#5「やりたくなかった営業を自ら選んだ理由」大井 祥暉 Sansan Interview Note
こんにちは!
Sansan株式会社でインターンをしています、山﨑茉緒です!
後輩の就活相談にのると、かなりの確率で耳にするこの言葉。
「私、営業は向いてないと思うんです…」
「営業つらいって本当ですかね?」
就活生からは営業職へのネガティブイメージを感じる一方、
社内ではいきいきと働く社員の姿を見かけます。
よく知らないまま選択肢を狭めてしまうのは勿体ないという想いから、今回はSansanでフィールドセールスを担当する大井さんにインタビューをしてきました!
就活時代は営業職に就くことは考えていなかったという大井さん。
本配属で営業を志望した背景や、今のお仕事のやりがいをざっくばらんに語ってもらいました!
就活の軸は「自己成長」と「本質的な価値提供」
ー大学時代について教えてください!
広告代理店のインターンとフットサルサークル中心の生活でした。
どちらも学業ではないという、不真面目な学生だったんですけど(笑)
インターンはデジタル広告の代理店で、SEOコンサルティングの業務アシスタントをしていました。
フットサルサークルは、自由にやらせてくれる場所で楽しかったですね。
普通サークルは内々でやるものだと思うんですけど、「なにか新しいことをやりたい!」という想いから、企業協賛で他大学から200人以上集客して大会を開催しました。
ー今はどんなお仕事をしていますか?
既存のお客さま向けの営業を担当しています。
前提として、SansanはThe Modelという営業活動における分業体制を採用しています。マーケティング部が見込み顧客との接点を作る、インサイドセールスを担うセールスディベロップメント部がアポイントメントをとる、セールスが契約を結ぶ、カスタマーサクセスが導入後の支援をするという形ですね。
セールスには新規営業と既存営業があり、僕は既存営業を担当しています。サービスをすでにお使いのお客様に対して、新たな商材の提案をしたり、カスタマーサクセスと連携して活用支援をしたりしています。
ー就活時、会社選びで大切にしていたポイントを教えてください。
「自己成長」と「本質的な価値提供」です。
自己成長については、単純に人に頼られることが好きだったんです。当時は、自分のスキルセットが増えて、お客さまや社内の人から頼られることが、自分の成長実感に結びつくと考えていました。
本質的な価値提供については、色んな商材を持ち、お客さまのやりたいことや状況に応じて柔軟な提案ができることを重要視していました。
…と、建前では言っていました。
ーというと本音は?
もちろん嘘ではないですよ!
ただ、もっと本音ベースでいうと、内定を取った中で1番成長意欲が高い人が多い会社に行こうと思っていました。
というのも、自分は結構流されやすいタイプなんです。
新卒は社会人としての価値観が決まる時期だと思うので、決まった流れの中で仕事をしていくよりも、熱量高く上を目指す組織に身を置いて、自分の土台をしっかり固めるべきだと思っています。
色んなことを吸収する時期だからこそ、身を置く環境はすごく大切だと思っていますし、実際大切でしたね。
目標があることで毎日が意味付けされた
ーぶっちゃけた話、年収や知名度が高い企業もたくさんある中で、成長環境に身を置こうと思ったのはなんででしょう?
きっかけは、大学一年生のときです。
中高生の時って、勉強とか部活とか、目標が勝手に与えられていたじゃないですか。それが大学でなにをやってもよくなった瞬間、自分の中でやりたいことがなにもないことに気付いて。
めちゃくちゃつまんなかったんですよ、そのとき。
それもあってインターンを始めて、自分の中で「これができるようになりたい!」という目標ができたとき、初めて毎日が意味付けされる感覚がありました。
高校までの部活の経験から目標を追いかける楽しさはわかっていたし、それが自分にとって大切だったことにも改めて気づきましたね。
ー「目標を追う」というと営業職のイメージがありますが、就活生のときから営業として働くイメージはあったんですか?
いや、実は全くなくて(笑)
むしろマーケティングをやりたいと思っていました。
理由は大きく二つで、一つ目は、単純にインターンで経験した広告代理店の業務に近いのではないかと思ったからです。当時学んだことはマーケティングの一部でしかなかったので、さらに学びたいと思いました。
もう一つは、お客さまに対して本質的な価値提供をしたいという軸があったからです。戦略立案や企画など、いわゆるサプライチェーンの上流工程にいると、一番本質的な部分に携われるのではないかと思っていました。
本配属では「できないほう」を選んだ
ーそんな想いがあったのに、本配属で営業を志望した理由はなんでしょう?
本配属を前にして改めて、「自分はなんのためにこの会社に入ったんだっけ」と立ち返ったからです。
自分の軸は「自己成長」と「本質的な価値提供」であり、研修を含め色々な業務を経験した中で、「本質的な価値提供ができている」と感じたのが営業でした。
さらに言うと、「全然できないじゃん!」と感じたのも営業だったんですよ。だったらできないことを選んだほうが、「自己成長」という自分の目的には合ってる。
そんなわけで営業を選びました。
ー三カ月やってみてどうですか?
しんどいですよ(笑)
だって、できないことをやりにきてるから。
でも、その分手触り感のある成長実感があります。
昨日できなかったことが今日できるようになる実感。
例えば、前日の商談ではできなかった切り返しが、次の商談ではできるようになったり、仮説の精度が上がって、お客さまが「そうなんだよね!」と言ってくれたり。そういうシーンが増えてきます。
日々明確に成長を感じられるのはやっぱり楽しいですね。
向き不向きよりも、プロダクトを信じて売ること
ーーここだけの話、営業に向き不向きはあるんですか?
ないと言ったら嘘になります。イメージ通り、年上の人に可愛がられやすいとか、体育会系でパッションがあるとか。
でも、それだけじゃないです!
営業はもっと複雑なので、本当に色んな人が活躍しています。
実際に今所属している部署でも、お客さまとの関係値を生かして営業活動をする人や、仮説・ロジック建てが天才的な人、パッションで商談数をめっちゃこなす人、色んな人がいて、それぞれのやり方がある。
自分の強みを見つけて活かすことのほうがずっと大切です。
ー強みを活かすことは前提として、活躍している人の共通項はありますか?
自分たちの売っているプロダクトをどこまで信じられているか。自信を持って魅力を伝えられるか。
営業DXサービス「Sansan」は、CMの影響もあってか、名刺管理サービスとして捉えられています。そうなると、会計システムや採用システムに比べて、必要経費として捉えられてないことが多いんです。その考えがあるお客さまに向き合い、自分の中で腹落ちして「絶対買ったほうがいい」と言える人は売れていますね。
提供できる価値に限界がない
ーSansanの営業の面白さってなんですか?
Sansanというプロダクトでできることの幅が広いことです。
データに紐づけて商談のログが取れたり、案件管理ができたり、お客さまのやりたいことに対して、営業的な課題であればほぼ対応できます。
もっというと、「営業強化はしたいけどなにをしたらいいかわからない」というお客さまも多いのですが、「要はこういうことをやりたいんですよね?うちならこれができますよ!」と、自分たちでニーズを創り出していく。
いわゆるソリューション営業で、提供できる価値に限界がないんです。
ー大井さんがSansanを選んだ決め手はなんですか?
自分の就活の軸にマッチしていたことと、実際にインターンをしてみて面接やイベントで聞いていた話とかい離がなかったことです。
とはいえ実は、某大手IT企業と、インターンをしていた代理店とも迷っていました。
ですが、大手企業に関しては、「本質的な価値提供をしたいのに、うちの商材しか売れないけどいいの?」と言われてはっとしました。
代理店に関しても、三年間自分を可愛がってくれた上司がいる環境よりも、全く知らない環境に飛び込んだほうが自分の成長曲線は上向きになると思ったんです。
そして当時のSansanのリクルーターから、「Sansanは今後5年10年がめちゃくちゃ面白いよ!」と言われ、入社を決めました。
ー最後に、営業職に就くことに不安がある就活生にメッセージをお願いします!
自分の場合、「営業が嫌だ」というよりも、自分が知らない要素にどこか恐れていたところがありました。
知らないことに対して怖いのは仕方ない。
でも、知らないから怖いだけかもしれない。
「営業はきつそうだな」「なんか嫌だな」という漠然とした想いだけで、
選択肢を一つ消してしまうのは勿体ないなと思っています。
ぜひ、「なぜ嫌か」を突き詰めて考えてみてください。
社会人になる以上、大変さは他の部署でも同じかもしれないし、営業ってそんなに恐ろしいところじゃないですよ。
それに、営業はお客さまの1番近くで要望を叶えられる仕事です。
つい半年前まで普通の大学生だったのに、今では取引先の部長クラスと対等に話して、提案していくことができるようになる。自己成長や他者貢献を望む人にはぴったりなはずです。
自分の軸を見つめ直し、選択肢の一つとして持ってみてくれると嬉しいなと思っています!
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