【複業のルール】指示待ち人間は無価値

これまで携わった400件以上の複業経験を踏まえて、複業をする際のベーシックなルールについて１つ厳選してお伝えします。

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与えられた仕事をこなすだけでは落第点

複業として新たに仕事をする場合、業務委託契約にて複数の仕事をするケースが多いです。この場合、プロパー社員としてのメンバーではないため、真面目に働くことや、一生懸命働くことに価値はありません。結果が重要です。

そして多くの場合、プロパー社員だけでは達成できないゴールや課題があるから複業人財に仕事を依頼するため、発注者自身が、ゴールを実現するための最適な手段を思い描けていないケースがほとんどです。

となると、発注者から言われた通りの仕事をしているだけでは、到底達成すべき成果を出すことはできません。

与えられた通りに仕事を行いつつも、自分なりに目標から逆算して創意工夫をしながら、仕事に取り組む必要があります。

事例

ここで１つ実際の例を紹介します。

WEBマーケティング領域を得意とするAさんは、急成長スタートアップB社にてWEB広告の仕事を複業として受けました。

B社はこれまでお試し程度でしかWEB広告をしたことがありません。具体的な成果もまだほとんど出ておらず仮設検証段階ですが、新たな集客基盤として今後強化するために、領域の専門家であるAに依頼をしました。

B社の担当者はAさんに現状の仮説を述べ、検証をするように説明しました。Aさんはプロとして真面目に、真剣に検証を行いました。Aさんの努力もあり、ある程度の成果を出すこともできました。

しかし、B社の担当者は満足していません。

たしかに検証はできつつありましたが、B社として求めている水準までは成果が出ていなかったからです。

Aさんとしては「今は仮設検証段階だから」という言葉尻に引っ張られ、結果よりも検証に重きをおいていました。

この時Aさんが「検証は大体できてきたので、そろそろ結果にコミットしようと思うのですが、広告予算を引き上げることはできますでしょうか」といったような内容の確認を自ら自発的に行っていたら、このような事態を避けることができたのではないでしょうか。

このような認識の相違によるミスが複業の場合、圧倒的に多いです。

回避するには、指示されたことだけでなく、本質的な課題にチャレンジし目標を実現するためにコミットすることです。勝手に動けというわけではありません。もちろん確認しながらにはなりますが、指示待ち状態ではなく、自ら率先して行動する必要があります。多くの場合、発注者自身も目標を実現するための答えを持っていないのだから。

注意して欲しいのは、指示待ち人間がダメだからといって、指示無視人間もダメです。自発的に動きながらもしっかり確認を取りながら業務を進めるようにしましょう。

まとめ

今日は複業をする際に気をつけるべきベーシックポイントを１つ厳選してご紹介しました。指示待ち人間に価値はありません。発注者自身、目標を実現するための手段がわからないからあなたに仕事を依頼しているのです。自ら考え、本質的な目標の実現・課題の解決に注力してください。

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