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Webライターとして「100万文字」書いて、気付いたこと

100万文字。

YouTuberだと「100万人」はかなり嬉しい出来事みたいだけど、果たしてWebライターにとっての「100万文字」がスゴイことなのか、正直分からない。

でも100万という数字が、ちょっと嬉しかったのは事実(笑)

で、ここからが本題だけど、Webライターを始めて約3年。ざっと100万文字近く書いてきて、自分なりに気付いたことは次のとおり。

・はじめの1~2記事は、やっぱ辛い
・ライター業の本質は、調査
・焦りは、NG(急がば回れ)

はじめの1~2記事は、やっぱ辛い

新規のクライアントと仕事をする時は、やっぱり辛い(笑)。特に、はじめの1~2記事に時間が掛かるのは、3年前も今も変わらない。

理由は、納品フォーマットや、表記のレギュレーションがクライアントによって違ったり、「この情報を参照しようかな」ってデータを最初から見つけないといけなかったりするから、だけど。生みの苦しみ?っていうのか、「良い記事をつくろう!」って意識もかなり強くなるから、精神的にもドッと疲れる。

結局、どんなに文字を書いても新しい仕事には"まっさらな状態"で臨むことになる、ってこと。でも「この苦しみを過ぎたら、ストレスなく執筆できる(今よりももう少し楽に書ける)世界が待っている」って思えるようになったのは、成長かも。

Webライター始めたての頃は、「こんなにやることが多くてこの低単価はなんだ!」と憤ってPCをひっくり返したくなることもあった…(笑)。あれは若気の至りだったみたいで、ライター業を3年やってちょっとオトナになった今、「人間には、“慣れ”という素晴らしい力がある」ってことを学んだからこそ、最初のハードルを焦らず飛び越えられるようになった。

ライター業の本質は、調査

これは巷では良く言われてることみたいだけど、あながち間違ってないかな~、と。

僕自身、小さい頃は自分で小説を書いたり、クロスワードを作ったりと、「文字」に対する興味は人一倍強かった(と思う)。だから、まさに文字を書く「ライティング」という仕事は、天職だと思ったし、今も思っている。

でも、ライター業の本質は、おそらく「書くこと」ではない。そもそも検索結果に乗ることが至上命題のWebライターの仕事にとって、「文章がうまい」のは、当たり前。その上で、Googleが求める記事にいかに仕立げられるか、ってことが大切で。

これは僕が伝えるまでもなく、SEOに詳しいプロがたくさんいるので話はその人たちに譲るけど、Webライターの視点で見たときに注力できるのは、「調査」の部分かなと。

特に「記事の信頼性」が欠かせなくなっている時代にあって、たとえば公的機関のデータを参考にする、個人のブログは参考にしない(参考程度に留める)ってことが、かなり大事になっている印象を受ける。事実、クライアントからの指示でも増えている。

一方で、「書くことが大好きな」ライターにとって、調べることはどうしても二の次にしがち。

でも、この「調査」をいかに丁寧にできるかが、継続を受けられる(信頼される)ライターになる上で欠かせないポイントだなーと、ようやく気付いた。

焦りは、NG(急がば回れ)

これはどんな仕事でも言えると思うけど、焦っている時ほど冷静になったほうがいいってことも、実体験として分かるようになってきた。

Webライターの仕事の宿命は「納期があること」だけど、仕事が重なると、どうしても早く書き上げよう、早く提出しよう、って焦りがち。で、多くの場合、そんなときの記事は編集者さんからダメ出しが入ったり、誤字脱字が多かったりと、記事の信頼性だけでなく、自分の信頼を落としてしまうんだよね…。修正で2倍の手間がかかる、なんてことも“あるある”だし。

僕もご多分に漏れず、ライターを始めて1~2年は「早く書き上げること」が正義だと思ってた。でも最近は、その意識は薄れてて。

もちろん、早く書き上げるに越したことはないけど、信頼が落ちるとか、修正の手間が増えるとか、のリスクを考えると、結局は「急がば回れ」で執筆したほうが大事だってことも、(今さら遅いかもだけど)気付いた。

ちなみにこっからは余談だけど、

「記事をいかに早く書き上げるか」ってノウハウが出回っていてて、あれはあれでテクニックとしては有効だけど、本質からはちょっとズレるのかな、って。

短期的には成功するかもだけど、クライアントとの長期的な関係を考えた時には“毒”になる可能性があるかも、だから、まずは執筆に時間を割けるように時間をつくる、キャパオーバーにならないように仕事の受注のし過ぎに気を付ける、ってことのほうが大切かも、と思う。

次は「200万文字!」とは、言わない

100万文字書いたから次は200万文字、という世界ではないので、この先も粛々と、クライアントが求める記事を作り上げる、ということは変わらない。

でも、自分でも驚くほどの文字を書いてきて、それでもWebライターって仕事に飽きが来るどころか、仕事をワクワクしてやれているのは、やっぱり「好き」な仕事に違いない。

「俺って、書くのがホント好きなんだな」「Webライターに出会えて、やっぱ良かったな」

って改めて気付いたのが、一番の学びかもしれないな〜。

▼Webライターについて思うところは↓の記事でも書いているので、よければどうぞ。

脱サラ×Webライターを目指したわけ

「価値の高い」Webライターになるには?


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