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夫のこと

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何かと話題に事欠かない夫の話です。
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おとひめ

おとひめ

きょうから下半期。もうすぐ七夕です。🎋
全く因んでませんが…

晩御飯の時、おとひめ(音姫)のことが話題になりました。

夫はトイレの滞在時間が長いです。
自室か!というほど気がついたら居る感じです。

外でもよくトイレに入る夫。
いつ何どき催しても即行けるように、自分の動線のトイレは全て把握しています。

そんな夫が最近、「音姫、うるさいねん。喋ってるように聞こえんねん。」というのです。

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朝晴れエッセー

朝晴れエッセー

今朝、朝食を食べながらいつものように夫が新聞を読んでくれた。
感嘆の吐息の後に読んでくれたのは毎朝連載されている
“朝晴れエッセー”

今朝は交通事故に遭ってしまった女性(同世代)が、道路に面した会社の人たちに助けられて、胸骨を折ったものの、病院に駆けつけた旦那さまと間もなく帰宅できたという内容だった。

このエッセーの文章力が素晴らしかった。迫り来るものがあった。わなわな震えた。夫が読み終えるま

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39回目の結婚記念日

39回目の結婚記念日

夫と出会ったのは夫が24歳、私が19歳。
私は2回生。夫は1浪の後、病気のため2年休学し、学部を卒業して研究科の1年に在学中の時でした。

通算43年のお付き合い。

桜も共に42回見てきました。
楽しい時も苦しい時も悲しい時も、色々な色の桜を共に見てきました。

結婚を前提に付き合いたいと言われた時、彼はまだ体調が本調子ではありませんでした。
父に「彼に何かがあった時、お前が食わせていける覚悟が

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夫のこと(備忘録)

夫のこと(備忘録)

指揮者になりたい!

1970年、大阪で開催された万国博覧会に世界の名だたる指揮者やオーケストラが次々に来日し、大阪中之島フェスティバルホールでは連日のようにコンサートが行われた。
当時高校1年生だった夫はベルリンフィルをはじめ、来日オーケストラの全ての公演を聴き、大変な衝撃を受けた。

幼少の頃からクラシック音楽が大好きだった彼はこの経験を機に、音楽への憧れと愛がさらに強まり、指揮者になりたいと

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夫の誕生日

夫の誕生日

私にはお爺ちゃんがいなかったし、私の父は62歳、夫の父は55歳で他界しているので、そばで歳をとりゆく男性の姿を初めて見ているわけだけど。

お陰様で身も軽く元気で、このたび68歳を迎えました。

食べても食べても太れないタチなので、体型は高校生の時から変わらず。
職業柄かなんなのか、細〜いけど筋肉質。お腹はまだ出ていない。

だが!
頭は真っ白、ついでに眉毛も白くなってきて、顔は皺とシミだらけ。

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ガチってなに?

ガチってなに?

音楽を愛する情熱のかたまりの女の子(私の娘くらいのお歳)、
noterさんのリトさん。

リトさんと私の共通点は、
夫がミュージシャンだということ。

そして彼(夫)との交際も、
こちらから申し込んでいる
ということ。

だって私たち、彼(夫)の音楽がたまらなく
好きなんですもの!!!

そんなリトさん(バンドのボーカル)と、リトさんの旦那さま(リトさんと同じバンドの作曲&ギター)がこの2日、st

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夫のコンサート

夫のコンサート

きょうのコンサートで、
年内の大きな本番は終わった。

よく頑張りました💮

昨日
散歩に行ってくると言って出かけ、
しばらく帰ってこなかった。

きっと暗譜を確認していたんだろうな…

私は暗譜の心配よりも、
今月に入って毎週末本番が続いたので、
彼の身体のことが心配だった。

感染症のことはもちろん、
栄養や休養のこと、
そしてあまり気を使うのも良くないので(笑)、
ほどほどに家事もしてもら

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秋のコンサートシーズン

秋のコンサートシーズン

昨年一昨年と憚られていたコンサートが
以前のようにできるようになった。

海外からもたくさん来てくれるようになったし、
我が家にも仕事が戻ってきた。

夫も、先月から毎週のように本番が続いている。

2020年、1番酷かった頃、
せっかくできたチラシに
大きな文字で『演奏会中止』と書かれ、
その文字で夫の顔が隠れてしまったりした。

私は「仕方ないね」と、普通なふりをしていたけど、
夫が可哀想で仕

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本の虫

本の虫

夫はとにかく本が大好き。
たくさん読むし、読むのも早い。
「よくまぁそんなに読むねぇ」
と言うと
「僕の趣味やしな」とニコニコ。

読まないものは古本屋に持って行ったりしたこともあったけど、
部屋の片隅に処分する本を束ねて置いてると、いつの間にか解かれて、
1冊2冊なくなってる。
「やっぱり読みたいからもうちょっと待ってな」って、
結局は処分できずにいる。

紙の本だけでなく、Kindleにもたく

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