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スマホの「フリック入力練習」と「思考のクセを変える」ことの共通点
私は10年前に「ガラケー」から「スマホ」に切替えたのだが、文字入力はずっと「ガラケー方式」のままでやってきた。スマホ方式、つまり「フリック入力」のほうが格段に速いのは知っていたが、習得する練習がおっくうだったからだ。
しかし、最近スマホで文字入力する機会が増え、ガラケー方式で打つことによるモタつきや時間ロスを痛感するようになってきた。そこで、私もやっと重い腰を上げ、フリック入力に切り替えることにした。
これって、思考パターンの切り替えだ
現在、フリック入力を始めて10日ほど。まだぎこちないし、時間がかかる。文字を打つたび、いちいち考えて手が止まる。「えーと・・「れ」だから・・「右」だな。シュッ!」という感じだ。
別にフリック入力自体は難解でも特殊でもない。単に「長年自分が慣れ親しんだ方法」とは違うというだけだ。でも、だからこそ意識しないと出来ないし、最初のうちは非効率で疲れる。
例えるならば、「右向いて!」と指示されたとき、今までは右を向いていたのに、今度からは「上」を向かなければならなくなったような変化である。
反射的にとる行動なので、ある種の思考パターンが切り替わらないと無意識には出来ないだろう。逆にいうと、無意識に出来るようになるまでひたすら繰り返すことが唯一の習得のコツであり、それによって誰でも思考パターンを切り替えることが出来るということだ。
「フリック入力練習」と「思考のクセを変える」ことの共通点
そんな日々を送っているなか、今朝ふと思ったことがある。
よく、悩んでいる人へのアドバイスで「思考のクセを変えなさい」「世の中の見方を変えなさい」というものを見聞きするが、それは簡単にいうとスマホの入力方法を「ガラケー式」から「フリック入力」に変えることに少し似ているんじゃないかな?ということだ。
「同じ事象に対して、今までとは違う思考パターンで処理し、対応する」。最初は難しい。でも意識的に繰り返すことで、新しい方法が当たり前になっていく。
勿論モノによってレベルや複雑さは違うけれど、じつは根本的には結構シンプルなことなのではないだろうか。なんだか、色々なことに応用できそうな気がする。
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