物語は海を越えて@映画『かがみの孤城』
こんにちは。
今週は、ずっと観たかった映画をようやく観ることができました。
辻村深月さんの本屋大賞受賞作『かがみの孤城』のアニメ映画版です。
こころちゃんにも、みんなにも久しぶりに会えたような不思議な感覚です。
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まず海外へ届いた翻訳版
『かがみの孤城』は、現在発行部数160万部を越えるベストセラー。これまでに読んだ方もきっと多いかと思います。私も、物語に大きく心動かされた1人です。大切な作品として単行本も文庫本も本棚に並んでいます。衝撃の読書体験の記録として以前こちらでも小説の感想を書かせていただいた大好きな一冊です。
小説『かがみの孤城』は、まずは翻訳版として海を渡りました。素敵な様々な装丁があることを知った公式さんのツイートを覚えています。
そして映画化、日本から世界へ
そして昨年映画化され、物語はこれまでとは違う層にも届きました。
文章で呼んだ世界がアニメーションになってより解像度が上がったように感じました。お城一つとっても小説から受けるイメージは人それぞれだと思うのですが、孤高に佇む美しい城を見て言葉には出来ない画の持つ力のようなものが伝わってきました。登場人物の納得の表情と声、繊細な心まで描かれたストーリー、これは映画版を観ることができてよかったと余韻に浸っています。加えて自分でも発見となったのは、流れる音楽によってまた想像の世界が広がること。心象に合わせて選ばれた音楽がそばにあることも映画だからできることの一つなんですね。これからもう一回おかわり鑑賞します。
映画版『かがみの孤城』は海外でも上映されました。
この知らせを聞いて、文章という形で作者の伝えたかった想いの小包がより多くの人の元へ届いていることを、ファンの一人としてとても嬉しく思っています。
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・第52回ロッテルダム国際映画祭Limelight部門正式出品。
・フランス第47回「アヌシー国際アニメーション映画祭」のコンペティション部門に選出され、現地時間6月12日に公式上映。
・9月、世界三大ファンタスティック映画祭の1つ 「シッチェス・カタロニア国際映画祭2023」の アニメーション部門に選出。
▼デジタル配信一覧 (お近くの図書館にもDVDがあるかもしれません)
お読みいただきありがとうございました。
桜
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