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【女性の身体#03】子宮力を上げる!漢方の考えに基づいて

前回の#02 の続きです。
普段の生活で取り入れやすい食材についてお話しさせて頂きます。

1.薬味&スパイス

<薬味>
◉ねぎ・・・血行を良くして、身体を温めす。風邪の症状を抑える。
◉しょうが・・・気血の巡りを良くして、身体全体を温める。
◉唐辛子・・・血液循環を良くして、胃腸を温める。
◉にんにく・・・全身の血行を良くして、体力増進につながる。

<スパイス>
◉黒こしょう・・・胃腸を温め、身体の調子を整える。
◉八角・・・消化を良くして、血の巡りをよくする。
◉シナモン・・・胃腸を温め、消化機能を高める。
◉クミンシード・・・胃腸の調子を整える。
◉みかんの果皮・・・胃腸を元気にして、気の巡りを良くする。

2.体調や季節に合わせた食事

「食養生」とは?
これは食べ物によって心身の不調を改善するものです。現在では、不調や病気は薬で治すのが一般的ですが、古来中国人にとっては、食材も薬も「食べ物」で区別はなかったそうです。(つまり、食べ物がそのまま薬にもなる)
その人の体質や症状、体調、季節に合わせてレシピをつくるオーダーメイドの食事で、病気の予防や健康増進を目指すのが、「食養生」です。

「一物全体」とは?
ひとつのものをまるごと食べること。

「身土不二」とは?
人間の体と人間が暮らす土地は一体で、切っても切れない関係にあり、その土地のものを食べ、生活するのがよいということ。

子宮力を上げるには、この考えに加えて、冷えを克服する食事が大事になります。
◉熱性・・・ししとう、こしょう、唐辛子、シナモン、ラム肉など
◉温性・・・しょうが、にんにく、らっきょ、ニラ、ねぎ、しそ、玉ねぎ、かぼちゃ、松の実、鶏肉、えび、いわし、鮭、酢など

3.妊娠中に気をつけたい食事

妊娠中のお母さんは赤ちゃんに栄養とエネルギーを与えているので、2人分の「気」と「血」が必要になります。おなかに赤ちゃんがいると、お母さんの身体は「気・血・水」の巡りが滞りやすくなるなるので、妊娠の経過に合わせた養生が大切です。

・妊娠初期→まだ不安定で身体を消耗して「気」の巡りが悪くなりがち。
大豆、しいたけ、山芋、ナツメなど、「気」を補う食事を心がけましょう。

・妊娠中期→赤ちゃんの成長が著しいので「血」が不足してきます。
にんじん、ほうれん草、あさり、黒米、黒豆、ぶどうなど、「血」を補う食事を心がけましょう。

・妊娠後期→むくみやすいので「水」の巡りをよくすることが大切です。
大根、冬瓜、とうもろこし、小豆、昆布、ハトムギなど、「水」の代謝を促す食事を心がけましょう。

妊娠中は量より質を重視し、栄養バランスの良い食事を取るように心がけましょう。漢方では一回の食事に「青・赤・黄・白・黒」の五色が含まれていると、バランスが良いと考えます。五色は五臓とつながり、強化すると考えるからです。

<参考:子宮力を上げる漢方レッスン


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