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この1冊『倚りかからず』(茨木のり子・筑摩書房)

茨木さん詩集再び

1926年に生まれ2006年まで生きた茨木さんが1999年、73歳のときに出された詩集です。

今も読み続けられる詩集

響く言葉

「自分の感受性くらい」とともに、今を生きるすべての世代の響く言葉です。
芯を持ち、個としての生き方を貫いた茨木さんですが、淡々としてこわばらない生き方はとてもいい感じがします。
からだやこころが固くなっているときに読みたい本です。

倚りかからず

もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある
倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ

「倚りかからず」より

疲れたとき

人は、社会や集団に合わせようとしてしまいがちです。
人や組織やそのときの空気に怯えて、力んで、そして疲れ果ててしまいます。
コーヒーを飲みながらゆっくり休んでみるのはいかがでしょうか。
刺激と繊細さに満ちた本を読みながら。

🌸さくらワーカーズオフィス🌸

「倚りかからず」は、🌸さくらワーカーズオフィス🌸に置いています。
🌸さくらワーカーズオフィス🌸をご利用のみなさまは、いつでも自由に手に取っていただけます。
フリースペースは、ゆっくり過ごしていただくことできます。

さくらワーカーズオフィス
代表 山口哲史
810-0001
福岡市中央区天神4-1-28 天神リベラ702
Phone : 090-2581-9529
※見学、利用のご相談はHPの連絡フォーム、TwitterのDM、メール、Noteの問い合わせを使ってご連絡ください。
(平日日中は電話対応いたしません)
HP : https://mjm-counsel.org
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