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文学の同人誌を作って頒布するまで #番外編(編集部員紹介) - 文フリ東京71日前

議題(?):「Quantum」合同編集部、どんな人がやってるの?

ごあいさつ

お世話になっております〜〜。

久湊有起:「文藝同人 習作派」として二〇一六年から文学フリマに参加。「Quantum」合同編集部ではマネジメント・DTPを担当。

「Quantum」合同編集部、編集部員の久湊(ひさみなと)と申します。以前 #0 の記事で微かに登場しておりますが、おぼえていらっしゃいますでしょうか。記憶にない人は今すぐ前記事読んで、すぐスキ!してください。絶対だよ。

今回は番外編ということで、執筆に忙しいPRチームに代わって僕が記事を書くことになりました。こんなふうに書くと、僕がすでに自分の執筆を完了しているように見えますが、もちろんそんなことはありません。そんなわけないじゃないですか。笑わせないでください。『二進も三進も』という言葉がありますが、一進だって動いていません。ていうか、二進とか三進って何?なんで一進から始めないわけ?素数列なの?と思って調べたら算盤用語らしいです。
ふうん、って感じですね。

さて、今回の記事は『編集部員紹介』です。


「Quantum」合同編集部には、共通点を見つける方が難しいくらいの個性豊かでイカした面々が顔を連ねております。もともと文学フリマに出店していた人もいれば、いち読者だった人もいます。ゴリゴリのサラリーマンもいれば、大学院生や個人事業主もいます。

詳しくは紹介の中で触れていきたいと思いますが、このメンバーが集まったきっかけも様々です。これから合同誌を作っていく過程を記事にしていく予定ですが、ここで紹介する人物像をふまえて読んでいただくと、より楽しんでいただけるのではないかと思ってます。

「自己紹介って最初にするもんじゃないの?」

「なんでこのタイミング?」

みたいな声が聞こえてくるような気がしますが、本当に不思議なことに、今の今までまったく思い至りませんでした。困ったものです。まあでも、遅すぎることもないと思うので、時間があったら見ていってください。


サークル紹介

まずはサークルとしての自己紹介をしておかないといけませんね。よくよく考えたら、小出し小出しにコンセプトやタイトルなんかを書いてきましたが、ちゃんと名乗ったことなかったんで。
(そもそもこの前タイトル決まったばっかりだったから名乗るにも名乗れなかったわけですが)

「Quantum」合同編集部は、文学フリマ東京38にて合同誌「Quantum」を刊行するために創設された純文学同人サークルです。

われわれの合同編集部は、2023年11月に開催された「文学フリマ東京37」で出会ったメンバーで構成されています。それまでも交流があった人もいますが、六人の共通点はこれだけです。文フリで会って、喋って、その後に集まった。正真正銘、メイドイン文フリの純文学同人サークルです。

「打ち上げで喋っていたら意気投合して朝まで肩組んでカラオケしてました!」みたいなハッピーな経緯じゃないのが悔しいところですが、同等のカロリーを編集作業で消費している気がするのでおおめに見てください。

熱量や作業量は商業出版に負けないつもりですが、決定的な違いとして「編集長の不在」があります。これは、あくまで同人サークルとして、各人が同じ権限、同じ裁量で編集にあたっていこう、という趣旨で決められました。
そのため、決め事に際しては並々ならぬ苦労があったりなかったりするのですが、このあたりは後日「マネジメント編」なんかで触れられたら、と思ってます(そんなもの、出るのか?)。

というわけで「長」がいないので、名前の50音順で紹介していきたいと思います。各編集部員から自己紹介文も募ったので、併せてご覧ください。

それでは、イカれた編集部員紹介、いきますよ〜〜〜


編集部員紹介

①石田 幸丸(PR・デザイン・DTP担当)

文藝同人 習作派」として二〇一六年から文学フリマに参加。夜の新宿・花園神社に参拝すると、どこかなつかしい感じがする。

まずは石田。僕(久湊)と一緒に「習作派」という純文学同人サークルをやっています。

クリエイティブ関係?の仕事もしていて、究極の凝り性、とでも言うのでしょうか。好きな言葉は「スリル」で、持ち得る時間は全てコンテンツ制作に捧げないと気が済まないタチです。会議が長くなって疲れてくるとちゃぶ台を返すようなことを言い放って失笑を買います。アカデミズムの申し子(本人注:これは言い過ぎ)なので喋っていることの大半は理解できませんが、割り勘のとき必ず多めに出そうとしてくれるので悪いやつではありません。動物に例えるならラクダ。


②岡田 進之介(企画・校正担当)

大学院生。専門は英語圏の現代美学(分析美学)で、「フィクションはなぜ人の心を動かすのか?」という問題に興味がある。犬を飼いたいけどお金が無い。

唯一の学生枠岡田くん。呼び名は「オカディー」「しんちゃん」「すすむのすけ」の3択からまだ絞り込めていません。今回の合同誌では屋台骨となる企画をそのままそっくり担当中。これから彼のインタヴューが始まるようです。どきどき。

エレガント、という言葉の権化のような好青年ですが、参加のきっかけは石田が誰かの誕生パーティーで口説き落としたということなので、多分パリピです。時々研究分野に関するワークショップや発表をしてるみたいですので、ぜひ彼のTwitterもといXをチェックしてみてください。鳥類で例えるならヨウム。


③鈴木 三子(PR担当)

二〇二三年くらいから小説を書き始める。小説って頭の中だけじゃ書けないんだなあと実感。登山用にと買ったリュックにPCを詰め、近隣のファミレスで執筆にさ迷う。

https://twitter.com/suzuki3993

彗星のごとく現れた文フリ初参加の鈴木さん。昔からイラストを趣味で描いていたとのことで、noteのサムネ画像などは全て彼女が描いてくれています。「イラストかわいい!」と思ったそこのあなた! スキ! してください。ナウ。

小説を書くのも今回が2度目ってことみたいですが、「うっそだ〜〜」と言ってしまいたくなる強度の書き手です。作品は文学フリマ東京38にてぜひご確認ください。動物で例えるならカピバラ、希ガスで例えるならキセノンって感じの人。
ちなみに嫌いな昆虫はガガンボの幼虫だそうです。登山向いてない。


④那智(校正・DTP担当)

BL小説書き。二〇二一年より「文芸サークル微熱」として文学フリマに出店。
イケてない男の話ばかり書く。本業は校閲者。

通称なっちゃん。言葉とウォン・カーウァイをこよなく愛する本職の校閲者です。おそらく日本で一番アメリのコートを美しく翻せる人(僕調べ)。下戸。自分の考えや状況の言語化能力が高く、会議進行においては助けてもらう事しきりです。
最初に会ったのは三年前の文フリでしたが、その時から自分の書くものがBLであってBLじゃない、と言っていて、ジャンルというものに強い問題意識を持っているようです。そんな人が書くBL、もしくは純文学、読みたくないですか?
動物ならアライグマ。夜行性だしイヌ科っぽいから。


⑤原石 かんな(デザイン担当)

「現象」というサークル名で一次創作は純文学、二次創作はBLで活動。
文学フリマには年1ペースで出店。大泉洋と誕生日が一緒。

原石さんは習作派と同じく2016年から文フリに出店している人ですが、実は最近まで交流がなく惜しいことをしていました。作る本はどれも個性的で美しいものばかりです。本の奥付けに「BGM」として作品のイメージに合うセットリストを記載している人、僕は他に知りません。この辺りは④那智さんが自分のサークルのスペースで詳しく聞いていたので、チェックしてみては?

次回文フリは「現象」としても参加予定とのことですので、ぜひ足をお運びください。マストです。
今回の合同誌参加に際しては、一番「活きのいい悲鳴」をあげられる自身がある、といっていました。残念ながらほとんどオンラインでの作業が続いているので今のところ奇声は聞こえてきませんが、オフラインの際は録音の用意をして行きたいと思います。海洋生物で例えるならベニクラゲ。


⑥久湊 有起(マネジメント・DTP担当)

最後はこの僕、久湊。港区タワマン在住、FXでFIRE済、JAPAN MENSA会員、TOEIC990、趣味は人助けで特技は世界平和。幼少期は父の仕事の関係でロサンゼルスにいて、許嫁にキャサリンという爆乳パツキン美女(23)がいる。好きな動物は黒毛和牛。

独身。独身以外ほんと。


おわりに

以上、編集部員の紹介でした。少しは「Quantum」合同編集部の解像度を高くすることができたでしょうか。

刊行まではまだまだたくさんの編集工程があります。道は長いですが、懐かしき部活動みたいな雰囲気があって、名探偵くらい遅れてきた青春って感じがしています。大人が本気で遊んだらどうなるか。皆さんの目で確かめていただければ、これに勝る幸はありません。文フリ常連の方も、今まで知らなかった人も、5月19日に東京流通センターでお会いできることを楽しみにしております。


ということで、今回は何も決まっていません。
また次の記事で!

イラスト:鈴木三子

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