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#9「大手企業から転職。Sansanの人事になった理由とは」稲熊 理人 Sansan Interview Note

こんにちは。Sansan株式会社でインターンをしています、沖井佳帆里です。

今回インタビューをしたのは、新卒で大手IT企業に入社後、ベンチャー企業の社風に憧れSansanに転職をした稲熊さん。

現在は新卒採用リクルーターとして「学生の課題に向き合う」ことに誰よりも真摯に、愛を持って取り組んでいます。

この記事では、稲熊さんのこれまでのキャリアパス、Sansanで人事を志すきっかけとなった原体験、さらに仕事を通して叶えたい目標や夢について紹介します。

まずは、稲熊さんのこれまでのキャリアパスについてです。

稲熊 理人プロフィール
2021年にSansan株式会社に入社。Sansanの営業として従事した後、社内部署移動により、現在の人事本部に異動。新卒採用の企画や候補者の支援に従事。趣味はサッカー観戦と夜散歩。休日は、Jリーグと海外サッカー観戦に熱中。


仕事の「自分ごと化」ができている時にやりがいを感じる

―― Sansan入社後のキャリアについて教えてください!

2021年の5月に入社し、約半年間50から500名の従業員規模の企業に営業DXサービス「Sansan」インボイス管理サービス「Bill One」クラウド契約業務サービス「Contract One」の新規営業をしていました。

その後、500から3000名の従業員規模の企業への既存営業で主に「Sansan」の顧客満足度向上に向き合っていました。

その後は、現職の人事部に異動し、新卒採用人事としてリクルーター兼イベント運営企画をしています。

――Sansanに入社前は何をしていましたか?

大手IT企業のシステムインテグレーター会社で、3年間働いていました。

最初の2年間は、新設の部署でAIを活用したソリューションの新規営業とサービス開発を行っていました。3年目にはアカウント部門に異動をして、DX推進という目標に向け関西の大手ガス会社へサービスの提案をしていました。

―― なぜ転職しようと思いましたか。

大手企業ではなく、ベンチャー企業で働きたいと思ったからです。

数あるベンチャー企業の中から、最終的にSansanに決めた理由は、仕事を楽しんでる人が多いなと感じたからです。

入社前に社員訪問をしたのですが、「Sansanって何が楽しいですか」と聞くと、「部活っぽいところ!」と表現していて。

全員が同じ方向を向きながらも、1人1人がそれぞれの目標に向かって邁進し、社員が仕事を「自分ごと化」している点にビビッときて入社の決断をしました。

ーーそもそもSansanに入社したいと思ったきっかけは何ですか。

自分なりの価値を仕事で見出したいと思ったからです。

Sansanで働くメリットは、自分の考えに基づいて冒険できる点だと考えます。フラットな文化が根付いているが故に、上の人から振られた業務に加えて、自分の裁量で仕事を進める機会が圧倒的に多いです。

なので、目の前の仕事に対し社員がそれぞれ明確な目的意識を持ち、熱量高く働いている環境に憧れて飛び込みました。

ーー仕事の「自分ごと化」ってどういう意味ですか。

「仕事って何のためにするのか」を自分の中で腹落ちできている状態だと思います。

つまり、自分が立てた目標や叶えたい夢を実現するための手段が仕事になっているということです。

人の課題に向き合い、深い影響を与えたい


ーー営業から人事部に移動したのは自分の希望でしたか?

完全に自分の希望です。

Sansanには社内制度で部署移動ができます。その制度を活用して新卒採用グループへ異動しました。

ーーなんで人事を選びましたか?

理由は2つあります。

1つ目に、人や組織の面から事業成長に寄与したいと思ったからです。

2つ目に、単純に相談に乗るのが好きだからです。
中でも、企業課題というより人の課題にフォーカスをしたく、人事またはキャリアコンサルタントになりたいという思いがずっとありました。
もちろん営業として企業の相談に乗ることも嫌いじゃないです。ただ、人の人生相談に乗る方が、影響度合いとして、深みがあるだろうなと思っていたので人事に憧れていました。

――人の課題にフォーカスしたいと思った原体験はありますか?

はい。中学生の時に人間関係がうまくいかなかった経験が大きいです。

当時、友人からいじられ過ぎて、精神的に辛くなることが多々ありました。その話を所属していたサッカーのコーチに1回ぽろっとした時に、コーチから

「そんなことで悩むのってもったいないんじゃない?今しんどいと思っていても、高校に進学すれば全然違う環境が待っているし、もっと自分の人生の幅を広げたらいいのに。今の環境が全てじゃないよ。」

と言われて、確かにそうだなと思いました。

しんどかった時、前向きに頑張れるきっかけを与えてもらいすごく助けられました。その時、今後は僕も悩んでいる人を積極的に助けてあげたいと思いました。

ーー自分が望むキャリアを切り開くために必要なことはなんですか?

「明確な意思を持つこと」です。

環境を変えることは誰しも怖いですし、飛び込むためには、それだけそれをやりたいって思える「強い動機」も必要です。その動機って将来の夢と紐づいています。まずは、自分の夢を明確にし、仕事を通じてそれをやるしかないんだという雑草根性を持つことは大切です。

それこそ、僕自身1社目に大手を選んだ理由は、親や周囲の友人の影響で、大手が当たり前と思っていました。なので真の自分の意思決定じゃなかったです。そこで、1度中途で転職したのが自分の人生の大きな意思決定になり、それが自信になり、夢や目標に向けて行動もできるようになりました。

学生に納得感のある気づきを与え、信頼される人事になる


ーー人事をしていて一番やりがいを感じる時はいつですか。

綺麗ごとしか出てこないのですが…。(笑)

「相対した人が何か1個でも新しい気づきを得てくれたとき」はやっぱりやりがいを感じます

別に相手がSansanに入る学生じゃなくても全然よくって。むしろ、Sansan入りたいって言っていた人が「やっぱり違います」って言ってくれても全然やりがい感じます。

その人らしい選択ができたと思いますから。

――稲熊さんの今の目標って何ですか。

先述しましたが、「相対した人に何か1個でも新しい気づきを与えられる人」になりたいです。

これを叶える方法は、正直定まり切っていなくて、色々方法を考えています。

Sansanの人事として今の新卒採用で学生さんに向き合うことも一手だし、中途でキャリア採用に向き合うこともそう、組織内の人に向き合うことでも可能だと思っています。
もっといえば、Sansanを卒業して自分でキャリア支援をする会社を運営することも割と考えていたりします。

営業数字とかお金という点で縛りがある状態での支援ではなくて、本当にその人のことを考え、その人の想いを最優先にした上で、支援できるような人材会社、または入社後を支える組織コンサルをやるのも面白そうだなと考えていたりしますね。

ーーその考えに至った背景を教えてください。

今、学生のみなさんと話をする中で、「本当に信頼される人事」ないしは「信頼される1人の人間」になりたいっていう想いがだんだんと強くなっています。

この人の言うことはちょっと聞いてみようかなって思ってもらえるような。

関わった人全員からそう思ってもらえるのは難しいとしても、その数や影響力をなるべく増やせるように、自分の視座を高めつつ、上手なコミュニケーションのスキルをつけたいです。

ーー何があったらこの人を信じようと思うんですかね。
過去の経験を振り返ると、「納得感の強い気づきを与えてくれた人」ってやっぱり付いて行こうって思えます。

サッカーのコーチもそうですが、自分が悩んでるときに、その感情に共感しつつも、辛い状況を切り抜けるための新しい視座を与えてくれる人は信頼されると思います。

多分正解がないと思うので、自分のスタイルを確立していくしかないですね。

人事としても、学生のことを分かろうと努力しないと信頼されないので。

――前職の経験と比較して、Sansanのユニークだなって思うところ、あるいはカルチャーショックを感じた場面はありましたか。

どちらもありますね。

前者のユニークな文化に関しては、バリューズの話になりますが、「意志と意図を持って判断する」はSansanならではの文化でとても好きですね。

営業をしていたときにも、上司から「稲熊はどうしたいの?」と自分の考えをよく問われました。

それだけ自分に対して期待を寄せてくれていると感じましたし、加えて意思決定の場って成長する瞬間でもあるので、それが文化として根付いているいっていうのは、1200人っていう大人数になってる今でも浸透してるのがすごいなと思います。

もう1つは、「最速を目指す」という文化です。
この文化には、入社後だいぶカルチャーショックを感じたというか「すげえ!」とびっくりしています。

まず、それを体現しているエピソードとして、Slackのレスが早いです。
マナーや礼儀作法の場面においてもバリューズを貫いている点はすごく尊敬しています。

3点目は、フラットな環境です。
例えば、役職者と関係構築をしやすい点が挙げられますね。
執行役員にご飯を誘っても問題ないですし、前職と比較しても、役員との距離の近さは、Sansanのユニークなポイントの1つだと思います。

ーー就活生にアドバイスをお願いします!

正直、就活って大変だし、辛い経験もするし、ネガティブに捉えることが多いですよね。
でも、その反面自分のことを理解するとても貴重な機会だと思います。

これからの将来、前向きに生きるために自分が納得できる就職先を選ぶことが一番大切です。その納得できる選択をするために、自己理解にたくさんの時間をかける必要がありますよね。

自己理解って1人でやるにはとても難しいと思うので周りの人と支え合いながら頑張ってください!


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