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「わたしがいる〝今〟」

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各分野でご活躍の皆さんから、現在に至るまでの物語をうかがいます。
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2021年4月の記事一覧

【vol.7】出版社ころから代表 木瀬貴吉さん 「声なき声を本に、誰もが息できる社会を目指す」

【vol.7】出版社ころから代表 木瀬貴吉さん 「声なき声を本に、誰もが息できる社会を目指す」

2013年、出版取次を介さない出版社「ころから」を東京都北区赤羽に創業した木瀬貴吉さん。出版事業を始めるにあたり、ある本で出会ったのが「本は薬にも毒にもなる」という言葉。日本の出版社、書店にはその視点が欠けていると感じており、ころからでは声なき声を本で表現することで、誰もが息できる社会を目指している。5月から「いきする本だな」シリーズとして、人種的・性的差別など排外主義に抗う本を発行していく。

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【vol.6】 脳幹出血の後遺症から奇跡的回復!鈴木康弘さん 「自分の経験を障害を持つ人の支援に」

【vol.6】 脳幹出血の後遺症から奇跡的回復!鈴木康弘さん 「自分の経験を障害を持つ人の支援に」

 39歳の時、自宅で飲酒中に突然倒れた鈴木康弘さん。致死率が高く、仮に命が助かっても、植物人間か一生寝たきりになる確率が極めて高い「脳幹出血」が原因だった。右半身感覚麻痺、体幹麻痺などの障害が残ったが、発症から6年経過した頃、右腕・右手を除く右半身の後遺症が突然良くなりはじめ、自転車に乗れるまでに回復。発症から今年で12年、不動産業で生計を立てる中、失調が残る身だからこその障害者支援を模索中だ。

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