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ベトナムのつけ麺“ブンチャー”

みなさんこんにちは!

今回は、日本のつけ麺にあたるハノイの“ブンチャー”を紹介します。

ベトナムの首都ハノイは、歴史的・文化的景観だけでなく、ユニークで多様な料理が数多くあることでも知られています。ハノイの名物料理の中でも“ブンチャー”は外せない料理でハノイの人々の心を魅了してきました。


“ブンチャー”は、ベトナム北部が起源で、18 世紀から存在していると言われています。

この料理はもともと小さな通りや小さな飲食店で提供されていましたが、今では、ハノイ市内やベトナム全域で人気になっています。

このハノイ料理は非常に独特な風味を持っています。
多彩な食材とおいしい味の組み合わせのおかげで、“ブンチャー”はハノイのベトナム料理に欠かせないものとなり、ハノイを訪れる観光客が楽しみたい料理のひとつにもなっています。

また、“ブンチャー”は、2016年にバラク・オバマ元米国大統領がベトナムを訪れた際、有名シェフのアンソニー・ボーディン氏とともに味わったことで広く世界に紹介されました。

↑↑“ブンチャー”を作るための食材例↑↑

“ブンチャー”は、お米が原料の細麺「ブン」、春巻き、甘酢魚醤の3つの主な材料で構成されています。揚げ春巻き(南部ではスプリングロールと呼ばれます)もあります。あっさりとした(甘酸っぱい)魚醤で食べる麺料理です。

では、“チャー”はどこからきているかと言うと、

“つける”という意味で、まさに日本でいう“つけ麺”ですね。また、魚醤は、純粋な魚醤に砂糖、酢またはレモン、みじん切りのニンニク、新鮮な唐辛子、濾過水から混合されます。魚醤の風味は、甘味、酸味、塩味、辛さのバランスが取れており、特別な魅力を生み出します。

最後に・・・ハノイとサイゴンでお薦め“ブンチャー”レストランを紹介します。

ハノイで有名な“ブンチャー”レストラン は、オバマ元大統領も訪問した「フォンリエン」です。

サイゴンで有名な“ブンチャー”レストランは「ブンチャ-145」。こちらのお店はバックパッカー向けの安宿や、西洋人の旅行者が多く滞在するエリアにあり、またBui Vien(ブイビエン)通りと言ってたくさんのバーやレストランが並んでいて、夜は大変賑わう通りにあるお店です。


↓↓ここからは、多国籍大企業が集まり発展しているベトナムについてお話しをします。

ベトナムが世界中の多国籍大企業を惹きつける理由は4つあると考えています。

  1. 他の地域に比べて人件費が安い。

  2. 港や空港への交通が便利。ベトナムは中国との国境と隣接しているため、中国へのアクセスが容易。

  3. 自由貿易協定により、国内生産品に余計なコストを支払う必要がない。

  4. 政治が安定している。

です。
また、上記4つの他にも、ベトナムには観光、サービス、再生可能エネルギーなどの産業への投資環境が整っている事も世界的な多国籍企業を惹きつけているのかも知れません。

多国籍企業を惹きつけているいくつかある事例は、

1996年ビル・ゲイツ氏のマイクロソフトがベトナムにオフィスを設立し、2006年にマイクロソフト ベトナム株式会社が正式に誕生しました。マイクロソフトは 30 年近くにわたり、ベトナムの情報技術 (IT) 産業の構築、技術革新、社会経済の発展に貢献してきたと言えます。バクニン省にあるノキアの工場を3億ドルで買収するなど、マイクロソフトの投資活動も更に拡大していきました。 マイクロソフトは柔軟な複合作業モデルを適用しており、これはベトナム市場におけるマイクロソフトの長期的な取り組みを裏付けるものです。

さらに、ビル・ゲイツは10年ほど前に設立した「ビル&メリンダ・ゲイツ財団信託」も、ドラゴン・キャピタル傘下の投資ファンドを通じて間接的にベトナムに投資しており、衛生面、きれいな水、環境の分野、健康(特に結核予防)、人工知能 (AI) および高度な教育モデルの分野に投資も継続しているようです。

また、インテル コーポレーションも非常に早くからベトナムに参入し、世界の IT およびエレクトロニクス業界図にベトナムの名前を刻むことに貢献してきました。 18年間の事業運営を経て、インテルはベトナムに総額15億米ドルを投資し、ハイテク分野で約 6,500 の雇用も創出してきました。インテルプロダクツベトナム工場は、グループ内で世界に4つある組立およびテスト工場の中で最大です。2023 年、インテルベトナムの輸出総額は 10.3億米ドル以上に達し、ホーチミン市ハイテクパークの輸出額の 61% に貢献し、ベトナムのエレクトロニクス産業の輸出額の約 18% を占めます。

↑↑ホーチミン市ハイテクパークにあるインテル工場↑↑

その他にも、ラリー・エリソン氏率いるオラクル・グループも、1993年にオラクル・ベトナム社を設立しベトナム市場へ参入、ソフトウェア事業を主な活動に据えました。また、2017年アマゾンは、正式にベトナムで駐在員事務所を開設し、アマゾンを支えるテクノロジープラットフォームに基づいたクラウドコンピューティングインフラストラクチャサービスを提供しました。次に、アマゾンは Amazon Global Selling Vietnam 会社を設立し、世界中の顧客に年間 1,700 万以上の製品を販売して企業のビジネス展開をサポートしてきました。

最後に最近の代表的な事例をあげると、

米国出張中のトー・ラム氏書記長兼国家会長は、スペースXグループの上級副社長ティム・ヒューズ氏を訪問しました。このグループは 5 年前に衛星インターネット プロジェクトを立ち上げ、現在 6,000 基以上の衛星を低軌道に配置しています。訪問した際、同グループより、ベトナムの衛星インターネット市場の潜在力を実現するために、近い将来ベトナムに15億米ドルを投資する予定だとも言われているようです。

ぜひ皆さんも、ベトナムの美味しいものを食べながら、ベトナム経済の発展や将来性について色々と考えてみて下さい!! それではまた。


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