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【江東区】STOP!園児虐待「保育の質向上について」江東区に聞きました

みなさん、こんにちは!

助産師・看護師・一児の母
がん・不妊治療経験者
江東区議会議員の酒井なつみです。

江東区議会の11月議会の取り組みを、順にご報告します!

今回のテーマ

今回のテーマは「保育施設への支援と保育の質向上について」です。

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認可外保育施設への物価高騰対策補助が決定

まず保育施設への支援についてですが、12月15日に補正予算審議で質問の機会を得ましたので、認可外施設への支援について確認しました。

今回の補正予算では、認可外保育施設への物価高騰対策補助として、一施設あたり2万円が支給されます。

保育サービス事業者緊急支援事業(認可外保育施設への物価高騰対策補助)
財源:都支出金600万円、10割
対象施設:区内43施設(ベビーホテル、事業所内、企業内、院内、その他)
10月〜3月まで6ヶ月間、月2万円支給。
施設規模や定員に関わらず一律。

Q.認可外施設への補助について、これまでに実績はあるか。
施設のニーズは把握しているか。

A.認可外保育施設への補助は初めて。
施設とやりとりする機会がなく、ニーズが届いたこともない

Q.保育施設全体を網羅しているか。

A.これまで認可・認証保育所等に支援を行ってきており、これで保育施設全体に対して一定の支援を行ったことになる。

こちらは、全会一致で可決されました。

保育の質向上について

静岡県裾野市において、私立保育園の保育士3人が不適切な保育をしたといて逮捕される園児虐待事件がおきました。1歳児クラスの園児を宙づりにしたり、叩く、つねる、暴言を浴びせる、閉じ込めるなどの虐待行為をしたというのです。
今回事件の起こった私立さくら保育園は、入園希望者も多く、評判も良かったとの報道がされています。

しかし、7月に虐待行為を訴えた職員がいたものの、園が市に報告したのは8月。市長が概要の報告を受けたのは11月。特別監査に入ったのが12月
と、責任感、スピード感に欠ける対応でした。


本来安全な場でなけれなならない場所で、子どもたちへの虐待は到底許されるものではありません。
また、通報・相談があった際のスピード感のある対応も必要です。

声を挙げられない子どもたちを守るのは大人の重要な役割です。

厚労省では、12/7に虐待対応に関する対応について事務連絡を各自治体に発出しています。

静岡県裾野市園児虐待事件を受け、区の対応について

再発防止や、課題や必要な取り組みに関する調査が必要だと考え、早急に区の対応を確認しました。

保育課長からの答弁:
12/1に臨時で園長会(区内認可・認証保育施設)を実施し、虐待防止対策(虐待定義の再確認、保育の自己点検の実施、内部通報の制度確立)の徹底を依頼した。
また、1月にすべての保育施設の職員(多職種)にアンケート調査を実施する。

保育の質向上に向けた今後の取組と課題について

区に聞きました。
答弁:
毎年の施設検査において運営実態の把握や指導を行う。
無償化対象外の認可外保育所については施設検査の権限がないため、東京都と連携していく。

政策提言したこと

区の対応を受け以下を政策提言しました。

要望:
①保育所等における虐待予防に関する各種取り組み
手引やセルフチェックリストの活用、リーダー層への啓発と教育、通報や相談窓口の周知、保育士登録の取り消し など

②庁内での重大性に応じた組織対応と報告基準の確認

③できる限りすべての園が第三者評価を受けること

④平時から職員アンケート・メンタルチェックを実施

おわりに

園長会開催やアンケートの準備など、すぐに区が対応していることに安堵する一方で、虐待予防・早期発見・早期介入のためにできることはまだまだあると考え、要望をしています。

保育士をはじめとした保育関係者が笑顔で働くことのできる環境作りが重要です。区独自に保育園で働く職員(園長、保育士、栄養士、看護師など多職種を対象)に向けたアンケート調査を行うことを決めたことは評価できると考えています。

子育てや保育は原始的なもので、思うようにコントロールしたり、簡素化や省力化はできません。(大変ですよね)

当事者(保育関係者)の声もよく聞き、サポートや制度づくりに努めたいと思います。

今後も区の取り組みを注視しながら、足りないところがあれば提言を続けます。

引き続き、声を届けてください。

区議会インターネット動画でもご覧いただけます
23分28秒ごろからが本記事の質疑です。

2023.3.3追記


アンケートの実施について

議会にて、アンケートの実施について報告がありました。
集計・分析を行っていくとのことです。


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