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100年後も色褪せない仕事

200年後、300年後、500年後も語り継がれる仕事とは?自分の心のなかに、ひとつの疑問が沸いてきた。仕事をするのであれば誰かの役に立ち、何かを遺せたらという気持ちが芽生えてきた。なぜなら、人は仕事をすることで存在価値を高めて、自己実現に向かって絶えず成長する生き物であるからだ。人は産声をあげた日から亡骸になるまで成長を続けて、自分という存在が消えてしまったとしても生きていた証を残そうとする。それについて人は忘れ去られてしまうことが何よりも怖いのだと捉えている。だからこそ、自らの仕事を通じて何かを伝え、何かを遺すことで、その恐怖から逃れようとする。どのような仕事が100年後も色褪せない価値を生み出す仕事なのだろうか?私は、「絶対的な価値を生み出した者」が100年後も色褪せない仕事をする人であると考えている。例を挙げると、スペインの教会、サグラダ・ファミリアの設計者である「アントニ・ガウディ」や真言宗総本山、東寺を開基した「桓武天皇」注文の多い料理店の執筆者「宮沢賢治」らは100年後も色褪せない価値を生み出した人であることは間違いなさそうだ。その他にも画家、作家、書道家、陶芸家、作曲家、演奏家、発明家、政治家、研究者、医者など、ありとあらゆる職種で人々の記憶のなかに刻まれるような仕事をした人は存在する。功労者たちは何を考えて仕事と向き合っていたのだろうか?この問いに「100年後も色褪せない仕事」の解が隠されているのだと思う。私は「常に周囲に気を配りながら自らを表現した者」が素晴らしい仕事をした人なのだと思う。己の正義を貫きながら平和を愛し、完璧を目指して仕事と向き合う人。それは優しくて強い人を意味する。私も「100年後も色褪せない仕事」が出来るのかは別としても、お客様の記憶に残り続ける企業を目指していきたい。企業の運営も壮大な作品づくりだと認識を深めながら日常を大切に過ごしていきたい。

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