通信制高校・サポート校が不登校生向けの露出を辞めてくれたなら
どうも、さんかく素直です。
私が様々な子育て世帯から、お子様の進路や自立に向けた相談を受ける中で「通信制高校」の名前がよく出てきます。家から出られないからそこにしか行けないとか、学校が遠隔地にしかなくてそこにしか行けないのではなく、自分のペースで学びやすいからという事で出てくることが多い学校種別です(※個人の主観です)。
そもそも論をすると長くなりますがちょっとだけ。そもそも高校って絶対行かないといけない場所ではないので、「××にいけないから○○にする」ということではなくて、自分自身の求めるものをブレイクダウンして整理してから学校環境を見ていくと良いと言われています。
私自身は学校ではなく、まず生活する地域で考えた。
私の中学3年生。いろんな学校を見学に行きましたが、環境がどうとかより、そもそも自分はどうしたいんだっけな?に立ち返ることが出来ました。
①学校の先生になりたいので、大学進学を前提。勉強で程よく切磋琢磨出来る学校に行きたい。
②自分に対する周りの理解をリセットさせたい(リーダーとか委員長とか真面目にばかり過ごすのに疲れた、役割ではなく本当の自分の意志を知りたい)。
③満遍なく学習するだけでなく、得意なこと好きなことはより時間数を増やして学んでみたい。
最終的にこの3つで絞って考えていました。
まず、①で高校進学とまわりも大学進学を目指すような学校を考え
②で「特色選抜(推薦入試)」という地元の入試方式を活用して、自分の校区以外の学校へ越境で入試する方式を活用しようと思いました。ちょっと変わっていると思いますが、高校を決める前に学区を超えるために入試方式を決めました。
で、③で絞り込んで第一希望の設定という流れでした。
Bプランも、めちゃくちゃ楽しみだった高校受験
第一志望で受かった(というか「特色選抜」という入試方式は、合格後の辞退がダメな物で、スケジュールが一番早かった。)から良かったものの、Bプランどうするんだ!?というのが高校入試の難しいところです。
私はBプランに幼稚園・小学校の時の習い事(ラグビー)の仲間が集まる予定の学校を考えていました。
先ほど挙げていた
②自分に対する周りの理解をリセットさせたい(リーダーとか委員長とか真面目にばかり過ごすのに疲れた、役割ではなく本当の自分の意志を知りたい)。
についても、この幼少期の友達は(今でも仲良しですが)一緒にふざけ合ってじゃれ合っていたメンバーで、学年制の競技且つ、必ずキャプテンが毎年変わるという素晴らしいルールで運営されていました。結果、みんなにリーダーシップがあって協調性のある輪だったのです。環境をリセットしたかった私も、その輪の中にまた戻ることもリセットだと感じられていました。
スケジュールの都合上実現しませんでしたが、Bプランめちゃくちゃ楽しみでした。
通信制高校の露出の仕方が違っていたら進路は変わっていたかも
今、教育福祉業界に携わって詳しくなってから思いますが、本当は自分にとって通信制高校が一番合っていたのではないかと思います。通信制高校っていうのは実は通学も出来て、どこからでも入学できて、好きなスポーツは学外でやることも含めて考えれば選び放題(授業の調整も出来る)。大学受験に強い学校もたくさんある。
私って通信制高校も向いていたんじゃないか
ただ、当時私には通信制高校についてまったく情報がありませんでした。
不登校の子向けの学校ではないか?
少なくとも当時の私にはそれぐらいのイメージしかなかったです。
現在も多くの学校のHPや説明会のチラシにはそのような記述が目立っているように感じます。
でも実は、不登校を選んでいる子たちは、不登校者向けの学校に行きたいわけではない
広告の難しさなのかなと素人ながら感じますが、不登校者向けのコピーを打って興味を持つのは「不登校者の保護者」であることが多いのではないかと思う。
これまで仕事やNPOのボランティア、自治体主催の学習教室で様々な子供たちと話をしてきましたが、不登校生向けの学校に行きたいと強く思う子ども達とは出会ったことが無いです。
個人差はありつつも、今の学校に行きたいと思えなく、高校に進学してもうまく行かないのではないかと思っているというのが共通しているように思います。
もちろん保護者の方が視野が広いので、保護者の方が気がつくような打ち出し方にするのはわかるんです。
でも、もっと当たり前の選択肢としてブランディングしていく学校が増えた方が、不登校を選んだ子たちが社会とまた合流するまでの時間は短くなる気がするのです。
露出の仕方工夫できないかな...。
そんなライティング、コピーの相談があればぜひ一緒に考えたいです。
ライフコンサルタント/さんかく素直
https://note.com/sankaku_life
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