見出し画像

【人材派遣時代】ボタン恐怖症

こんばんは、オカサキです!

最近届く、お花の定期便に
相変わらず癒されております^^

今回は、
私の好きなかすみ草も入っていたので
1日1日大切に眺めております(笑)

▲お花の定期便

大体、4本くらい届くのですが、
毎回、全然違うお花なのに
むしろ違うからこその
まとまりがあるように見えて
素敵なんです♪

機会があれば、
お花を愛でてみてくださいね。

今日は、「ボタン恐怖症」
についてお話してみようと思います。

厳密には、
「ボタン恐怖症だった子」の話です。

※「虫」の話が出てきます。
 読んでいただきありがたいのですが、
 虫が苦手な方は読むのを
 控えてもらうことをオススメします。


アルバイトで自信をつけてもらう

人材派遣時代は、
上司と2人で回していたのですが
新規事業も同時スタートしていたので、
アルバイトメンバーの最初の面接は、
私が行っていました。

人材派遣のお仕事は
多種多様な価値観や考え方、
働き方やライフスタイルを持ったメンバーに
「アルバイトを通して自信をつけてもらう」
ことが目的でした。

大学生のアルバイトメンバーが多かったので
アルバイトを通して自信をつけ、
これからの社会人生活や
恋愛・友だち関係など
人と関わっていく中で、

少しでもお役に立てることがあればと
願いを込めて、
アサインをしていたのですが、

最初は、
猫背で自信がなかった子が
4年生になる頃には立派な先輩となり、
後輩に優しく指導出来る
立場になっていたり、

夢にもう一度向き合い、
ボートレーサーになった子がいたり、

こちらが指示をする前に
「オカサキさん、これしたらいいですか?」
と率先して動いてくれる子がいたり、

「友だちを紹介してもいいですか?」
と友だちを紹介して、
アルバイトメンバーに
引き寄せてくれた子がたくさんいました。

逆に、
私の方が深く考えさせられることが多く
アルバイトメンバーに助けてもらい、
学ばせてもらった、貴重な時間でした。

そんな中で、
特に印象に残った出来事があります。

「ボタン恐怖症なんです」

「オカサキさん、
 相談したいことがあります。」
とLINEをくれたメンバーは、
県外から岡山の大学へきていて
医療系の学部の子でした。

とてもいい子で優しくて、
どんな案件も嫌な顔をせず
一生懸命取り組んでくれる子でした。

そんな子から
「実は、ボタン恐怖症なんです」
とLINEが届きました。

聞けば、
ボタンが虫のように見えるとのこと。

なので、制服がある案件は
控えてほしいとのこと。
(制服はボタンが付いているので)

びっくりはしましたけど、
自分の中では
「あっ、そうなんだ」
ぐらいの気持ちでした。

同時に、
『打ち明けるのに
 どれだけ勇気がいっただろうか』
と感じました。

人は自分が経験しないと分からない

人は、自分が体験していないと、
ピンとこない生き物だと思います。

特に、『ボタン恐怖症』という
2000人に1人くらいの確立の事例を
実際に聞いた時、

人によっては
「なにそれ?」
「本当に?」
「冗談でしょ」
って思う人もいるかもしれません。

私が、高校1年生の16歳で
自律神経失調症になって、

・自転車に乗れない
・朝起きられなくて夜眠れない

症状の時、
「なんで起きれないの?」
「なんで眠れないの?」
「なんで自転車にも乗れないの?」
と言われたこともあります。

「なんで?」と言われても、
こっちが「なんで?」
と聞きたい気持ちでした(笑)

「なんで?」と言われたら、
話すことも怖くなりました。
受け止めてもらえないんだと
実感することが怖かったからです。

もちろん、ボタン恐怖症だけでなく
いろいろな恐怖症があると思います。

恐怖症だけでなく、
本人にしか分からない苦しみが
あると思います。

大切なこと

大切なことは、
「理解が追い付いていなくても、
 まず受け止めること」
だと思います。

今回の件でいくと、
『その子は「ボタン恐怖症」も含めて
 その子だということ』。

同じ経験をしていても
していなくても、

真正面からだけでなく、
横から、後ろから、上から
見てみようとする。

ボタン恐怖症の子に
「勇気出して話してくれてありがとうね」
とLINEしたら、

「話すのが怖かった」
「受け止めてもらえて嬉しかった」
と返信をくれました。

もし、あの時に私が
「なにそれ?」
と返していたら、

ボタン恐怖症の子に
「受け止めてもらえなかった」
と感じさせてしまっていたかもしれません。


私はこの件があって、
『どんなことがあっても否定しない』
『まず受け止めよう』
という気持ちを改めて、
心に置いて過ごすようになりました^^

あなたの大切な人が
何かの恐怖症で悩んでいる時の
ちょっとでも
お役に立てれば嬉しいです.+°

\経験は財産/

今日も記事を読んでくださり、
ありがとうございました(・v・)/

この記事が参加している募集

この経験に学べ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?