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アルコール添加の日本酒
アルコール添加をしている日本酒の世間での印象はすこぶる悪い。悪酔いするという感覚やメチルアルコールが入っていると勘違いし、購入しないお客様だっているほどだ。あえて強調すると本醸造や普通酒が悪酔いするという科学的根拠は存在せず、メチルアルコールに対しても製造出荷したことが判明したら行政処分の対象となるため、日本酒にメチルアルコールが入っていることは絶対にない。たしかに、かつての日本社会ではメチルアル
もっとみる100年後も色褪せない仕事
200年後、300年後、500年後も語り継がれる仕事とは?自分の心のなかに、ひとつの疑問が沸いてきた。仕事をするのであれば誰かの役に立ち、何かを遺せたらという気持ちが芽生えてきた。なぜなら、人は仕事をすることで存在価値を高めて、自己実現に向かって絶えず成長する生き物であるからだ。人は産声をあげた日から亡骸になるまで成長を続けて、自分という存在が消えてしまったとしても生きていた証を残そうとする。それ
もっとみる2024年もSakeBase株式会社はジェフユナイテッド市原・千葉を応援します
2024年2月1日、ジェフユナイテッド株式会社様にスポンサー会議の場を設けていただきました。1年間、応援させてもらった立場としては昨シーズンの内容には十分に満足しており、今シーズンもスポンサー企業として応援を続けていくことは心に決めていました。特にシーズン後半、チームの成熟度には安心感と高揚感を抱かせてもらいました。日曜日にDAZNを開くのが毎週の楽しみになっていたほどです。内部の状況については詳
もっとみる豚に真珠ではなく豚ですら不在
日本の各地を旅していると目を惹きつける特産品や工藝品と出会う。その土地に根付きながら人々の暮らしに寄り添う特産品、地域の個性を色濃く表現する工藝品は長い歴史のなかで磨かれてきた賜物だ。そんな特産品や工藝品を発信していきたいと考える一方で、その発信に限界を感じてしまうことがある。なぜなら現代人は多忙な日常生活を送っており、特産品や工藝品と向き合う余裕、時間が極端に少ないからだ。例えば、日本酒。私は酒
もっとみる「銚子丸とサケベース。」
2023.2.16
今の店舗に移ってからは、鮨職人と共演の構想を膨らませていた。 最高の鮨に合わせて、僕が最適な日本酒を選ぶ。 多くの人にスペシャルな鮨体験を届けることができたら、鮨と日本酒の距離はぐーっと縮まるのではないか。 そしたら、鮨と日本酒はもっと身近な存在になれるのではないかと信じている。 それは、たまにしか会わない恋人のような関係ではなく、夫婦のような関係性だ。 鮨と日本酒、その絆を
「ジェフ千葉のスポンサー企業になりました。」
2023.2.7
スポンサーとは、スポーツチームやアスリートに対し、広告などを目的に金銭を支出する団体や個人と定義される。 話題は変わるが、昨年のジェフユナイテッド市原・千葉の順位は10位。 今年も所属ディヴィジョンはJ2リーグ。 2009年に降格を経験して以来、1度もJ1復帰を成し遂げられていない状況だ。 しかし、そこに全く興味はない。 なぜなら、勝負事は勝つ時もあれば、負ける時もあるからだ。
「どうせ働かない時代が到来するのだから、最後くらい楽しく働こう。」
2023.1.26
野村総合研究所が「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に」と研究結果を2015年に発表していたことを思い出した。 10~20年後には、その未来が到来することを意味する研究論文なのだが、もう7年が経過したことになる。 私は大学1年の冬、この報道を聞いた時、そんな未来が到来するとは思ってもみなかった。 その時はインスタグラムも流行していなかったし、YouTube
「シンギュラリティ×日本酒」
2023.1.16
「シンギュラリティ」という言葉を知っているだろうか? 日本語では技術的特異点と訳され、AI研究者のあいだで使用されるようになった言葉である。 どのような意味なのか説明すると、人と人工知能の臨界点を指す言葉として、人の脳と同レベルのAIが誕生する時点を表している。 要するに人よりも賢い機械が人類に影響を与えることだ。 人工知能研究の第一人者である、レイ・カーツワイル博士は、「2