会社にいた若い子

会社は作業場と事務に別れていて、

社長が取ってきた仕事を常務がさばき

作業場で作業する社員やパートさん達がいます。

その中で僕より半年先に入ったEXILE風の20代前半の若いN君がいました。

初めは不愛想でしたが、

直感で面白そうな子と感じ

話して見た

話を聞くと彼は社長と中国で友達になり

ワシが面倒見たるっと社長の言葉を信じて

ここに就職したそうだ

境遇が似ている

僕は専務に誘われて入った

何か面白いと感じ取り

一度飲みに行こうと彼を誘った

彼は中国で留学していて

よく社長に飯をご馳走になっていたそうです。

将来はビックになりたい！

フェラーリが乗りたい！

金を稼ぎたい！

しかし現状はベビー毛布を綺麗に畳み

モヤモヤしながら働いていました

俺は、彼に確かに似合わんな！っと笑いながら彼に色々と考え方を教えていく事にした

彼が頑張る事により自分もパワーもらえる

どうお金を稼ぐか

自分は何ができるか

どう行動するか

でもここの給料ではフェラーリは程遠い

社長はN君が入った途端ほとんど喋る事は無く、挨拶程度

教えたると言ってた事も何一つ無い

彼は辞めて中国で親の知り合いの社長に経営を譲ると言われていると僕に話した

僕は彼に選択は自由だが、

今は何処に行っても同じ状況になると伝えた

もちろんそこの会社に入り

経験を積んで社長になればお金も今より稼げるかも知れない

社長になってフェラーリ買って

欲望にお金を使い

地元の友達を従え俺様は社長と

気付いた時には経営は破綻し人がついてこない

そんな未来が見えたので

多分そうなるだろうと伝えた

彼も何となくそうなりそうと言った

地元でいいのか？

もっと世界は広いぞ！

時間が掛かるが俺が今からこの会社で仕掛けていくからちょっと待っとけ！

俺もまだまだやけど、一緒に頑張ろう！

そう伝えて

N君との会社での色々な出来事がはじまる

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