マガジンのカバー画像

ツイッターが

5
ツイッターが壊れたところからはじまる物語。完結。
ツイッターが壊れて混乱に陥った人間を描いています。ちょっぴりファンタジー。
¥400
運営しているクリエイター

記事一覧

【連載小説】#2 ツイッターが

【連載小説】#2 ツイッターが

壊れてから数時間が経った。

TLは見るからに混乱していた。

ライトユーザーは不具合を嘆いていたし、ヘビーユーザーはアプデするための最新バージョンがないことに戸惑っていた。

【連載小説】#3 ツイッターが

【連載小説】#3 ツイッターが

壊れてから、青い鳥の情報を探していた。

偶然見つけたアカウントに

「ツイッターの鳥が逃げたんじゃね?」

とつぶやかれていた。

目を疑った。

自分以外にもツイッターの鳥が逃げたことを知っているやつがいたのか。

【連載小説】#4 ツイッターが

【連載小説】#4 ツイッターが

壊れて、TLは混乱していた。

逃げた青い鳥の情報を募ってみたものの誰からも反応はなかった。

鳥が逃げ出した時に追いかけなかったことを心底後悔した。

今からでも間に合うのだろうか。

【連載小説】#5 ツイッターが

【連載小説】#5 ツイッターが

壊れたあとに探していた青い鳥は、すぐ近くにいた。

やつが逃げ出してから48時間も探さなかった俺に不満げなご様子だった。

「シュッポッ」

「シュッポッ」

「シュッポッ」

「わかった、怒ってるのはわかったからそう何度も鳴くな」