自分の中にある「レアカード」の使い方

こんにちは！

さーちゃんです(*^^*)

「命の熾火を守りともに育てるFirekeeper」として、

ここいろhiroshimaとしてセクシュアルマイノリティの子どもたちとその保護者の居場所作りや啓発活動を行ったり、神石高原町豊松地区の子育て支援コーディネーターをしてます。

現在、【火】を通して自分自身見つめるファイヤーリトリートというもののプログラム化も行っています★

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先日、ある広島県内の高校へ講演会に行かせていただいたときの話。

ここいろhiroshimaとして、「性の多様性」や「自分らしく生きる」というテーマで色んな学校でお話をさせていただいているのですが、今回は高校1年生向けにお話をしました。

いつものように自分たちのライフストーリーをお話させていただいたのですが、学校の計らいで講演会後に生徒さんが私たちに個別で聞きたいことを聞けるような「個別相談」の時間を設けて下さいました。

その時、個別相談の時間にきてくれた生徒さんの質問で、

自分はセクシュアルマイノリティとは違うかもしれないけど、ずっと「自分は人と違う」と感じてきた。

クラスメイトからも「変わっている」と言われたり、自分自身も「周りの子たちと同じようにできない」と感じてきて、友達付き合いでも苦労した。

自分の中にある「人と違う部分」をどんな風に扱えばいいのか、どんな風に人との関係を築いたらいいのか、分からない。

こんな質問を受けました。

私も長い間「自分は人と違うかもしれない」「周りと同じようにできない」と悩み、人と違う部分をどんな風に扱えばいいのか分かりませんでした。

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思春期の頃の私は、人と違う部分は「あってはいけない」「異常」「変」「おかしい」、そんな風な見方しかできなくて。

当時の私は自分のセクシュアリティや家庭環境のことを隠して、周りに合わせることでしか人付き合いができませんでした。

「変わっている」、「それ変だよ」、「普通じゃない」って言われたり思われたりするのが怖くて、自分の人と違う部分を押し込めてその場をやり過ごす。

私はそうやって過ごしていたため「変わっている」と直接友達に言われることはありませんでしたが、質問をくれた生徒さんは実際に「変わっている」と言われた経験があり、より「自分は周りと違う」「変なのかもしれない」という気持ちを強く感じたかもしれません。

この質問を受けたときに、パッと思い出したのが「レアカード」の話。

2019年10月から2020年12月末までRCCラジオで「ここいろラジオ」という番組を持たせていただいていたのですが、その最終回でゲストできてくれた友人のはなちゃんがしてくれた話で。

はなちゃんは番組の中で、

どの人にも「レアカード」と言われるカードが配られていて、そのカードのおかげで出逢えるご縁や出来事がある。

と話してくれました。

はなちゃん自身、セクシュアルマイノリティとして「人と違う部分」をもっている自覚があり、そのことでモヤモヤと悩んだ経験もある当事者。

そのはなちゃんが放った「レアカード」という言葉が、すんばらしく私に刺さって！！

「そうか、人と違う部分を『レアカードをもっている』という見方をすればいいんだ」と素直に思えました(*^^*)

トランプの大富豪というゲームでも「ジョーカー」や「８（八切り）」など、他のカードとちがって役割や個性の強いカードってありますよね。

有無を言わせず強いジョーカーや、その場の流れを切って自分からカードを出せる８は、まさに「レアカード」です。

でも、そういうカードが手元に配られたときって、

「どこで使おうか…」

「出し方を悩むなあ」

って手元のカードにらっめこしませんか？？

私のやっていた大富豪のローカルルールでは、ジョーカーと８で最後上がってはいけないというルールがあって、「レアカード」ゆえの制限もされたり。

そんな風に扱いが難しい「レアカード」だからこそ、それをどう使うかの面白さもある。

レアカードは使い方次第で、周りが「そんな手もあったのか！」と驚いて関心するような出し方だってできます(*^^*)

そして、もう１つ。

はなちゃんは「レアカードがあるからであえる出逢いや出来事がある」と教えてくれて。

自分にレアカードがあるから、同じようにレアカードをもっている仲間と出逢えたり、想像もできないような貴重な体験を引き寄せてくれる。

私自身、ここいろhiroshimaの活動を通してこの「レアカードが運んでくれる出逢いや出来事」をたくさん経験し、自分の人生がどんどん豊かになっていきました。

人と違う部分を「あってはいけない」「異常」「変」「おかしい」ととらえるのではなく、「レアカードをもっている」ととらえ直すだけで、自分の「人と違う部分」が人生を豊かにしてくれるものに見えてきます。

この「レアカード」というワード、たとえが、私はものすごく好きで。

いつか誰かにプレゼントしたいと思っていました。

そのチャンスがこの度やってきて、高校生にプレゼントできてすごく嬉しかったです(*^^*)

（高校生も「レアカード」という言葉を聞いて、心なしか表情が明るくなっていました(*^^*)）

はなちゃん同様、私もどの人にも「レアカード」があると思っていて。

その「レアカード」をどう使うか。

自分の手元で隠してもっておくだけにしておくか。

「こんなカードあるんですけど～」って人に見せてみるか。

いざという時に、鮮やかに場に切り出すか。

きっと、いろんな使い方ができるのだと思います。

誰もが、自分の手持ちのカードで生きています。

自分に配られたカード、采配されたカードで生きていかないといけません。

そのときに、自分のカードだけで生きていくのはあまりにもハード。

手持ちのカードを見せ合って、協力して技を出したり、ピンチの時は助けてもらったりして、人生というゲームをともに楽しむ。

そんな「共創」するような生き方ができると、きっと人生の荒波もおもしろがって超えていけるんじゃないかなあと私は思います(*^^*)

そのためにも、まずは自分のレアカードの存在に気づくことが大切。

他の手持ちのカードをしっかり見てみることで、出しどころや他の人のカードとの相性のいい組み合わせが分かって、いろんな使い方が見つかるはずです。

そのとき、あなたの「レアカード」はあなたにつながる大事な人々を勇気づけ、助けることにきっとつながるはず。

そんな風に私は感じていますし、自分のもつレアカードの力も、他の人のもつレアカードの力も信じてます。

この記事を書けたのは、「レアカード」の話をしてくれたはなちゃん、質問してくれた生徒さんのおかげ。

本当にありがとうございました(*^^*)

あなたのもつ「レアカード」はなんですか？？
あなたは自分がもつカードをどんな風に使って生きていきたいですか？？

現在、【火】を通して自分自身見つめるファイヤーリトリートというものをプログラム化するためにモニターになってくださる方を募集しています(*^_^*)

ファイヤーリトリートを通じて、あなたの【レアカード】も見つかるかも★

【募集定員】5名限定→満員御礼！！ありがとうございます！！

ただいまプログラム化に向けて準備中です！今しばらくお待ちください★

最後まで読んでくださりありがとうございます！

今日も応援しています！

ホーミタクエオヤシン。

2021.7.20　高畑桜