フィンランドの移民のための学校に行ってみた件について

Moi! Kaikille !

こんにちははみなさん。

今回は近年北欧諸国で徐々に増え続けている中東系(トルコ🇹🇷やイスラエル🇮🇱)移民と、小国フィンランドがどのように彼らに対処しているか少しだけお話しします。

Why?

そもそもどうしてフィンランドに中東系移民が多いのか。始まりは、1990年代頃。同時代に政権や戦争が激化したことにより、アラブ諸国からフィンランドへと移民・難民が流入しました。

日本政府が2020年から掲げている「移民を受け入れる」という声明に対してのロールモデルの1つになる国といっても過言ではないでしょう。

とは言え日本の人口は1億を越えるのに対し、フィンランドのそれは日本の北海道の全人口ほどにしか相当しないのが若干ネックではありますが。

問題となっていること

それに付随する形でフィンランドで問題となっているのは、ずばり…

どのようにフィンランド語も英語も話せない彼らを路頭に迷わせず、働かせるか!

考えてみてください

あなたの仲良しグループに、全く言葉のわからない人が突然やってきました。さて、最初にどうしますか?やはり、コミュニケーションがとれるようにどちらかから歩み寄りますよね?しかし、その来客者が突然、なんの前触れもなく現れたとしたら?ほとんどの人はその来客者の方に歩み寄ってもらいたいと思うでしょう。

さらに、もっと複雑なことにアラビア語の需要が高ければ移民受け入れ先の人々も学びたがるでしょうが、英語のようにそこまで高くない。

そして、フィンランドはフィンランドとしての確固たるアイデンティティ、フィンランド語を移民にも教えることで、国としてのアイデンティティを守っているとも言えます。

いくらフィンランド人の英語が堪能でも第2言語は第2言語にしか過ぎませんので笑笑

住んでみた実感

2018年9月から12月までヘルシンキ市内のPasilaというところに住みました。その地域でもたまに中東系(ヒジャブ🧕)等を身につけている人がいます。かと言って治安が悪いかと言われれば、悪いとは言えないです。ただフィンランドにフィンランド人じゃない人がいるだけ。治安が悪そうに見えるだけで、その人たちの見た目や先入観だけで一見治安が悪いと言ってしまいがちですが、ほとんど影響はありません。

人種や民族で一括りにしてしまうのはしょうがないかもしれませんが、中東系の人にも頭の良いwell-educatedな人々やすごく親切な人々だっていっぱいいっぱいいる!ということを強調した上で、フィンランド東部には移民のための学校や家が多く集中し、こちらは事実として治安が少し悪い地域と言っても過言ではないでしょう。

例えばショッピングモールのある「イタケスクス」やさらに東部、ロシア側の「ラスティラ」等はあまり治安は良くないと言われています。

フィンランドの対策〜教育〜

なんだかんだでその移民たちのための学校の1つを訪問させていただいたので学びをまとめます。半年前のことのためないように誤りがあればコメントください…すいません笑

①授業内容

フィンランド国内には基本的に無料で移民たちにフィンランド語や英語の教育を行う学校が多数あります。言語がおもですが、ちゃんと通常学校のような内容を行う学校もあります。

➁教室や生徒数

生徒数は比較的少なめに感じました。見学した英語の1クラスは20名程度かそれよりすくなかったです。しかし、

全生徒数と学校の規模を鑑みると人口密度は高いと思います!

しかし、通う生徒のレベルは高いように思いました。主に中東系移民が多かったですが、アジア系の人もいました。みなさん英語が堪能で、フィンランド語も結構堪能でした。(今回訪れたのがヘルシンキ市内ど真ん中の比較的優秀な移民の学校のため皆さんお金が比較的あってスペックも高かったのかもしれません…)

➂生徒の声

フィンランドについてどう思いますか!?と聞くと、物価が高いけど住みやすい!という声や何もなくてつまらないという声がありました。

確かに娯楽が少なくてつまらないと感じる方も多いかもしれませんが、マズローの五段階欲求説的には、衣・食・住がしっかりしているため、彼らは不満に思っているのであり、逆説的にそれらは十分保証されているとも言えるでしょう。見た感じ、フィンランド語や英語の習熟度も高かったので教育もいき届いていると言えます。

最後に一言

いかがでしたか?急いで、思い出しながら書いてしまったので後日追記予定ですが、僕のトルコ人の友達の家はすごく広がったです。家賃は学生になら安く提供されるため、彼も住めるのですね。ちょっとそれますが、スウェーデンに住むイスラエル人の友達の家も広かったです。英語がすごく苦手なのに!これは調べ甲斐があります。おそらく彼は中東系のレストランのウェイターさんなので、ある程度のスウェーデン語だけでいきていけるのでしょう。今回話したのはあくまで主に移民であり、エリート層なのは間違いないです!そうでない人の教育や支援はより困難で、辛酸を舐めると言わざるを得ません。それは、またいつかどこの記事で。Moi moi!





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