい、そんな明確な回答が返って来ました。
今日はそんなお話です。


価値観

価値観は人によって様々です。
仕事に対しての価値観も異なって当然です。価値観は、今自分に不足しているものに置かれることが多いです。戦時中を経験した人であれば、食に価値を感じる人が多かった。それは食べることに苦労をした時代があったから、食に満たされる時代であっても、そこに価値を感じるというのはとても理解が出来ます。

何十年も前の自分が小さかった頃のことを振り返ると、祖父や祖母はたしかに、色んなものを多く食べさせてくれた気がします。

食の次はお金でしょう。
お金があると、色々な体験をすることができます。自分が欲しいものを購入できたり、受けたいサービスを受けることができたり、行きたい場所にいけたり。私の世代はお金に価値を置く人が多い様な気がします。人参が目の前にあると、凄いスピードで走っていきます。

今の時代はどうでしょうか?
食もお金も大切なことだと理解をした上で、自分自身の成長人の役に立つことに価値感を持つ人が多い気がしています。新卒採用に携わっていると特にそれを感じます。人の役に立ちたい、自身の成長に拘りたい、そういう価値観によく出会います。ホワイト企業過ぎる事が自身の成長を阻害してブラックであるという認識をされていることも成長に対して価値を感じている1つの根拠かもしれません。

意識すること

少し話がそれましたが、元に戻します。
〇〇になりたい、突然の質問に答えてくれました。〇〇になりたい。漠然でも良いのでそう思うと、多くの意識が働いて来ます。〇〇になる為にはどうすれば良いのか、今では具体的にいつまでにどういう順序でそこを目指すのか、それが明確になっていなくても、漠然と思うだけで意識は変わります。想えばもっと変わります。

バイクに乗り始めて、公道を走っているバイクが増えた気がします。確かにコロナ禍を通じて、バイクの数は増えたのかもしれませんが、それまでバイクに意識がいかなかったものが、車に乗っていても意識するようになったから、増えた様な気がしているのです。

プリウスに乗りたいと思えば、走っているプリウスに目がいくでしょうし、アルファードに乗りたいと思えば、アルファードに目がいくでしょう。それまで意識していないかったとするならば、世の中にプリウスやアルファードがこんなにも走っていることに気が付くはずです。

意識する事。ここから全てが始まります。
意識=思考です。思考は想いから生まれて来ます。
正しい思考と行動は成果へと繋がる。こういった考えから来ています。

〇〇になりたい

〇〇になりたい。
それが明確なのであれば、いつまでに目標の1つ手前に到達するのか、目標の2つ手前にはいつ到達するのか、期日を決めます。そして、各々の到達点に対して、いま不足している思考や能力は何なのか、明確にしていきます。

例えば、研磨工場で全ての部品を研磨できる特別な研磨職人になりたい。
そう考えるのであれば、その1つ手前の目標は、各カテゴリーの研磨をできる職人になる必要があります。バイク部品、ガスタービンのブレード、その他製品の研磨。バイク部品だけでも、鉄にアルミ、量産品に補給部品と多岐に渡ります。1つのカテゴリーの研磨が出来る様になるには数年間のスパンが必要ではありますが、それをやって来た仲間が今の工場長クラスの人材です。

大切なのは○○になりたいという想い。小さい時にパイロットになりたい、警察官になりたい、プロ野球選手になりたい、色んな想いがありましたよね。同じだと思っています。そして、どんな人でもそれになれる可能性があります。その可能性を開花させる場所。それが三陽工業です。

日本の製造現場を元気にする会社にしたい

私自身はいま、三陽工業を日本の製造現場を元気にする会社にしたいと想っています。44期目を迎えている会社ではありますが、50年目も70年前も100年目も、三陽工業が日本の製造現場を元気にする会社であり続ける事。
未来から見ると、今はその礎の時期なのだと感じています。

まだまだ、もっともっとという気持ちで常にシンカを継続していく組織であること。それが三陽工業のあるべき姿です。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。

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