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さぁ、日本から海外へ!東京チカラめしが香港に続き、タイにオープンVol.9

皆さま、こんにちは!

「東京チカラめし」が香港に続き、今年2月にタイにオープンいたしました。海外事業部で活躍する上海出身のKさんは、新卒から入社して約10年。色々な部署で経験を積んできました。

Kさんにとっての、SANKOとはどういう会社ですか?

常に学びがある、成長できる場所だと思っています。新卒で入社して、居酒屋事業部に入って複数ブランドを5年ほど担当しました。

店舗で5年務めた後は、どこの部署に?

その後はインバウンドです、ちょうど海外の観光客がたくさん来日していた時期でした。だいたい2年くらいやっていたかな。

インバウンド事業というのはコロナ前ですよね。
旅行会社とのタイアップなどですか?

流れとしては、旅行会社から予約をいただき、インバウンドチーム(現場対応チーム)が店舗に落としこんで、お客様をお迎えする流れです。10名ほどのチームで、1日70件ほど対応をするのですが、1日の予約が1000人などもありました。当時インバウンド事業を展開している会社もたくさんありましたが、スタッフの教育を徹底してお客様へのサービスに注力して、それが評判になって取引先が10倍に、売上も年間1億円を達成しました。

そのインバウンド事業がコロナで大打撃を受けて、その時は?

コロナでインバウンド事業から官公庁の食堂事業に移動になり、お店の立ち上げに関わりました。

そういったインバウンド事業と店舗立ち上げの経験が生かされているのが、現在の海外事業部なのですね。

そうですね。笑 この部署に異動になって約2年ほどですが、現在は「東京チカラめし」の海外ライセンス事業の展開と、水産物の海外輸出をグループ会社の豊洲大卸の綜合食品と一緒に行っています。

海外ライセンス事業の流れを簡単に教えていただけますか?

元々、東京チカラめしのブランドを知っている海外の方から問い合わせを受けたり、こちらからお話を持っていくこともあります。契約前に調味料やタレの輸出調査などを進めながら、商談を重ねて契約締結、オープンに向けて一気に加速します。契約締結からオープンまで早くても半年はかかるでしょうか。

東京チカラめし 香港1号店

タレ以外の食材は現地調達ですか?

ほぼ現地調達です、そのほうがオーナー様にとって制限も少ないし、現地食材を使うことでコストダウンもできます。

お店の内観や、食器類などユニフォームなどはどうしているのですか?

ブランドの資料をオーナー様に提示し、日本と海外の事例を紹介して提案しています。食器、ユニフォームもロゴをお渡しして現地製造です。そのほうが絶対安いですしね。国によって文化の違いがあるので、香港やタイではゆったりしたテーブル席も用意するなどしています。

香港は特にコロナ渦でのオープンでしたが、研修はどのように?

研修はメニュー数にもよりますが、現地に行けるならだいたい2週間ほど、オンラインだと少なくとも2か月はかかります。必要な情報と一緒に調理動画も送り、動画を確認して流れを把握してもらいます。オンライン上で、店で料理を作って見せたりもします。2月のタイオープンの時は、自分が現地入りして研修を行いました。

タイ1号店 店舗研修

海外進出するにあたってどんなところにハードルを感じますか?

やはりどうしても情報です。実際に出向いて市場調査を行ったり、現地のリアルな飲食店事情をつかむことが難しい。
後は文化の違いというか、、、今回のタイもスタッフを集めて研修を1日行って、翌日誰も来ないとか、、、でもそれがタイスタイルだって言われました。笑

品質チェック、味がぶれないようにするためにどんな工夫をしていますか

先ずは、レシピどおりちゃんとマニュアルにそってやっていただけているか、商品の動画・写真を1週間から2週間の頻度で全店分を送ってもらい、商品の状態を確認しています。既に軌道に乗っている香港はそのくらいの頻度ですが、タイはオープン間もないのでほぼ毎日、オーナー様と連絡を取り合っています。

東京チカラめし以外にもブランドがありますが、どう広げていきたいなどありますか?

現状は東京チカラめしだけですが、居酒屋や他の業態の問い合わせも入っています。海外の商業施設から、こういった業態に入って欲しいなどのお話もあるので、他のブランドも出していきたいです。

Kさんの仕事人としての夢とは?

いつか独立して売上の一部を、中国を含めて海外の貧困地域の子供たちの支援にしたい。世界では貧困や教育環境が整っていないなどの理由で、学校にさえ通えていない子どもが多くいます。本人の選択に関係なく、教育を受ける機会が等しく提供されない状況です。

未来を担う子どもたちに、必要な生活環境や教育を受ける機会が確保されるように、自分の力を貢献したい!と思っています。
東京チカラめしを出身地の上海に、オーナーとなって持って行くことも夢です。




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