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朱鷺について 〜子供の頃に知った事〜

とある方と話をしていて。

普通の人は佐渡島内に何人くらい住んでるとか、産業は何か、なんて知らないよね〜
なんて話になりました。
色んな人に

朱鷺くらいは知ってるけど

とよく言われますが。

が、どうしてこの世に絶滅危惧種はあまた存在するのに、なぜここまで日本は朱鷺に対して多大な時間とお金をかけているか、ご存知の方って案外少ないんだなぁと改めて思った次第なので、書いておこうかと。

因みに2023年現在、日本の絶滅危惧種及び準絶滅危惧種は全部で51種類のようです。

昭和の頃から、朱鷺の保護についてはずっとメディアで取り上げられてきていますよね。他にも同程度に深刻な種があったのに、それはなぜか。

美しいから

日本の原風景云々

等の理由ではありません。

チコちゃんだったら…どんな風に言うのかな🤔

それは
皇室がエライから 

と言えばよいかしら。

有り体に言えば、伊勢神宮の式年遷宮に必要だから です。

前回の式年遷宮は2013年。
ご縁があり、私も行事の一つに参加させて頂きました⬆️

伊勢神宮では、式年遷宮で建物だけでなく、神宝も新調するのがならわしです。そして、神宝の「須賀利御太刀(すがりのおんたち)」も当然新しく作るのですが、そこに朱鷺の羽根が使われています。

私も実物は見たことはないので、ネットで画像を探してみました。


「伊勢神宮と神々の美術」上野浅草ガイドネット探検隊より
「伊勢神宮と神々の美術」上野浅草ガイドネット探検隊より

ざっくり言うと…

鳥の羽2枚だとしても、こういった類のものを外国から輸入するわけにはいかないのですよね。皇室の威信にかけても。
私は専門家でも何でもないので、不適切な書き方だったらごめんなさい。

この朱鷺関係の事について、私は小学校の時に夏休みの自由研究で纏めて提出した事を思い出しました。
ネットがない時代だったので図書館をはしごしたり、佐渡の歴史郷土関係の施設を回ったりしたのも、今となっては良い思い出ですね。

当時の朱鷺保護センターへも何度か足を運びました。

母は佐渡出身でもちろんこの伊勢神宮関連の事は常識でしたし、年上の親戚で知らない人はいなかったので…
どうやらいつの頃からか私は、日本人なら割と普通に知ってる事だと思っていました。

放鳥の儀式に皇室が立ちあっていらっしゃったのはそういうわけです。
伊勢神宮に朱鷺、欠かせないですから。
今までTV等で観て、なぜに皇室が?と思われた方もいるのでは。

そうそう、以前叔母が庭に落ちていた朱鷺の羽を見せてくれました。
拾って取っておく分には良いらしいですが、譲渡したり売ったりするのは禁じられているとの事。

確かに、メルカリで容易に売れるようになってしまったら、よからぬ考えの人達も出てきそうです。

まぁ気軽に手にするのは「朱鷺の巣ごもり」くらいにするという事で😉

何ヶ月か前の🇹🇼マダム宅でのお茶会にて


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