見出し画像

言語の壁

こんにちは。
現在デンマークのスカンディナビアホイスコーレに留学しているものです。

今回は、留学中のストレスについてつぶやきたいと思います。

留学は日本にいたら絶対に体験できない素晴らしい経験や美しい世界を知れる一面、日本にいたら絶対にない状況に遭遇します。
その最たるものが言語問題です。

私は、この学校に来る前にオダ―ホイスコーレという別のデンマークのインターナショナル学校にいたため英語でのコミュニケーションには問題はありません。しかし、現在の学校の生徒は私以外全員デンマーク、ノルウェー、アイスランド、スウェーデン出身のためみんなデンマーク語を理解できます。そして、学校の運営方針は全面デンマーク語で必要があればその都度英語に切り替えるという感じです。なので感覚としては、ほぼわたしのためだけに英語を使ってくれるということです。

この学校は専攻科目(わたしは建築)があってほとんどクリエイティブな作業がメインで、私の先生は英語ですべて説明してくれる or 質問したら教えてくれる。なので授業自体に問題はありません。また、学生はみんな流暢な英語を喋れる(北欧の人々は人口が少ないこともあって小さい頃から英語のアニメや映画に触れているため非常に英語に堪能)ので一対一の会話も問題はありません。

しかし、グループ、大勢の中にわたし一人が混ざってしまうと非常に生きずらくなります。少人数であれば、私の英語のテンポに合わせてくれるのですが、4、5人以上になってしまうともうデンマーク語、ノルウェー語...。が止まりません。泣
それも、ノルウェー語、デンマーク語、スウェーデン語はお互いが派生してできた言語のため、母国語を喋ってもお互いに理解しあうことができます。
それでも、やはり同じ国籍の人同士で固まっているので聞き取りづらいこともあるのでしょうが。

わたしは日本人一人ということもあってどこのグループにも属せずフラフラしているわけですが(笑)
食事は食堂に集まってみんなで一斉に食べます。その時に座る場所を間違えると非常に気まずいご飯になってしまいます。
全く分からない言語(留学当初は習得しようとDuolingoをしたりしていましたが本当に聞き取れずほぼ諦めています。(笑))に囲まれて会話に一ミリも入れずにどこを見ればよいかもわからず黙って食べる瞬間程精神的に苦痛な時間はありません。特にみんなが何に対して笑っているのかわからない瞬間がしんどくて、まるでわたしは透明人間で、私は全く必要とされていない人間で存在否定された気分になります。
そのため、なるべくグループで固まっていないところに座るか、話しやすい人の隣に座るか、端っこに座るか、時間をずらして食べるかをして工夫しています。また、ノルウェーの人たちと対人距離感が似ているのか、非常に仲の良い子ができてその子とゆっくりと二人で食べることもあります。
なるべく自分に負荷をかけず、リラックスできる環境をつくるようにしています。


そんな中で
「通訳するからいつでも頼ってね。人は頼られることが好きなんだから。」
と言ってくれる子がいたり、
「How are you? How you feel? あなたは本当に勇気があってかっこいいね。」と言ってくれる子たちもいて、本当に人の温かみを感じる機会が多いです。

これらの感情は、大勢の人々と共同生活しながら学ぶという特殊な環境で、更に言葉の分からない地にいるからこそ経験できることであり、少人数の人の立場になって行動すること、日本にいる外国人の気持ち、どういう風に接すればよいかが身に染みて学べていると思います。

さらにこの経験は私自身への大きな自信となり、強みとなることを確信しています✨


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?