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【京都旅行】建仁寺をゆったりと歩く

 夏真っ盛りの京都は暑い。むっとする暑さが私を襲い、汗がじんわりとだが、大量に出る。ハンカチで拭いても拭いても汗がでる。私の地元も大概暑いが、京都はもっと暑い。
鴨川沿いを歩いたときには、
「涼」というのは
こういうことかと肌で感じた。
目に涼しい風流な鴨川は、
歩いていて気持ちよかった。

そのようにして京都を観光してきたので、
備忘録としてここに記録していこう。
第一弾として建仁寺を訪れたことを
記そうと思う。

建仁寺は、
国宝・風神雷神図屏風の高精細複製品を
保有していることで有名だ。
入ってすぐの小部屋の奥にそれはあった。
レプリカとはいえ、とても迫力がある。
向き合う風神と雷神は呼吸のタイミングも
合わさっているようなつながりを感じられる。金箔の背景がきらびやかで絢爛豪華という言葉がよく似合う。

 また、あるところの天井に双龍図を見ることができた。
鏡天井にある双龍図。
今にも動き出しそうな龍がこちらをぎょろりと見つめている。
龍の鱗が一枚一枚細かく描かれ細部までこだわっていることが伺える。
龍に関連する言葉で逆鱗に触れるという言葉があるが、
人が逆鱗に触れてしまったかのような圧巻の迫力である。
私は龍が怒っているように見えた。

  「龍の怒りを爆発させてしまった私は、じっと立ち尽くしていた」

といった具合である。

 その恐れ多い力を感じたあとに、庭を見た。その静けさと緑豊かな庭に癒やされた。先程双龍図を鑑賞することでエネルギーを放ち、少し疲れた私にエネルギーを与えてくれた。 

エネルギーの循環が行われているような
充実感。

「あぁ私は京都に来ている」
という喜びに 満ち満ちた。


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