記事一覧

アルコール添加の日本酒

アルコール添加をしている日本酒の世間での印象はすこぶる悪い。悪酔いするという感覚やメチルアルコールが入っていると勘違いし、購入しないお客様だっているほどだ。あえ…

SakeBase
2か月前
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100年後も色褪せない仕事

200年後、300年後、500年後も語り継がれる仕事とは?自分の心のなかに、ひとつの疑問が沸いてきた。仕事をするのであれば誰かの役に立ち、何かを遺せたらという気持ちが芽…

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2か月前
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2024年もSakeBase株式会社はジェフユナイテッド市原・千葉を応援します

2024年2月1日、ジェフユナイテッド株式会社様にスポンサー会議の場を設けていただきました。1年間、応援させてもらった立場としては昨シーズンの内容には十分に満足してお…

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2か月前
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豚に真珠ではなく豚ですら不在

日本の各地を旅していると目を惹きつける特産品や工藝品と出会う。その土地に根付きながら人々の暮らしに寄り添う特産品、地域の個性を色濃く表現する工藝品は長い歴史のな…

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2か月前
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「道」

小さなことの積み重ねが、とんでもないところに行くただ一つの道。 2004年にイチロー選手がシーズン最多安打記録 を残した際に語られた言葉である。私はこの言葉 を意識し…

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3か月前

「飛鸞」

2023.6.22 長崎県平戸市に所在する森酒造場。 私は素敵な杜氏と出会った。 全国の酒蔵を巡るなかで、これほどまでに奮い立つ感覚を覚えた人はいなかった。 また、根拠のあ…

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9か月前
4

「米の原価」

2023.5.18 日本酒の味は値段には比例しない。 最高の誉め言葉として日本酒ファンのあいだで用いられている。 実際、そのくらい酒蔵は本醸造から純米大吟醸まで妥協せず、…

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9か月前
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「離島で暮らす」

2023.3.10 日本では「416」の離島で人々が暮らしているそうです。 ちなみに、日本での無人島の数は「13705」もあるそうです。 現在、離島全体の人口は約60万人…

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1年前
3

「七本鎗」

2023.3.7 まだ、関西アルプスの山々には雪が降り積もっている、春寒の侯。 琵琶湖を周遊する旅に出掛けたら、素敵な出会いがありました。皆様は「七本鎗」と聞くと、何を…

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1年前
4

「銚子丸とサケベース。」

2023.2.16 今の店舗に移ってからは、鮨職人と共演の構想を膨らませていた。 最高の鮨に合わせて、僕が最適な日本酒を選ぶ。 多くの人にスペシャルな鮨体験を届けることが…

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1年前
7

「ジェフ千葉のスポンサー企業になりました。」

2023.2.7 スポンサーとは、スポーツチームやアスリートに対し、広告などを目的に金銭を支出する団体や個人と定義される。 話題は変わるが、昨年のジェフユナイテッド市原…

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1年前
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「どうせ働かない時代が到来するのだから、最後くらい楽しく働こう。」

2023.1.26 野村総合研究所が「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に」と研究結果を2015年に発表していたことを思い出した。 10~20年後に…

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1年前
3

「仲間」

2023.1.20 仲間が会社に加わることになった。 この状況を大変嬉しく思う。 新しい仲間は幼稚園からの幼馴染。 創業したての頃から、時折、仕事の手伝いや、相談を聞いて…

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1年前
3

「シンギュラリティ×日本酒」

2023.1.16 「シンギュラリティ」という言葉を知っているだろうか? 日本語では技術的特異点と訳され、AI研究者のあいだで使用されるようになった言葉である。 どのよう…

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1年前
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シンプルな生き方

2023.1.15 僕は自分がつくづく怠惰な人間であると自覚している。 自宅が広いと掃除が面倒なので狭い家に暮らす。 愛車だって燃費の良い小回りの利く小さな車だ。 洗濯も洗…

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1年前
10

挑戦する1年

2023.1.1 大晦日が終わり、2023年が幕を開けた。毎年、正月になると抱負を考えるついでに原稿用紙に筆を走らせる。カッコよく表現してしまったが、実際には筆を走らせ…

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1年前
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アルコール添加の日本酒

アルコール添加の日本酒

アルコール添加をしている日本酒の世間での印象はすこぶる悪い。悪酔いするという感覚やメチルアルコールが入っていると勘違いし、購入しないお客様だっているほどだ。あえて強調すると本醸造や普通酒が悪酔いするという科学的根拠は存在せず、メチルアルコールに対しても製造出荷したことが判明したら行政処分の対象となるため、日本酒にメチルアルコールが入っていることは絶対にない。たしかに、かつての日本社会ではメチルアル

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100年後も色褪せない仕事

100年後も色褪せない仕事

200年後、300年後、500年後も語り継がれる仕事とは?自分の心のなかに、ひとつの疑問が沸いてきた。仕事をするのであれば誰かの役に立ち、何かを遺せたらという気持ちが芽生えてきた。なぜなら、人は仕事をすることで存在価値を高めて、自己実現に向かって絶えず成長する生き物であるからだ。人は産声をあげた日から亡骸になるまで成長を続けて、自分という存在が消えてしまったとしても生きていた証を残そうとする。それ

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2024年もSakeBase株式会社はジェフユナイテッド市原・千葉を応援します

2024年もSakeBase株式会社はジェフユナイテッド市原・千葉を応援します

2024年2月1日、ジェフユナイテッド株式会社様にスポンサー会議の場を設けていただきました。1年間、応援させてもらった立場としては昨シーズンの内容には十分に満足しており、今シーズンもスポンサー企業として応援を続けていくことは心に決めていました。特にシーズン後半、チームの成熟度には安心感と高揚感を抱かせてもらいました。日曜日にDAZNを開くのが毎週の楽しみになっていたほどです。内部の状況については詳

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豚に真珠ではなく豚ですら不在

豚に真珠ではなく豚ですら不在

日本の各地を旅していると目を惹きつける特産品や工藝品と出会う。その土地に根付きながら人々の暮らしに寄り添う特産品、地域の個性を色濃く表現する工藝品は長い歴史のなかで磨かれてきた賜物だ。そんな特産品や工藝品を発信していきたいと考える一方で、その発信に限界を感じてしまうことがある。なぜなら現代人は多忙な日常生活を送っており、特産品や工藝品と向き合う余裕、時間が極端に少ないからだ。例えば、日本酒。私は酒

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「道」

「道」

小さなことの積み重ねが、とんでもないところに行くただ一つの道。

2004年にイチロー選手がシーズン最多安打記録
を残した際に語られた言葉である。私はこの言葉
を意識しながら生活することが、仕事を成功さる
上での秘訣であると考えている。そして、小さな
ことでも積み重ねていきたいと思える物事に出会
えたこと自体が幸運で恵まれていると感じている。
しかし、小さなことを継続することは「飽き」や
「慣れ」

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「飛鸞」

「飛鸞」

2023.6.22

長崎県平戸市に所在する森酒造場。 私は素敵な杜氏と出会った。 全国の酒蔵を巡るなかで、これほどまでに奮い立つ感覚を覚えた人はいなかった。 また、根拠のある自信が未来への成功を約束されているような雰囲気を感じた。 その魅力のひとつに冷静さと情熱、知性と感性の均衡が保たれていることが挙げられる。 応援したくなるような人というのは、この杜氏のことを指す。 5年後は白紙のキャンパスに

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「米の原価」

「米の原価」

2023.5.18

日本酒の味は値段には比例しない。 最高の誉め言葉として日本酒ファンのあいだで用いられている。 実際、そのくらい酒蔵は本醸造から純米大吟醸まで妥協せず、全ての醸造工程と向き合っている。 しかし、同じ醸造酒であるワインとの価格差には開きが生じているのも事実だ。 そして、ワインと価格設定を合わせる必要性がないことも理解している。 私はこのような価格差が生じている理由については日本酒

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「離島で暮らす」

「離島で暮らす」

2023.3.10

日本では「416」の離島で人々が暮らしているそうです。 ちなみに、日本での無人島の数は「13705」もあるそうです。 現在、離島全体の人口は約60万人で、日本の人口構成比の0.5%を占めている状況です。 500人未満の人が暮らす離島は7割以上にもなるそうです。 離島の人口は減少傾向にあり、主な要因は交通の便が不便であることや就業の問題が挙げられています。 しかし、それと同時に

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「七本鎗」

「七本鎗」

2023.3.7

まだ、関西アルプスの山々には雪が降り積もっている、春寒の侯。 琵琶湖を周遊する旅に出掛けたら、素敵な出会いがありました。皆様は「七本鎗」と聞くと、何を思い浮かべますか? 恐らく、多くの人は「賤ヶ岳の七本鎗」を連想したのではないでしょうか。 それは、戦国時代の「賤ヶ岳の戦い」で功名をあげた7人の武将のことを指します。 賤ヶ岳は現在の滋賀県長浜市に位置し、1583年に勃発した戦の舞

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「銚子丸とサケベース。」

「銚子丸とサケベース。」

2023.2.16

今の店舗に移ってからは、鮨職人と共演の構想を膨らませていた。 最高の鮨に合わせて、僕が最適な日本酒を選ぶ。 多くの人にスペシャルな鮨体験を届けることができたら、鮨と日本酒の距離はぐーっと縮まるのではないか。 そしたら、鮨と日本酒はもっと身近な存在になれるのではないかと信じている。 それは、たまにしか会わない恋人のような関係ではなく、夫婦のような関係性だ。 鮨と日本酒、その絆を

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「ジェフ千葉のスポンサー企業になりました。」

「ジェフ千葉のスポンサー企業になりました。」

2023.2.7

スポンサーとは、スポーツチームやアスリートに対し、広告などを目的に金銭を支出する団体や個人と定義される。 話題は変わるが、昨年のジェフユナイテッド市原・千葉の順位は10位。 今年も所属ディヴィジョンはJ2リーグ。 2009年に降格を経験して以来、1度もJ1復帰を成し遂げられていない状況だ。 しかし、そこに全く興味はない。 なぜなら、勝負事は勝つ時もあれば、負ける時もあるからだ。

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「どうせ働かない時代が到来するのだから、最後くらい楽しく働こう。」

「どうせ働かない時代が到来するのだから、最後くらい楽しく働こう。」

2023.1.26

野村総合研究所が「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に」と研究結果を2015年に発表していたことを思い出した。 10~20年後には、その未来が到来することを意味する研究論文なのだが、もう7年が経過したことになる。 私は大学1年の冬、この報道を聞いた時、そんな未来が到来するとは思ってもみなかった。 その時はインスタグラムも流行していなかったし、YouTube

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「仲間」

「仲間」

2023.1.20

仲間が会社に加わることになった。 この状況を大変嬉しく思う。 新しい仲間は幼稚園からの幼馴染。 創業したての頃から、時折、仕事の手伝いや、相談を聞いてもらったりしていた真柄だ。 でもまさか、一緒に働くとは思ってもみなかったのが正直な感想だ。 創設期に僕と土屋と友人で、間借りしていた団地の一室で集中して作業をしていたのが懐かしい。 その友人は大学を卒業し、都内の会社に就職した。

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「シンギュラリティ×日本酒」

「シンギュラリティ×日本酒」

2023.1.16

「シンギュラリティ」という言葉を知っているだろうか? 日本語では技術的特異点と訳され、AI研究者のあいだで使用されるようになった言葉である。 どのような意味なのか説明すると、人と人工知能の臨界点を指す言葉として、人の脳と同レベルのAIが誕生する時点を表している。 要するに人よりも賢い機械が人類に影響を与えることだ。 人工知能研究の第一人者である、レイ・カーツワイル博士は、「2

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シンプルな生き方

シンプルな生き方

2023.1.15

僕は自分がつくづく怠惰な人間であると自覚している。 自宅が広いと掃除が面倒なので狭い家に暮らす。 愛車だって燃費の良い小回りの利く小さな車だ。 洗濯も洗濯乾燥機能搭載の全自動型。 これにより家事の時間が大幅短縮。 昔からの怠惰な性格で、高校も自宅から近いという理由だけで選んだ。 次第に学校に通う意味自体が分からなくなり、遂には学校にも通わなくなってしまった。 美化するつもりも

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挑戦する1年

挑戦する1年

2023.1.1

大晦日が終わり、2023年が幕を開けた。毎年、正月になると抱負を考えるついでに原稿用紙に筆を走らせる。カッコよく表現してしまったが、実際には筆を走らせている訳ではなく、パソコンにタイピングする作業を行っている。かれこれ、この習慣も5年目を迎えた。毎年、新たな気持ちでパソコンにタイピングしているのだが、過去の原稿を見返してみると書き綴っている抱負が類似していることに少しの焦りを覚

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